かごや/自然素材のかごバッグ やまぶどう、くるみ、あけび、さくら

愛される籠プロジェクト やまぶどう籠『まちこ』が誕生するまで
2007年6月 かごやにて

倫子さんの本『きもの便利帖』に、かごやの籠が紹介されることになり、はじめて倫子さんにお会いする。その時に、かごのプロデュースをお願いする。倫子さん
「ゼロからものを作ることが大好き!」と快く依頼を受けてくれました。



『きもの便利帖』
河出書房新社

浴衣姿でお出迎え
2007年10月上旬 「はじめの一歩」

倫子さんにやまぶどう籠のことをより深く知ってもらう為に籠を手にとってもらいながら、お話。

かごや~最近のぶどう籠事情・・・やまぶどうの良いトコ・・・

・やまぶどう籠はご婦人世代の限られた方が持つ敷居の高いものというイメージがあった。
・かごやで色々なデザインの籠を製作し価格を抑えたことで、30~40代のファンも増えてきた。
・もっと若い世代の人にも一生ものの、このかごをもっと持ってもらいたい。
・籠と言ってしまうと夏のイメージですがやまぶどうや、くるみの籠は、季節を問わず持てる。
・いつも持っていると、どんどん味のある色合いに変化。
・時と共に育てられるかごなんです!ということ。


倫子さん~こんな籠が作りたいな。 

・かわいいものが好きなひとが共感してくれる籠。
・かごひとつで色々楽しめるといいな。
・内布を着せかえたり。。
・出来上がった籠にはカードも添えたいな。

倫子さんは、敷居の高いイメージの着物をもっと気楽に楽しく着ようよ!
ということを書籍などを通して人々に伝えています。

そんな風にやまぶどうの籠も多くの方に持ってもらいたい。

話をしていくうちに、倫子さんと私たちの思いがどんどん重なってきました。

倫子さんへかごの素材、編み方など、いろいろな籠についての説明『う~ん。いろいろな編み法がありますね。』と倫子さん
初めての打ち合わせ、最初はとても緊張しましたが、お話しているうちにみんな夢中になってました。『大人かわいくて、着物にも洋服にも、季節を問わず、一年中持てる籠』を目指して。『愛されるかごを作るぞ!プロジェクト』(倫子さん命名)がスタートしました。
"かごや"のやまぶどう籠に"かまわぬ"の『あずま袋』を合わせたら、ぴったりだったそう。愛される籠作りでは、『内布にも力を入れたい。洋生地で、ポップなものがいいな。水玉とか。』と倫子さん。
2007年10月下旬 かごやにて

倫子さんの考えてきてくれたたくさんのデザイン画や生地を見ながら打ち合わせ。『ものを作るときこんなのあったらいいなをいつも大切にしている』と倫子さん。
アイディアがちりばめられたデザイン画の中から、どんどんイメージを
膨らませていきます。


倫子さん
 「内布が簡単に付けられて、裏表リバーシブルで、取り付けられないかしら?内袋を裏返してくるみの模様部分が隠せるといいかも。」

かごや 「取手がじゃまになりますね。位置を少し下げてみましょう。」

倫子さん 「取手も長めでかわいらしいものがいいな。」

かごや 「それなら、六つ編みの取手が良さそうですね。」

倫子さん 「籠に飾りでコサージュを付けてもいいかも。

かごや 「くるみのお花パーツはどうですか?」

倫子さん 「籠にポイントになるような市松模様を入れてみたい。」 

かごや 「皮肌が落ち着いた色味のやまくるみを合わせてみましょう。」

倫子さん 「上部を透かし編みにして、帯締めや生地を通してみたら。」


話があちらこちらとなりつつも、だんだんとイメージが固まってきます。
具体的なサイズを考えながら、スタッフtakaさんが設計図を起こします。

設計図1


設計図2
2007年11月上旬 神楽坂の赤城カフェにて

倫子さんが持ってきてくれた小物を、これから出来てくる籠を想像しつついろいろ合わせたり、takaさんの描いた製作図をみながら細部について話し合い。帰りに近くの赤城神社へお参りに行く。

どんな小物が合うかしら?

倫子さんのかわいい小物達

愛される籠ができますように
2007年11月下旬  吉祥寺おちゃらかにて

出来上がってきた2種類の試作品のかごを見てもらい、その後、内袋に使う生地を探しに生地やさんへ。『籠の後は、内布ですね。ここが肝心です。』と倫子さん。時間を忘れて生地選びに没頭。

市松模様と透かし編みの試作品

『試作品の籠、いい感じ』
2007年12月中旬 新宿和の膳ろいすにて

内袋の試作品が完成。籠に実際合わせてみる。具体的な柄を絞ったり、付属品の豆本のことを話し合う。内袋の柄と帯の柄がお揃いだったら素敵。。。というアイディアも出たりといろいろなことが、だんだんと形になってきました。

試作品の内袋。エレガントな花柄とポップな柄のピンク色のリバーシブル。 生地選び、悩むなぁ
2008年1月下旬 かごやにて

籠も上部にくるみの編みこみ模様があるものに決まり。内袋の布地も、紺地に白の水玉模様と明るい花柄に最終決定と籠の豆本の打ち合わせ。豆本に倫子さんの洋服姿を載せることに。「ひゃー洋服どうしよう!」と倫子さん。

倫子さん 「ところでこの籠に名前を付けませんか?『君野倫子プロデュース愛されるやまぶどう籠』では、長すぎるし。。例えば『まちこ』とか。」

かごや 「なるほど、次回打ち合わせまでにいい名前いくつかを考えますね。」

もうすぐ完成する
籠を持ってにっこり
2008年3月上旬 阿佐ヶ谷のスタジオZEN 

いよいよ大詰め。豆本等に使用する撮影です。洋服姿の倫子さんを見るのは、はじめて。倫子さん「はずかしい~」とおしゃっていましたが、洋服姿もさわやかでかなり素敵でした。

撮影後、打ち合わせ。

かごや 「ところで名前どうしましょう?メールでお知らせした『ポップリ(ポップで、倫子さんの籠なので)』はどうでしたか?」(さとみ店長のノリ?で閃いたネーミング)

倫子さん 「、、、」

かごや やっぱり・・(^_^.)・

かごや&倫子さん
 「う~ん」

倫子さん 「籠の上部が市松模様だから『市松』」

かごや 「男の子?」

なんだかんだと時は過ぎ~そしてやっぱり、あの名前が離れない~。
  
              『まちこ』

そう、前回の打ち合わせで倫子さんが一番最初に言った名前。。決定!

さすが倫子さんポーズもバッチリ
2008年03月上旬 神楽坂カフェココットにて

やっと完成!やまぶどう籠『まちこ』
うれしい!『まちこ』デビューのお披露目に神楽坂カフェココットさんに3月いっぱい展示させてもらうことに。ココットカフェさんは、そのものにストーリーがあるものを置いてくれるお店。倫子さんがその話をオーナーさんから聞いた時、「まちこ」がぴったり!と思ってくれたそうです。グットタイミン~グ!




※内袋と同じ生地でできている『君野セレクト帯・つくり帯』も居内商店さん(呉服屋さん.com)で購入できます。 
 


君野倫子さんプロフィール


着物を中心とした執筆業、着物や和雑貨の企画プロデュースを手がけるプランナー。着物、手ぬぐい、歌舞伎など、古き良き日本文化を現代の感覚で楽しむことを提案している。


ブログ『きもの箪笥*きものメモ』  http://www.k2.dion.ne.jp/~rinko-k/

『歌舞伎のかわいい
衣裳図鑑 』

小学館
『きもの便利帖』
河出書房新社
『君野倫子のきもの
着せかえあそび』
MCプレス
『君野倫子の
おせっかい着物暦』
小学館
『着物まわりの
手づくり帖』
小学館
『ハイカラ
手ぬぐい案内』

河出書房新社
『平成着物図鑑』
河出書房新社


[編集後記]

はじめはどうなるんだろう・・と、かなりドキドキでしたが、倫子さんとの籠作りを通して気づかせれたこともたくさんありました。話をしていても充実感でお腹いっぱい。。というか倫子さんオススメの場所で平日の昼下がり、ご飯やお茶できたのもうれしかった~。さまざまな場面で倫子さんにしっかりとさりげなく引っ張っていってもらった気がします。同じ方向を見て進んでいくことって素晴らしいことです。あの日、思い切ってお願いして本当に良かった~。(さとみ店長)

「着物や和雑貨が好きというよりも私は 君野倫子さんが好きなのです。」「きものきせかえあそび」の写真撮影用にやまぶどうの籠を取りにいらしたスタッフさんの一言。こんな風に 人を魅了する君野倫子さんてどんな方だろう?と思っていました。多忙な中でも 大切に 丁寧に 愛情かけて仕事に取り組む姿勢や「出来ない」ではなく、「出来ることはないか」考える前向きさ周囲の人へのさりげない思いやりなどお会いするたび 私も見習おう!と背筋が伸びて、さわやかな気持ちになるそんな方です。倫子さんのセンスとアイデアがかごやの技と一緒になってこんなに素敵な籠が出来ました。たくさんの人に可愛がって貰えたら嬉しいです。(スタッフTAKA)

わーい。『まちこ』誕生とってもうれしいです!はじめての試みで、ハラハラドキドキしましたが、新しい多くのことを学べました。店長と大久保通りを走ったり、ココットカフェさんのゆず茶がおいしかったり、籠の名前に頭をかかえたり、打ち合わせのときの倫子さんの着物姿に見惚れたりなどなどいろいろと思い出されます。倫子さんのようなキュートで素敵な『まちこ』で、おしゃれを楽しんでほしいです。(スタッフSINO)

↑春らしい花と大人の水玉のリバーシブル♪
山ぶどう籠「まちこ」発売スタート

今日から発売スタートしました。
すでに嫁入り先が続々と決まっているそうです♪ありがとうございます。
どうぞ、それぞれの「まちこ○号」を大切にしてやってください。
いつか、「こんなにうちの「まちこ○号」は育ちました」なんて、いっぱい可愛がってくださって、お顔ツヤツヤの「まちこ」見せていただけたら楽しいだろうな~(山ぶどうは手でなでなですると、手脂でツヤツヤに光沢が出てきます)。


和装工芸 かごやさんのHPで「まちこ」のことをとても詳しく書いてくださっています。制作裏話もちゃんと!恥ずかしながら・・私の洋服姿も(!)。洋服にも着物にも、全然OKです!
もう私が説明することは何もない・・感じですが、少しだけ。

山ぶどうの籠って、素朴でシンプルで渋いイメージがあります。素朴・シンプル・渋いって、それはもう山ぶどうが本来持っている良さで、大人な感じがしていいですよね。当然、このシンプルな「まちこ」は基本です。このまま持つだけでもう十分なんですが(笑)、たまには雰囲気変えて持てたら楽しいなって思ったわけです。しかも籠って夏モノって思っていらっしゃる方も多くて、その季節季節で内布を替えられたら、表情が変わって、飽きがこないし楽しいかなと。


↑これも、大人っぽくおすましした「まちこ」です。
小ぶりで可愛らしいの籠なので、お母様がお嬢さんにプレゼントするのも素敵です。
山ぶどうは一生モノで、いわゆる革と同じ、使えば使うほど色も風合いも良くなっていきます。かごやさんでは修理もしてくださるので、さらに安心です。


ちょうど新しい門出の時期。山ぶどうの籠をプレゼントして、一緒に長く持っていただけたら嬉しいなぁ~と思います。時計や万年筆のプレゼントの代わりとか、どうでしょう?(笑)。

着物も山ぶどうの籠も同じです。
若い人にも、モノを大切に長く使うこと・・育てること、知って欲しいなと思います。
敷居が高い、手が届かない・・そう思っている人が多いのも同じ。
少しでも身近に、気軽に手が届く・・・でも、可愛いモノを!

さて、くるくると表情が変わる・・「まちこ」は続きをどうぞ。


布は取り外せるので、表裏の2種類。さわくるみの花飾りも取り外せるのでお好みでつけたり、はずしたり(ヘアゴムにもなります♪)。ちょっとしたことですが、6つの表情がある可愛い「まちこ」です(←親ばか・・です)。



最後に・・きっと、「がんばって安くしたのよぉ~~」なんて、かごやさんの口からは言いにくいと思うので代弁します(笑)。

今回のプロジェクト進行中から、私は「まちこ0号」を持ち歩いていたんですが、すでに「山ぶどう」をご存知の方は、必ず『あれ?』と振り向くので、すぐわかりました(笑)。また、私が『山ぶどうの籠、作ってるんですよ・・』ってお話すると、たいてい『山ぶどうって、普通に8万とか10万くらいして・・高いのよね~~~』と、ほとんどの方が口を揃えておっしゃいました。3万円以下・・というと、『え?』と驚いて聞き返されること多々。しかも、さわくるみの花かざり、豆本、内布もついてます!ほとんど、この3点はおまけ同然なんじゃないかと・・私は思っています。

私はスタッフの皆さんのがんばりを知っているので、愛を感じていただきたいと思います♪


実物をご覧になりたい方は、ココットカフェさんでも展示中です。

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雛の小物たち
会場: ココットカフェ 新宿区津久戸町3-12 筑土八幡神社前    
開催期間 3/1~3/31 
梅小物展  皆見伊津子さん
山ぶどう籠 「まちこ」デビュー展  君野倫子xかごや
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