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木材の基礎知識

(1) 木材の断面組織

木材の断面組織
白太(しらた)
sap wood
赤身(あかみ)
heart wood
髄(ずい)
pith
木材の樹皮に近い周辺部。心材に比べて淡色で、腐りやすく、虫が付きやすい。白肌とも書く。また、辺材、白材(はくざい)とも言う。 木材の内部の色が濃い部分。樹種によっては色で判別できないものもある。辺材に比べ耐朽性があり材として利用価値が高い。「赤味」「赤肌」とも書く。また「心材」ともいう。 木材の中心のごく細い軟らかい部分。樹心とも言う。

(2) 道管の配列

木材の道管配列

道管は、円筒形をした細胞で、水分が上昇する通路となる。道管が無い単純な構造をもつ針葉樹に比べると、広葉樹は複雑に道管が配列し、環孔材、散孔材、放射孔材などに分類される。

環孔材(かんこうざい)
rings porous wood
散孔材(さんこうざい)
diffuse porous wood
放射孔材(ほうしゃこうざい)
radial porous wood
道管の分布が、年輪に沿って環状に配列しているもの。木目がはっきり表れる。ケヤキ、ナラ、キリ、セン、チークなどに見られる。 道管の分布が無差別に散在している材。木目ははっきりしないが均質である。ブナ、ホオ、サクラ、カツラ、シナなどに見られる。 道管の分布が、樹心を中心に放射状(半径方向)に配列しているもの。カシなどに見られる。

(3) 木目 (もくめ) grain

板目と柾目

板を製材したときに現われる年輪などの模様。木理のこと。板目、柾目、杢目に大別される。

板目(いため)
flat grain
柾目(まさめ)
straight grain
杢目(もくめ)
figured grain
丸太の中心からずれて挽くと、年輪が平行ではなく山形や筍形の木目が現れ、これを板目と言う。 丸太の中心に向かって挽いたときに現れる年輪が平行な木目を柾目と言う。板目と比べ歩留まりが悪くコスト高になるが、反りや収縮などの狂いが少ない。 木目などの紋様で、特に装飾価値が高い紋様を「杢」と呼んでいる。ブナ科の虎斑杢やメープル等に現れる鳥眼杢、トチ、シカモア等の縮み杢の他、縞杢、葡萄杢、牡丹杢、鶉杢、如鱗杢などがある。
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