◆お茶の起源 |
鎌倉時代初期、臨済宗の開祖、栄西禅師が中国から茶の種子を持ち帰ったのが茶の源だと伝えられています。
この茶は煎じて飲むのではなく、抹茶(粉末にして飲む)の飲み方と同じものでした。 |
◆お茶の繁栄 |
京の都に近い宇治は、霧が霜害を防ぎ日光をやわらげるため、
茶の栽培に適した土地として大きく発展していきました。
室町時代には足利義満が宇治茶の栽培を奨励し、幕府の御用茶園「宇治七名園」を
誕生させ、宇治が茶の本場となったのです。 |
◆茶の湯とともに |
室町時代に禅の精神と結びついた茶の湯は、わび茶の完成者として知られる千利休へと受け継がれ一つの文化として大成されました。
秀吉など戦国大名たちに庇護された茶道は広く親しまれるようになり、
宇治の抹茶は茶人の間でなくてはならないものとなりました。
茶の湯文化は、日本独自の精神文化として、茶道の三千家へと伝えられ、現在に至っています。 |
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