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*-- 提灯 --*

お盆には提灯にあかりを灯して盛大に先祖の霊をお迎えして供養するようになりました。
親元を離れて暮らしている子供たちが、年に一度ふるさとに集まって語り合える楽しい日でもあります。
亡くなられてから初めて迎えるお盆を「初盆」といい、普通のお盆よりもお飾りやお供えを盛大にします。
提灯は精霊送迎の意味だけでなく、精霊に安らかに成仏してほしいという祈りと、生前の御恩に対する感謝の気持ちを込めた大変心のこもった先祖供養の表し方という意味で盆提燈がほかのお供え物より多く使われるようになりました。
初盆を迎える家では、仏間の盆だなに、お香のほかに親類や故人と親しかった方々からの回転灯、大内行灯、さらに家紋入り行灯、上からは卵型の岐阜提灯、御殿丸をお飾りするのが理想です。

ご先祖を供養したり、感謝するために、考え出されたものの一つが提燈です。 昔は仏様やご先祖様の霊が帰って来る目印や戻っていく道を照らすために迎え火・送り火として松明やかがり火を焚いていました。 現在では、提灯を飾るようになり一般に普及しています。

一般的には故人の親族より贈られますが親族ばかりではなくお世話になった友人知人が亡き人へ提灯を贈って生前の御恩を感謝することは大変結構なことです。