テレビアンテナ大特集 〜選び方から配線まで〜


BSアンテナを取り付けてみよう

 「BSアンテナを自分で取り付けてみたいけど、上手く受信が出来ない。これってもしかして初期不良・・・?」

 そんなお客様の疑問に答えるべく、スタッフがベランダの手摺りに、必要な金具がセットになった「BS/CSアンテナセット」を取り付けてみました。基本的にはそんなに難しい工事ではありませんが、ちょっとしたコツが分かれば、ぐっと短時間で設置する事が可能です。上手く受信ができないとお悩みの方は、ぜひ、参考にしてください。

 ただし、ベランダ手摺り以外の「屋根上設置」「壁直付け」は危険を伴いますので専門家にお任せ下さい。

【設置方法】 設置場所を決めましょう

 まず、アンテナの設置場所を決めましょう。方角は午後2時頃に太陽がある方向(おおむね南南西)で、空が見渡せる場所が必要となります。一番簡単な方法は、ご近所のBSアンテナがどっちの方角を向いているかを確認する事です。この方法で設置の可否を判断しましょう。

取付前の確認事項

 設置する場所が決まったら、セットの金具を手摺りに取り付けます。一般的な手摺りであれば問題ありませんが、特殊なデザインや手摺り間隔によっては取り付けられない場合もあるのでご注意ください。上記図面は一般的な金具の寸法です。

 このとき、アンテナの向いている方角に障害物が無いことを確認します。空が見えている事が大前提となりますが、樹木であっても、電波を妨害してしまう可能性があります。

作業時の安全を確保します

 マンションなどの高層住宅の場合はアンテナや金具の落下は非常に危険です。最悪の場合加害者になってしまう事も有りますので十二分に注意しましょう。取付時にロープや丈夫なひも【写真】で安全を確保するのはもちろん、強風などで落下しないように堅牢な取付をおこなってください。強度が不足していると、強風時に受信が不安定になる場合があります。

金具を手摺りに取り付けます

 付属のレンチを使って、取り付け金具(ベランダの手摺り専用)をしっかりと固定します。パラボラアンテナはその構造上、風の影響を受けやすいため、ナットの締め付けがゆるいと強風でずれてしまう事があります。手で力一杯揺すっても微動だしない頑丈な取付が必要です。揺れてしまうレベルの固定強度だとすぐにずれてしまい、BS放送が見られなくなります。

■金具の垂直を確認しましょう

 アンテナマストの取付は地面に対して垂直に行って下さい。マストが垂直でないと、アンテナを左右に動かすたびに「仰角」がずれてしまい、調整が非常に困難になります。プロは必ず水準器で確認しますが、お持ちでない場合はスマホの水準器アプリ【写真】などを利用する方法もあります。

アンテナの「仰角」を合わせます

 金具の取付が完了したら、アンテナの「仰角」を合わせておきます。「仰角」とはアンテナの上向きの角度の事で、お住まいの地域で決まっています。アンテナの取付部分に記入されている印にお住まいの地域を合わせて固定します。

 大阪は(41.4度)ですが、仰角は南に行くほど高く(那覇:53.1度)、北に行くほど低く(札幌:31.2度)なりますので、取扱説明書でご確認下さい。

アンテナを金具に取り付けます

 仰角を合わせたら、アンテナ本体を金具に取り付けます。この後、左右の角度調整が有りますので、固定ネジは仮止め状態にしておきます。仮止めは弱すぎず、強すぎずがコツ。グラグラせず、しかも左右に1度単位の微調整が行い易い強さでネジを締めましょう。

 アンテナ本体は重量約2.0kg程度(45cmモデル)、取付金具も約3〜4kg程度ですが、持ちにくい構造のため、落下などには十二分にご注意下さい。

アンテナ線を接続します

 アンテナのコンバーターに接続したアンテナ線を、BSチューナー内蔵のテレビ、レコーダーに接続します。最近の薄型テレビは「地上デジタル放送」と「BS/110度CS」の入力端子が別々になっているので間違えないようにご注意ください。

 調整時はなるべくアンテナから直接テレビ/レコーダーにアンテナ線を接続しましょう。分配機や使っていない機器を接続していると、一部の信号にノイズが入ったり、電波が弱くなったりして、調整の障害になる場合があります。

テレビ側で電源供給の設定をします

 BS放送の受信にはアンテナへの電源供給が必要です。アンテナを接続したテレビ/レコーダーの設定画面で「電源供給をON(供給する)」を選択。これでBSアンテナへの電源が供給されます。

 接続するテレビ/レコーダーによって電源供給の設定方法は異なります。詳しくは取扱説明書をご確認下さい。

■調整は晴れている日に行いましょう

 BSアンテナの調整は結構シビアなものです。天候が悪い環境下では電波が弱くなり、調整がより難しくなります。なるべく雲の少ない、晴れた日に実施しましょう。

【調整方法】 大体の「方位角」を決めます

 それでは調整を行いましょう。まずは、大体の「方位角(左右)」を定めます。目印は「南南西(SSW)の方角」または「近所のアンテナの方角」を参考にして、大体の方位角が決まったらマーキングをしておきます。スマートフォンで「磁石」「コンパス」「Compass」などのアプリを使うと便利です。

■「1度」単位で「5秒待機」が原則

 「1度」単位で「5秒待機」がBSアンテナ設置調整の最大のポイントです。「方位角」は1度ずれただけで受信レベルは「0」になってしまいます。また、受信機によりますが正確な受信レベルの表示には約3〜5秒ほどかかりますので、「ゆっくり」「焦らず」「正確に」が大切です。「1度動かす」→「5秒待機」→「レベル確認」を繰り返します。

受信レベルの確認方法は?

 アンテナの設置場所から直接テレビの画面が確認できれば良いのですが、確認できない場合はどうしましょう? 例えば、「ご家族に協力してもらって受信レベルを確認してもらう」「テレビの音量を大きく設定する(受信すると音声が出ます)」「BS対応テレビを設置場所まで持ってくる」「何度もアンテナとテレビの間を往復して確認する」などがあります。

レベルチェッカーを用意しました

 アンテナの設置にとても便利なツールがあります。日本アンテナのBS・UHFチェッカー「NL30S」です。これがあれば設置時にテレビを見ないでも手元でレベルの確認が行えます。しかも、レベル表示の反応が早いので速やかに調整を行えます。業務用のレベルチェッカーは数万円もしますが、こちらは家庭用なのでお財布に優しいのも嬉しいですね。

アンテナレベルを確認します

 テレビ側で受信レベルを確認しているところです。概ね受信レベル「50」以上であれば、常に安定した受信が期待できます。受信レベル約「35」では時々ブロックノイズが出たり画面が止まる事があります。受信レベル約「40」程度あれば悪天候以外は大丈夫なレベルと言えます。

最後に「仰角」を微調整します

 ここまでの設置で概ね終了でも問題無いと思いますが、最後に「仰角」を微調整してみると受信レベルが上がる事がありますのでお試しください。取付金具を垂直に取り付けたつもりでも微妙にずれていることがあります。家や手摺りが傾いているなんて事もあるかもしれません。

■アナログのBSアンテナとは勝手が違います

 以前にアナログのBSアンテナを付けた事がある方が同じ感覚で作業すると、殆どの場合失敗してしまいます。アナログの場合は多少ずれていてもノイズ混じりで受信出来ましたので、最初はアバウトに調整して最後だけシビアにすれば良かったのですが、デジタルの場合は1度ずれるだけで受信レベルが「0」になってしまいます。常にシビアな調整が必要となります。

■こんな調整方法ではダメ!

 どんなにゆっくりでも「〜ズリ〜ズリ〜」と連続して動かすと正確な受信レベルが表示されずに、受信レベルが「0」のまま全く受信出来ない場合があります。必ず「1度」単位で動かして「5秒待機」の原則で調整しましょう。



 日本アンテナから、BSアンテナ設置時に方向を確認するためのスマートフォン向けアプリ「BSコンパス」が無料で提供されています。フリーですが、かなり本格的なアプリなので、ぜひお試しください。



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