衣装について

衣装の素材

「ひととえのかがやきシリーズ」では正絹の衣裳にこだわるには理由があります。 それはポリエステル、レーヨンなどの素材では作ることのできない色目があり、正絹でしかできない色目があります。その色目は深みのあるなんとも言えないいい色目をだしてくれます。
又、時がたつにつれ味わい深くなっていきます。
衣装はお殿様の束帯、お姫様の唐衣、表着、五衣すべて京都西陣の上質な正絹(シルク100%)です。
「ひととえのかがやきシリーズ」の衣裳は、京都、室町通で創業250年以上の歴史を持ち正絹にこだわる名門、誉田屋勘兵衛13代目のもとで人形に合う柄、柄の大きさ、色目などを指定し、サンプル織りをかさね厳選されたものを使用しています。だからこそ人を魅了するお雛様ができると思っています。老舗で織り上げたブランドシルクは価格においても化繊の10倍~20倍の差があります。

また、ひととえでは伝統色にこだわり伝統的な技術を活かし時間をかけた打ち合わせによりオリジナル制の高い織物を目指しております。

衣裳の種類

金襴

金箔や金糸を使い紋様を織り出した 、伝統的な織物です。高級感漂う衣裳になります。

金彩蒔絵

金粉を蒔いては磨く作業 を何度となく繰返し、盛り上げ、三次元的な美しさを演出する日本独自の漆工芸。 「本金 蒔絵」という名の由来は、江戸時代の大名道具にも通じる技術と手間隙がかかった衣裳になります。

新小石丸漆蒔絵

『新小石丸』は皇室御用達の絹 『小石丸』 の血を引く、日本屈指のプレミアムシルクです。その衣裳に一筆一筆金の目止めをしながら漆で蒔絵を描いた衣裳です。これぞ伝統の技を活かした究極の衣裳です。

刺繍

種々の糸を用いて、布地の表面に絵や模様を縫い表した。華やかで美しくとても贅沢な衣裳です。

友禅縮緬

表面にちぢれ(しぼ)ができるように織った布地です。色目の発色が美しく優しい風合いのある衣裳です。      

お人形の生地

昔ながらの技法によりお人形のボディの素材には昔ながらの桐塑を使用しています。暖かな温もりを感じさせてくれます。(ウレタン等は使用しておりません)

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