BCI-321/320、BCI-326/325、BCI-7e+9、BCI-3e+6対応『詰替えインク』取扱説明書
ご使用および保管に関しての注意

・本製品はインクジェット専用の詰替えインクです。
・お子様の手の届かない場所に保管してください。
万一、インクを飲み込んだ場合は、水を飲ませ、うがいをさせてください。
また、目にインクが入った場合は、こすらずに水でよく洗い、すぐに医師
の診察を受け てください。
・皮膚にインクがついてしまった場合、時間がたつと落ちにくくなります。
すぐに石けんや水で洗い流してください。
・直射日光の当たる場所を避け、冷暗所に保管してください。

事前にご用意いただくもの

・ペーパータオルか新聞紙
汚れ防止のため、本製品の下に何枚か重ねて使用します。

・ティッシュペーパー
インク吸収および拭き取りに使用します。

・空になった純正カートリッジ(製品には付属していません)


1.純正カートリッジをホルダーにセットする

インク詰め替え時に溢れたり、漏れたりすることを避けるため、「純正カートリッジ」内のインクを使い切っていることを確認してから作業を開始してください。

確認後、 「純正カートリッジ」を「詰め替え用ホルダー」にセットします。


純正カートリッジのセット方向

「詰め替え用ホルダーの」シリコン樹脂部分に「純正カートリッジ」のインク噴き出し口が重なる方向でセットします


ホルダーにセットし難いときは
「純正カートリッジ」を「詰め替え用ホルダー」にセットし難いときは、インク噴き出し口をシリコン樹脂部分に合わせ、逆側の浮いた部分の端上を押して、平行になるよう力を加えてください。


2.ホルダーを立てる

「純正カートリッジ」をセットした「詰め替え用ホルダー」を縦に立てます。
このとき、穴のあいている突起面が上になるようにします。


3.純正カートリッジに穴をあける

「穴開け機」を「詰め替え用ホルダー」上部、突起面の穴に合わせます。
「穴あけ機」を右回りに回して純正カートリッジに穴をあけます。


※穴が開き難い場合は、刃がしっかりかかっていないことが考えられます。
穴をあけるのにそれほど力は要りません。「穴あけ機」先端の刃が純正カートリッジにかかると簡単に回ります。
「穴あけ機」の上から下へ軽く力をかけると、先端の刃がかかり易くなります。


穴が開く位置

穴が開く位置は「純正カートリッジ」のインク噴き出し口のある方の下側になります。


4.穴あけ機を外す

「純正カートリッジ」に穴が空いたことを確認したら、 「穴あけ機」を回りに回してホルダーから取り外します。


※回転させずに無理に引っ張って外そうとすると「詰め替え用ホルダー」や「穴あけ機」が痛む原因となりますので、おやめ下さい。


5.インク注入用カバーを取り付ける

「詰め替え用ホルダー」の突起部分(穴を開けた側)に「インク注入用カバー」をスライドさせながら取り付けます。

※インク注入用カバーは、内側に長い針が付いた形状の物です。






カバー取り付け部分

「インク注入用カバー」内側の針が「純正カートリッジ」の穴を開けた部分に入るようにゆっくり挿しこんでいきます。


6.インクタンクをホルダーにセットする
「インクタンク」を、「詰め替え用ホルダー」の上部突起部分にセットします。
この時「インクタンク」上部の色のついたカバー部分を押さないようにしてください。


※注入するインクの色を間違わないように、純正カートリッジに表示されているカラーとインクタンクのカラーをよく確認してから作業を行ってください。

インクタンクをセットする部分

「詰め替え用ホルダー」を、縦に立てた時の上部の突起部分と「インクタンク」の黒い突起部分を合わせてセットします。


※インクタンクの黒い突起部分にビニールのフィルムが貼られていますが、ホルダーにセットした際に開きます。ご自身で剥がす必要はありません。

7.インクタンクを強く押し込む

「詰め替え用ホルダー」に「インクタンク」をセットしたら、『カチャッ』と音がなるまで上から強く押し込み、さらに2~3回プッシュします。


※インクタンクの上部を押す事でインクタンク上部に空気穴をあける仕組みです。
インクが落ちていかない場合は、しっかり穴が開いていない可能性があります。『カチャッ』と音がしたあと後、さらに2段階押し込むような感覚で上部を押してください。(輸送時などに簡単にインクが漏れ出さないよう固めの設計になっております)


8.インクが注入されるのを待ちます

「インクタンク」をホルダーにセットしたまま1分~程度待ちます。
自然にインクが落ちていき、カートリッジ内部にインクが充鎮されます。
インクタンク内部のインクが全て無くなったら、注入完了です。





9.インクタンクを取り外す

「インクタンク」の内部が空になったら上に持ち上げて「ホルダー」から取り外します。


※タンク内にインクが若干残っている場合は、タンク上部のカバーを2~3回プッシュしてください。空気が送り込まれて、残ったインクが出やすくなります。


10.インク注入用カバーを取り外す

「インク注入用カバー」をスライドさせながら取り外します。


11.純正カートリッジを取り出す

「詰め替え用ホルダー」から「純正カートリッジ」を取り出します。


カートリッジの簡単な外し方

「詰め替え用ホルダー」から「純正カートリッジ」が取り外し難い場合は、カートリッジのつまみ部分を押しながら、本体を上に持ちあげてください。


12.カートリッジをプリンターにセットします
詰め替え作業をした「純正カートリッジ」をプリンタにセットします。


※穴開け機で開けた純正カートリッジ横部の穴を塞ぐ必要はありません。





インクの残量表示について

インクを詰替えて使用する場合、正しいインク残量表示はできません。
詰替え後に「インク残量検知機能の無効化」をする必要があります。

【インク残量検出機能の無効化方法】
①プリンターの電源が入った状態で『ストップボタン』もしくは『リセットボタン』を
10秒間以上 長押しします。(多くのプリンターはこの方法だけで無効化できます)

②プリンタの電源を落とし、プリンタ側の電源ケーブルと、USBケーブルを抜きます。
15分ほど時間をおいてから、抜いたケーブルを差し込み、プリンターの電源を入れて下さい。(①の方法で無効化できない場合にお試しください)

なぜインク残量検出機能が使えなくなるの?

実は、プリンターにカートリッジ内部のインク量を検出機能はありません。
では純正カートリッジを使用している時、プリンターはどうやってインク残量表示をしているのでしょうか?

プリンターはカートリッジを取り付けてから、どれくらい動いたか、どれくらい印刷したかによって、大体の目安でこのカートリッジにはもうインクがないなと、判断しています。

ですので、同じカートリッジにインクを詰替えて使用する場合は、どうしてもインクがありませんという表示が出てしまいインク残量検出機能が使えなくなってしまうのです。

インク残量はどうやって確認するの?

インクを詰め替えて使用している間は、プリンターとパソコンに正しいインク残量が表示されません。
そのため、インク残量の確認は実際の印刷物の状態(鮮明に印刷されない、かすれ等)や、テストプリントの状態を見てインクが少なくなってきた事を判断してください。


インクがカートリッジ内に多少残ってる状態で継ぎ足して使用していただくと、カートリッジ内部の劣化も軽減できます。


まずはヘッドクリーニング!

インクを詰め替えたばかりのカートリッジは内部の綿にインクが浸透していません。
カートリッジ内部にインクを浸透させる為に、プリンターのヘッドクリーニングを数回(1~3回程度)行って下さい。


※ヘッドクリーニングの方法はプリンタにより異なります。
お手持ちのプリンタのマニュアルをご参照のうえ作業を行ってください。

上記の方法で改善しない場合は?

純正カートリッジの内部の劣化が非常に進行しているものと思われます。
新たに純正カートリッジをご用意頂き、純正カートリッジを使い終わった後、数日以内に詰替えを行ってご使用下さい。(純正カートリッジの状態はご使用の環境やプリンター、個体差などでも変わってきます)

詰替えインク(純正カートリッジに詰替える商品)は、純正カートリッジの劣化が原因と思われる不具合については、弊社の1年保障には該当致しません。
予めご了承ください。