ハーヴェスト・ムーンのページに登場する用語をまとめてみました。
詳しく知れば、より一層ビールを味わう喜びが増すのではないでしょうか。

発酵に関する用語
上面発酵 上面発酵酵母を使い、15度〜25度と比較的高い温度で発酵をおこない、発酵と熟成が早く進みます。香りが高く、味に特徴のあるビールができあがります。またアルコール分の強いビールを造ることもできます。英語で上面発酵酵母のことを「エールイースト」と言います。
下面発酵 下面発酵酵母を使い、5度〜10度の低温で時間をかけて発酵をおこないます。さらに低温の0度前後の貯酒タンクで1〜2ヶ月熟成します。これにより調和のとれたすっきりとしたビールができあがります。世界で親しまれているビールの多くはこのタイプです。英語で下面発酵酵母のことを「ラガーイースト」と言います。


「ろ過」と「未ろ過」について
ろ過したビール 酵母やたんぱく質が取り除かれ、すっきりとした味わいが楽しめます。透き通った色に仕上がります。
未ろ過のビール 酵母やたんぱく質が入った、豊かな味や香りが楽しめるビールです。常温での品質保持が難しい反面、正しく保管すると味わいの変化を楽しむこともできます。

ハーヴェスト・ムーン定番5種類にはそれぞれ個性があります。使用する酵母や色の違いで分けた下の表を見ますと、ハーヴェスト・ムーンはすっきりからフルーティー、淡色から濃色など、様々な色や味わいのビールが揃っているのがわかります。飲み比べをしたり、合う料理を探したり…。飲み方の楽しさが広がります。お好みのビールをみつけてくださいね。

使用する酵母による味わいの違い
上面発酵酵母 フルーティーな味わい ペールエール
ベルジャンスタイルウィート
ブラウンエール
下面発酵酵母 すっきりした味わい ピルスナー
シュバルツ


色による違い(見た目の違い)
ピルスナー(ラガー)

ベルジャンスタイルウィート
(ハーブエール)
ペールエール

ブラウンエール

シュバルツ
(ブラックラガー)
また、ろ過・未ろ過という違いがあります。ろ過したビールは透明(ペールエール、ブラウンエール、ピルスナー)、酵母入りの未ろ過のビール(ベルジャンウィート、シュバルツ)は少しにごりのある仕上がりとなります。

ピルスナー
(ラガー)
[チェコスタイル]
ベルジャンスタイルウィート
(ハーブエール)
[ベルギースタイル]
ペールエール
[イングリッシュスタイル]
ブラウンエール
[アメリカンスタイル]
シュバルツ
(ブラックラガー)
[ジャーマンスタイル]
チェコの地方都市ピルゼン(Pilsen)で醸造されていたビールで、大手メーカーのビールもほとんどがこのタイプです。ホップを効かせたキレのある淡色系の下面発酵ビールで、苦味はやや強めです。ゴクゴク飲めるすっきりテイストで爽快感があり、どんな料理にもよく合います。 ベルギーにあるヒューガルデン村で醸造されていた白(White)ビールが元祖とされています。原料に小麦を使用し酵母を取り除かないことから白色に近い麦藁色で、小麦特有の香りと酸味、高炭酸が特徴です。原料にスパイス(コリアンダー&オレンジピール)を使用し、苦味を抑えた、フルーティーでさわやかなビールです。 イギリスのバートン地方で醸造されていたタイプの明るい(Pale)の上面発酵ビール(エール)です。イギリス産のエールモルトとホップを使い、ハーブを思わせるおだやかな香りとエールモルトの醸しだす深い味わいがビールの世界を広げます。 もとを正せば古典的なイギリスのエールで、アメリカの意欲的なブリュワリーやホームブルワーが伝統的なこのエールをアレンジして復活させました。米国ホップのあでやかな柑橘系アロマと、フルーティーなアロマが醸す個性的なエールで、これぞ地ビールといったタイプです。苦味は強く、しまりがあり、しっかりしたモルト風味とカラメルフレーバーが特徴です。 ドイツ南東地方で醸造されていたタイプの黒(Schwarz)ビールです。黒ビールによくあるカラメルモルトの特徴(甘味)を抑え、ホップを控えめにすることでローストモルトの風味を引き立たせました。その黒い色からは想像できない、苦味と甘味のバランスが取れた飲みやすいタイプの黒ビールで、ローストフレーバーの香ばしさと苦味が特徴です。
下面発酵酵母 酵母入り:上面発酵酵母 上面発酵酵母 上面発酵酵母 酵母入り:下面発酵酵母

ハーヴェスト・ムーンでは、上記の定番5種以外でも様々な素材を使用した季節限定のビールがございます。例えば果汁を使用しカクテルのようにフルーティーなものや、長時間熟成させたリッチなフレーバーのものなど、楽天市場でも季節ごとにご紹介してまいりますので、どうぞお見逃しなく!