ホテル業界ニュース

ホテル業界ニュース
(2024年 5月 2日号)
■ヒルトン福岡シーホーク(福岡市中央区)に6月1日より、 ファッションドール・バービーとコラボレーションビュッフェが登場。「バービーヒルトン福岡シーホーク(Barbie Hilton Fukuoka Sea Hawk)スイーツビュッフェ」が土日祝日限定で登場する。
コラボビュッフェでは、バービーの世界観を楽しめる店内の中、キュートなスイーツを約20種類用意。バービーのロゴ付きチョコレートプレートをあしらった「いちごマシュマロカップケーキ 」のほか、ムースケーキやドーナツなど、バービーらしい華やかなピンク色のスイーツがビュッフェ台を彩る。また、キラキラと輝く海に着想を得た「梨のキラキララベンダーゼリー」や、サクサク食感のパイ生地に柚子のクリームと甘いチェリーを乗せた「柚子チェリーパイ」など、夏にぴったりの涼しげなスイーツもお目見えする。店内は、"パワフルなバービー達のサマーパーティー"がコンセプト。ピンク色のアイテムはもちろん、ヤシの木やサーフボードなど、バービーの世界観を楽しめる空間で、ポップなスイーツやセイボリーを堪能できる。

■グランドハイアット東京(都内港区)に7月1日より、睡眠ゲームアプリ「Pokemon Sleep」とのコラボした宿泊プランが登場する。
コラボ期間中は,同作の世界をイメージしたチェアマン スイートに宿泊できるプラン「"ポケモンスリープ"スイートルーム ステイ」,スタンダードルームに宿泊できる「"ポケモンスリープ"ステイ」が提供されるほか,フードメニューの販売が行われる。「"ポケモンスリープ"スイートルームステイ」では、ゲーム内のステージ「ワカクサ本島」をイメージしたグランピング風な特別装飾を施した部屋に、ほぼ等身大カビゴンや,ピカチュウなどのぬいぐるみが設置される。装飾のぬいぐるみは持ち帰り不可だが,オリジナルのアメニティグッズと「もっちりぬいぐるみ Pokemon Sleep」(4種類)は持ち帰り可能。アメニティは,バックパック,ビッグTシャツ,ミニウェルネスバッグ(ハーブティー&バスソルト入り)、ミニボトルを用意。また特別ディナーとして,カビゴン バーガーのほか,「ねがいごとアップルパイ」「あんみんトマトサラダ」「ネロリのデトックスティー」「クラフトサイコソーダ」をイメージしたメニューが部屋で味わえる。朝食は、カビゴンとピカチュウの焼き印を入れたオリジナルパンケーキがセットになっているアメリカンブレックファストと、「マイペースやさいジュース」が提供されるという。この他,「プリンと季節のフルーツのプリンアラモードセット」や,「"ポケモンスリープ"3種類のスイーツ」などが施設内の飲食店で販売される。

■ホテルオークラ京都(京都市中京区)は5月1日より、同ホテルの創立にも関わった実業家・渋沢栄一にスポットをあてた料理やデザートメニューの提供を開始する。
同ホテルを運営する同社は1888年(明治21年)に創業。渋沢栄一が創立に関わった西日本で唯一のホテル会社だという。渋沢栄一の肖像がデザインされた新一万円札が発行されるのにあわせて、ゆかりのホテルとして、「近代日本経済の父」と呼ばれる渋沢栄一の足跡をより身近に感じてもらうため、同フェアを企画したという。同企画の第1弾では、同ホテル内ブッフェ「トップラウンジ オリゾンテ」と「カフェ レックコート」でゆかりの地や食材にスポットをあてたメニューを提供。以降も、新たなメニューで継続する予定だという。「トップラウンジ オリゾンテ」では、合計約60種類の料理を味わえるブッフェメニューに、生誕の地・埼玉県の郷土料理「えびし」や「ゼリーフライ」、「冷やし汁うどん」のほか、渋沢栄一の好物とされるオートミールを使用したデザートメニューをラインアップ。なつかしの洋食メニュー「オムライス」や「牛鍋」など、渋沢栄一が生きた時代にちなむ料理も登場、「オムライス」には埼玉県の「深谷ねぎ」を使用、ゆかりの地の食材も楽しめるとしている。「カフェ レックコート」では、渋沢栄一がその設立に関わり、世界遺産登録10周年を迎える「富岡製糸場」にちなみ、絹糸をモチーフにしたデザートメニューを考案。また、「深谷ねぎ」と定番洋食「トマトスパゲティー」をコラボレーションさせたネギとナスの和風トマトスパゲティー「ネギベーゼ」も登場。

■品川プリンスホテル(都内港区)では「うっかりペネロペ」とのコラボ企画を開催している。
今年、絵本「うっかりペネロペ」シリーズは日本での刊行20周年を迎える。また同年は、同ホテルのメインタワーが開業して30周年を迎える節目でもあり、今回のコラボは、それぞれのアニバーサリーを記念して実施するもの。同ホテルと「うっかりペネロペ」とのコラボは今回が初めて。「うっかりペネロペ」の主人公「ペネロペ」は、おうちでクレープを作ったり、雪遊びをしたり、毎日楽しいことで大忙し。そして、幼稚園にパジャマで行こうとしたり、靴下を手にはめてしまったりと、うっかりやさんな一面もある。そんな愛らしい世界観をホテルでの滞在中にも感じてもらえるよう、「ペネロペ」をモチーフにしたメニューを開発したという。「コーヒーラウンジ マウナケア」で販売するのは、美味しいフルーツを添えたパンケーキと、フルーツトライフルパフェ、そして「ペネロペ」が顔をのぞかせているソーダの3種類。隣接する「ブーランジュリーシナガワ」では、「ペネロペ」の可愛らしい顔を、ホテルメイドのパンで作り上げた。「ペネロペ」が好きなチョコレートも入っており、オレンジピールとアーモンドをあわせてちょっぴり大人の味に仕上げたという。店内には愛らしい「ペネロペ」の装飾も施し、「うっかりペネロペ」の世界観を通して、幼い日々のゆったりした時間を感じられる商品を提供する。

■星野リゾート界秋保(仙台市太白区)がオープンした。
同社が宮城県内で初めて手掛ける高級温泉旅館で、かつての温泉宿を改修してオープンさせた。「界」ブランドとしては、全国で23カ所目。目玉は、ご当地感の演出。49部屋のほとんどが名取川の峡谷に着想を得た紺碧の間となっていて、地元の工房が作った仙台ガラスが飾られている他、障子にはこけしが描かれている。食事も仙台流にこだわった。新伊達会席と銘打って、地元の食材をふんだんに使った料理を準備した。温泉も充実しており、源泉かけ流しの内風呂を用意した他、木立に囲まれた岩の露天風呂も魅力。

■伊豆マリオットホテル修善寺(静岡県伊豆市)では6月1日より、ホテルレストラン「 Grill & Dining G 」で、伊豆の魅力を表現したミニコースディナー「Izu Peninsula Gastronomy」を発売する。
山海の幸に恵まれ、富士山や下田の黒船など世界遺産や歴史的観光地に恵まれている伊豆。同コースは、伊豆の自然で育まれた地場の食材をふんだんに使用し、楽しい観光地巡りをイメージした全5品のミニコースディナー。メインディッシュは伊豆の魅力を少しずつ楽しめるワンプレートで用意。朝日に照らされ赤く色づいた赤富士を表現し、刻んだわさびの茎と魚のムースを包み込んだ金目鯛のポーピエットや、世界遺産・韮山反射炉に見立てた箱根西麓牛ロースのグリル、反射炉で作られた大砲をイメージしたイズシカと金山寺味噌のアンクルートのほか、修善寺椎茸や桜海老、しらすなどを楽しめる。その他、新鮮野菜を使用したシェフの気まぐれサラダや静岡県産メロンを贅沢に使用した冷製スープを用意。締めのデザートは、伊豆最南端・下田の黒船と白い砂浜に打ち上がる花火をイメージし、修善寺特産の黒米を忍ばせたチョコタルトとバニラ・いちご・ソーダの3色アイスを提供。ミニコースとセットのノンアルコールカクテル「プラムスイート」とのマリアージュも堪能できる。

■JR東海グループは、奈良でハイアットのラグジュアリーホテル開業へ向け動き出した。
奈良県が募集する「奈良県中小企業会館等宿泊事業者選定事業」で優先交渉権者に選定されたももので、場所は、春日大社・東大寺・興福寺などの世界遺産を望み、奈良公園の玄関口に位置し、奈良観光の拠点となる立地。同事業では、同計画地で、奈良県中小企業会館と奈良商工会議所会館を撤去、新たに上質なホテルを建設するとしている。「Being NARA Neighbors!」を事業コンセプトとし、訪れる人が奈良のファンになり、繰り返し訪れ、さらに奈良の魅力を国内外に発信する循環を作り上げることを目的に、ホテル計画を進めるという。計画では、世界品質のラグジュアリーホテルを世界中で多数展開するハイアットと提携、神秘的で奥深い魅力を持った奈良への橋渡しとなるホテルを目指す。JR東海では、「奈良は、行くからおもしろい。」をコンセプトに観光キャンペーン「いざいざ奈良」を展開してきており、これまで築いてきた地域の人々との繋がりを生かし、同ホテル内には、奈良の歴史・文化・産業に触れることができる空間を設けるとしている。また、この場所を起点・中継点とした奈良の魅力が詰まった旅をコーディネート、宿泊客だけでなく、多くの人々を奈良各地の周遊観光に誘うという。

■カンデオホテルズ大阪ザ・タワー(大阪市北区)が7月、北区堂島浜1丁目における再開発により誕生した「大阪堂島浜タワー」に、同チェーンのフラッグシップホテルとしてオープンする。
堂島は、水の都と呼ばれる大阪の中でも特に水との関りが深いエリア。三菱地所による大阪市北区堂島浜1丁目における再開発で誕生した「大阪堂島浜タワー」は、大阪のシンボル「御堂筋線」と「堂島川」を結ぶ賑わいとビジネスの発信拠点となる。同ビルは、長らく堂島のシンボルであった「大阪三菱ビル」の建て替え計画により誕生するもので、周辺の水辺空間と一体となった、水の都大阪の新たなランドマークとして生まれ変わる。商業ゾーン・ホテル・オフィスから成る複合ビル。そのうち1階から3階の低層階には、商業・健康増進施設、4階から15階はオフィス、16階には観光展望施設、17階から31階に同ホテルがオープンする。チェーン最大となる548室の客室を備え、上質な滞在を提供する。全客室から、大阪市内の眺望を楽しめるのもポイント。地上135mの建物最上階に建設される展望露天風呂を備えた「天空のスカイスパ」も目玉のひとつ。オートロウリュ付きのサウナを併設するほか、浴場からは大阪の街並みを一望できる。

■シーナリー・リゾート駿河(静岡県駿東郡)がオープンした。
旧・長泉ガーデンが生まれ変わって新たにオープンしたもので、青森市でホテルを運営する「ヴァーミリオン」がホテルの維持保全を委託されての再出発となった。140室の客室のうち、当面は40室を稼働させる。全室スイートルームで、オープン特別プランは1人2食付き1泊15,000円から。滞在を楽しんでいただけるよう精いっぱいおもてなしをしたいとしている。

■シャトレーゼ ガトーキングダムせとうち(広島県呉市)が9月にオープンする。
菓子製造販売やリゾート事業を手がけるシャトレーゼホールディングスが、呉市から購入した大規模保養施設「グリーンピアせとうち」を滞在型ホテルとしてオープンさせるもの。ホテル1Fには菓子販売店舗も併設し、店舗の売り場面積は約36平方mで、工房(約22平方m)も併設。ケーキや洋和菓子、焼き菓子、アイスクリーム、ワインなどを提供する。瀬戸内産のレモンを使ったレモンケーキを全国の店舗に先駆けて売り出すという。今後、サンシャインプールやホテルやカフェ敷地内の施設についても順次、改修してオープンさせる。同社は昨年、同市と購入する契約を締結。土地は337ha、建物は鉄筋5階建ての宿泊棟や同2階建ての温浴棟などを含む45棟。同社は「スイーツのテーマパークにしたい」と、宿泊機能を維持する考えを示していた。グリーンピアせとうちは1985年に「グリーンピア安浦」として開業。年金福祉事業団が整備し、2005年に同市が買い取った。近年は宿泊者数の落ち込みや施設の老朽化が課題で、同市は観光など地域振興の拠点として活用するために、同社へ売却していた。



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