パナソニック ビューティ・トワレ「DL-WH40」は、使うときだけ便座とシャワーを温めるという、節電Ｗ瞬間式タイプ。お財布にうれしいだけでなく、お掃除もカンタンとの評判です。

　本当に、簡単に設置することができるのか？ スタッフが取り付けてみて、うわさの清潔性や快適機能も検証します。

　基本的な取り付け部材が同梱されています。取り付け専用の説明書がついていますので、この手順にそって作業を行いましょう。

　そのほかに用意するものは、タオル（雑巾）やバケツ、プラスドライバーです。日曜大工でチェーンの吊り下げ棚さえ完成させることが出来なかった筆者でも取り付けることができるのでしょうか？ 挑戦してみます。

　今回は最近増えている床に止水栓があるタイプのトイレに取り付けます。まずは付属のスパナで止水栓を閉めて、タンクの水も流しきってください（水道の元栓も締めておいてください）。

　給水管を外します。この時にパイプに残った水がもれますので、タオルやバケツなどで受け止めてください。

　付属の給水ホースは分岐水栓とセットになっています。取り付けていきましょう。

　給水ホースと止水栓の間に青色パッキンはさみ、スパナで締めて固定します。極端な閉めすぎには注意してください。

　先ほど取り付けた給水ホースと給水管をスパナで連結させます。これでホース類は取り付け完了です。次はいよいよ本体の取り付けです。

　今回は上部に固定ねじがあるタイプですのでプラスドライバーが必要となります。ネジをゆるめつつ裏側のナットも外して便座を取り外しましょう。

　便座を外すと取り付け穴にゴムが入っていますので引っこ抜きます。ここに新しい金具をはめ込む訳ですね。

　本体に装着されている本体固定板（グレーの板）を外します。

　普段見えない装着部ははこんな感じではまってる事がわかります。本体固定板を取り付けボルトセットで固定します。

　少し浮かせて本体を奥にすべらせカチッと音がすれば取り付け成功です。この手の作業が大の苦手の不器用な筆者ですが、スルッ・カチッと気持ちよくはまりました。

　これで本体回りの取り付けは終わりです。給水ホースを本体に取り付けます。写真は下から見上げて撮ったものです。

　フタを開けた状態ならば色々と細かな設定が可能ですが、フタを閉じると簡単リモコンになります。シンプルで使いやすいですね。

　最後に試運転を行います。お湯が飛び出してこないように便座と便器の間にポリ袋などを挟みます。止水栓を開き各接続部から水漏れがないかもチェックします。

　さあ、いよいよお湯を出してみます。便座の左後部を押しながら、リモコンのおしり、またはビデを押しポリ袋の上から手をあて温水が出ることを確認します。
　ポリ袋でのガードを忘れると、全身水浸しになってしまいますので注意が必要です。

　試運転も成功！今日から日本の誇る家電製品、温水洗浄便座のある生活が待っています。

　お手入れの楽チン度を試してみました。本体の取り付けが簡単という事は、取り外しも簡単ということです。
　こんな普段見えない隙間を気軽にお掃除できるなんてとってもうれしいですね。

　フタだけの取り外しも出来ます。フタの裏側を掃除しようと思って洗剤をスプレーしたら流れて下にボタボタ・・・。なんて苦労から解放されますね！

　なんとノズルがステンレスです。美しく輝いています。水まわりはステンレスが多いですよね。樹脂製よりも汚れが付きにくいからなんです。
　さらにおしりとビデのノズル穴が共通で１つです。どういう事かといいますと、ノズル穴が二つある場合は、構造上お湯が中央からずれて出る場合があるようです。ノズルが1つならど真ん中のジャストフィット！違和感なく使えますね。

　抗菌でおなじみの銀イオンを練りこんでいます。約１時間で99％以上の除菌効果があるとのこと。効果が数値化されてるので安心感があります。
　また、便座表面に傷が付きにくい塗装をしているようで、つるっとした仕上げが汚れてもふき取りやすそうだな〜と感じました。傷が多く付くと汚れが入り込んでなかなか取れないとよく聞きます。

　こちらは脱臭フィルターです。ほこりなどがつまると効果が落ちるそうです。凹部に指を掛けて引っこ抜いてお手入れします。水洗いした時は乾かしてから戻してください。

　近づくとフタが自動で開きます。リモコンの人センサーで感知するようです。フタぐらい自分で開けるわ〜！って思った方もいらっしゃるとは思いますが、いやいや、腰痛のひどい筆者には非常に助かる機能です。お年寄りや妊婦さんにもうれしいですね。もちろん自動で閉まります。
　毎回ウィ〜ンと健気にフタを開けてお出迎えしてくれる姿には愛着さえわいてきそうです。

　最初、部品と施工説明書をチラ見した時は尻込みしそうでしたが、実際やってみるとスムーズに取り付け出来ました。施工説明書にはご家庭ごとの取り付け方法がそれぞれ記載されていますので、お家のトイレに合わせた取り付け方がちゃんと調べられます。

　取り付けが簡単かどうかという質問をお客様からよくいただきます。得意・不得手があるので一概には言えませんが、いろいろな組み立てに挫折してきた筆者でも出来ましたので比較的簡単に取り付ける事が出来るのではないでしょうか。
　「不安だ! やっぱりプロにおまかせしたい」という方には工事も承っております（Aエリアに限ります）。

　電気代がお安くついて、掃除もしやすい、さらに体にもやさしい、色んなツボを押さえたモデルだと思いました。

2016. 7.28.公開(ちよ)