すき酒造の焼酎一覧
蔵元訪問記 ■すき酒造株式会社
■宮崎県小林市須木大字下田1270番地
<すき酒造>
<すき酒造内部>
<5大王神社>
<移転予定地>
<ままこ滝>
<小野湖>
蔵のある小林市須木(旧 須木村)は、熊本県との県境の山間部にあります。
村には大小とりまぜ無数の川が流れ大部分を緑に覆われた、きれいな水と緑に囲まれた地区です。
「須木」の名は「杉」に由来するそうで、昔から良質な杉の木を産する林業が盛んです。
すき酒造は明治末期の創業で、創業者宗三郎は京都より須木村に移り住み九州山地から湧き出る水に着眼し焼酎製造を始めました。
3代目・田中宗長氏のもと、素朴と言ってもいいくらいの昔からの設備を用いすべて手造りによる焼酎造りをされていましたが、2004年に蔵をリニューアルされ、次いで本坊酒造で活躍された内嶋光雄杜氏が加わったことで意欲的な焼酎造りがはじまりました。
以前は、「麹室」と呼ばれる麹を造る石蔵で手作業により麹を造っていましたが、米洗い蒸し麹菌を加え三角棚で培養製麹しています。
蒸留器内部を改造し柔らかい蒸気を出すようにするなど内嶋杜氏の工夫も随所に見られ、かつての蔵とは見違えるくらいです。
商品開発も意欲的で、紅芋を原料にした「すき紅紫」、5種類の個性の異なる原酒をブレンドした「5大王」などが発売され当店でも好評です。
「5大王」の酒名の由来となった5大王神社が蔵の近くにありました
蔵は近く、醸造所を移転し新しく建設するそうです。
移転予定地に案内していただきました。
自然体験型の観光施設「須木すきむらんど」内にありました。
「須木すきむらんど」は須木の自然を体感できる観光施設で、建設予定地から歩いてすぐ行くと小野湖をまたぐ全長155メートルの大つり橋があります。
つり橋からの眺めは絶景で、左手に「ままこ滝」右手に山々に囲まれた小野湖・・素晴らしいです。
施設内には温泉、レストラン、バンガローや研修所などの宿泊施設も完備しています。
こういう絶好の場所に、見学蔵を兼ねた醸造所を須木特産の杉材で建設されるそうです。
とても楽しみです。