新しい茶筌を使い始める時はたらいやボウルを使って軽く水洗いをし、その後お湯で湯通し(茶筌通し)をして下さい。
使った後は、食洗機や洗剤は使わないで水で振り洗いをし、
茶筅直し等で直射日光の当たらない風通しのよい場所でしっかり乾かしてから、温度や湿気の変化の少ない冷暗所に収納してください。くせ直しにふせておくと長持ちします。
Q 買い替えの目安は?
上記画像のように意外と長持ちする茶筅ですが、穂先が折れてきたらそろそろ替え時です。 Q 茶筅は修理が可能? 茶筅の穂先が折れてしまったり、柄の部分にヒビが入ってしまったら残念ながら修復することは不可能です。 素材が竹なので乾燥や急激な温度変化によってヒビが入ることがあります。 また、ジメジメしたところに置いておくとカビが生えてしまいますので、日陰の風通しのよい涼しい所にて保管下さい。
■ 素材・種類
茶筅は竹の種類、穂の形・長さ、糸の色等によって区別されています。 流派によって用途や穂数など種類も多く、形もいろいろあります。
形は、流派などによって定められ、いずれも繊細で巧妙な技法で作られ、種類は、60種以上あります。
筒茶碗用には柄の長い軸長茶筅、あるいは五分長が。鈍太郎茶碗には大ぶりの茶筅が適切です。 穂の数によって、名称が異なり、使用用途も異なります。
■ 穂数 茶筅の中では数穂(70本立)が真ん中の標準的とされており、穂数が多いものほど泡立ちが良く点てやすくなります。 ですが、茶筅は1本の竹を割いてできていますので、穂数が多いものほど柄の部分が太くなり、抹茶を点てる時に持ちにくくなるというデメリットもございます。そのため初心者の方には持ちやすく泡立てやすい80本立、100本立をおすすめしています。 ■ 産地 消耗品の為、コストパフォーマンスを重視される方には外国産のものがおすすめです。質をお求めの方には、ぜひ伝統工芸品にも指定されいてる奈良高山のものをおすすめ致します。食品に触れるものとして近年日本製のニーズも高まっており、しなやかで腰があり丈夫な為、少し慣れてきたら奈良高山の高品質なものも試してみてはいかがでしょう。 ■ 茶筅歴史 奈良高山の鷹山宗砌が村田珠光と図って製作したに始まるといわれています。 |