博多久松2011年おせち特集
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おせちの由来

おせちとは「御節」と書き、正月や新年を祝うために食する料理の事を言います。
正月、節供、節日などに神様にお供えをし、その節振舞を神様に感謝しながら食べた事から由来します。

おせちの起源は古く、日本人の米作りの歴史とともに培われてきましたが、
中国からの渡来文化の影響を受けて平安期の宮廷や貴族の間で、節会「せちえ」としての形が整いました。
そして時代が変わり、正月料理のみがおせちと呼ばれるようになっていたのです。
おせちが一般に広がったのは、世の中が平定し、生活が豊かになりだした江戸時代になります。
海の幸、山の幸をバランスよく盛り込み、そして縁起を担いだ素材を用いた料理を重箱に詰めるようになりました。
現在、おせち料理は和のメニューに限らず、洋風、中華、海鮮など様々な形が紹介されています。


博多久松では、洋風も中華風も、海鮮類も美味しいメニューなら取り入れて行く気持ちには変わりありません。
しかし、おせち料理はお正月から一年を幸せに過ごすと言う意味の縁起ある食事と考えます。
伝統的な素材、料理を一切入れずでは、おせち料理とは呼べません。

素材のいわれは江戸時代に作られたとも言われます。
素材の名前や形から考えられ、江戸時代の町民のユーモアさが今のおせちに伝えられているようです。



おせちのいわれ
伊達巻 写真

伊達巻

「伊達」とはおしゃれ、華やかさという意味があります。
華やかさの象徴であり、巻物は文化・勤勉を意味するものともあります。
料理としては、お口直しの甘味としておせちには欠かせない一品です。
元々は、蒲鉾を作る際に卵の白身だけを使うため、黄身部分が余ってしまうので作られたとも言われております。

金団 写真

金団

金団とは「金の団子」、黄金の塊という意味で名づけられました。
商売繁盛、金運をもらたす縁起を担いでおせちで食されるようになりました。
サツマイモをクチナシの実で色付けて作る甘味です。栗で茶巾絞りにするきんとんとは別料理となります。

 
黒豆 写真

黒豆

ご家庭でも炊かれる事の多い黒豆ですが、ふっくらとキレイに炊き上げるのが非常に難しい技術なのです。
まめ(健康)に暮らせるようにという意味があります。
「まめ」とは丈夫・健康を意味する言葉で、昔から「まめな人」などと使われる事もあったそうです。

 
海老 写真

海老

海老には長いひげと腰が曲がってる様子から、お年寄りのように見える事から 長寿の縁起が込められています。
おせち料理では、大きいものでは伊勢海老など、小さなものでは川海老などまで種類は様々。

 
田作り 写真

田作り(ごまめ)

江戸時代に、高級肥料として片口イワシが使われており、その名残りから田作りと名付けられたようです。
おせち料理では豊年豊作祈願の縁起ものとして現在でも食べられております。

 
紅白なます 写真

紅白なます

お祝いの水引きをかたどったもの。昔は生の魚、大根、ニンジンなどを用いて酢で味付けして作った事から
膾(ナマス)と呼ばれるようになりました。
現在でもナマスとパソコンで入力し、変換すると鱠(ナマス)という漢字が出てきます。
現在では、大根、ニンジンの他に昆布や柚子などが用いられています。

 
菊花蕪 写真

菊花蕪

蕪は冬が旬の野菜で、冬場はとても美味しく頂けます。この大根を縁起の良い菊形に飾り切りしたものが菊花蕪です

 
数の子 写真

数の子

数の子の親魚が鰊(にしん)で、二親からたくさんの子供(数の子)が生まれる事から、子孫繁栄の縁起を担いだものです。
現在では、たいへん貴重な食材で高級珍味となってしまいましたが、昔は日本中で採れ食されていた食材だったのです。

 
昆布巻き 写真

昆布巻

「喜ぶ」という言葉にかけて用いられています。昆布は日本料理の必需品で、昔から愛され続けていました。
特に北海道産は高級品として料亭などでは指定して使用されています。
昆布の佃煮、ヒラメの昆布締め、昆布巻、などなど非常に愛着ある素材です。

 
紅白蒲鉾 写真

紅白蒲鉾

赤は魔除け、白は清浄を意味しています。日本だけではなく、インドやアジアにも伝わる習わしです。
そういえば、赤ちゃんの満1歳のお祝い行事でも、紅白の餅を踏むのがありますね。お祝い事には「紅白」これは外せませんね。

 
たたき牛蒡 写真

たたき牛蒡

色や形が豊作のときに飛んでくると言われる黒い 瑞鳥(タンチョウ)を連想させることから、
豊作を祈願するための料理とされています。
また、牛蒡自体が地中に長い根を張ることから、「土台を固めて堅実に暮らせるように」という意味も込められています。

 
 
お重の正式な型
お重 写真

元来は4段重が正式な型となります。しかし、地方や家風によって形が異なります。
5段重が基本型の地域もあり、絶対的な決まりごとではありません。


◆伝統的なおせちの形式

 一の重→「祝い肴(ざかな)」黒豆、数の子、ごまめなど。
 二の重→「口取り」きんとんやかまぼこなど、甘いものを中心に。
 三の重→「焼き物」海の幸など。
 与(四)の重→「煮物」(四は忌み数字で使用しない)山の幸など。


現在では、家族数によって異なりますが、2~3段のおせちが主流となっています。
価格も1万円~2万円までの価格帯が一番人気となり、核家族でもお召上がり頂ける分量が人気です。

祝い箸の意味
祝い箸 写真

祝い箸は両端が細く、まん中あたりが太くなっている丸箸で、「両口箸」ともいわれています。
これは、一方の端は神様が使い、もう一方を人が使う“神人共食”を意味しています。
また、中ほどが太くなっているのは、太箸(たいばし)、俵箸またはハラミ箸と言い、五穀豊穣と子孫繁栄を表しています。
柳箸ともいわれるのは、祝い箸の材料に柳の木を使用していた名残りです。
お祝い用なので、折れたりするのを忌み嫌う風習から、丈夫で折れにくい柳が使われています。

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