桜の郷酒造の焼酎一覧
蔵元訪問記 ■桜の郷酒造株式会社
■宮崎県日南市北郷町郷之原甲888番地
<桜の郷酒造>
<蔵は自然一杯の広渡川ぞいにあります>
<仕込み用甕壺>
<貯蔵庫内部−貯蔵用甕壺でビッシリ>
<飫肥杉で造られた焼酎道場>
<焼酎道場の見学廊下-ツルツルしてます>
宮崎県日南市北郷町郷之原にある桜の郷酒造は、同じ日南市南郷町にある井上酒造の関連会社として 井上酒造で培った製造技術を生かしこだわりの焼酎製造を目的に、平成6年に設立されました。
広渡川沿いの自然たっぷりの環境にあります。
仕込み水・割り水は広渡川上流・猪八重渓谷の伏流水を汲み上げて使用しています。蔵のすぐそばに取水施設があります。
蔵の特徴は『甕』貯蔵にこだわり、長期熟成させることで高品質の焼酎を造っています。
平成9年に「かめ貯蔵庫」を建設し本格的に長期かめ貯蔵に取り組まれたそうです。
現在(平成21年)、容量500リットルの甕壺に芋・麦・米焼酎を約5,000個貯蔵しているそうです。「かめ貯蔵庫」、下記の「焼酎道場」地下の貯蔵施設に案内していただきましたが貯蔵されている甕壺の量に圧倒されました。
平成13年、蔵の隣にミニ蔵・体験型ミニブルワリー「焼酎道場」がつくられました。
南九州の伝統的産業である本格焼酎の技術を継承するために、明治・大正時代の酒蔵を地元特産の飫肥杉を使って再現しています。
道場には小型ながら麹室、仕込み用甕壷、木桶蒸留器、貯蔵用甕壷などの伝統的な醸造機器が横並びに配置され、焼酎の製造過程をガラス越しに見学できるようになっています。
また、希望者は焼酎作りの体験もできます。
飫肥杉は油脂分が多く 和船用の木材として知られていました。
飫肥杉でつくられた焼酎道場の見学コースにある廊下部分は、油でテカテカに光っています