雲海酒造の焼酎一覧
蔵元訪問記 ■雲海酒造株式会社 鹿児島工場
■出水市上鯖渕532-1番地
<雲海酒造>
<芋蒸し器>
<タンク>
<蒸溜器>
<手造り蔵>
<手造り蔵内部>
雲海酒造出水蔵は九州新幹線出水駅の裏手にあります。
もともと雲海酒造は蕎麦焼酎で知られた宮崎県高千穂発祥の蔵ですが、平成12年出水市の新屋酒造と合併し鹿児島工場(出水蔵)が発足しました。
蔵のある出水市の「出水」という地名は水が豊富に湧き出ることに由来するそうです。
出水市南部に位置する紫尾山は北薩の名峰と呼ばれています。
その豊かな森に降り注いだ雨が、長い歳月をかけることで出水平野に豊富に湧き出しています。
鹿児島産の厳選されたサツマイモを原料に、この紫尾山系の伏流水を汲み上げ 仕込み水・割り水として焼酎を醸しています。
大きな醸造用タンクや蒸留器などが整然と配置された醸造所内はキチンと整頓されて清潔で、見学に際しては蔵の用意したフードキャップをかぶらなければならず、食品を扱う工場という強い意識がうかがわれました。
丁度仕込みの最中で、一次仕込みタンク・二次仕込みタンクを見ることができました。
蔵のこだわり焼酎である「甕匠(かめのたくみ)」は構内にある「手造り蔵」で蔵人の手で手造りされています。
麹室で手揉みにより麹を植え込み、甕壷で仕込んだあと木桶蒸留器で蒸留、原酒を甕壷で貯蔵熟成するという伝統的手法でつくられています。