大山酒造の焼酎一覧
蔵元訪問記 ■大山酒造合名会社
■伊佐市菱刈荒田3476番地
<大山酒造>
<この道具を使い米をといでいるそうです>
<醸造所内部>
1905年(明治38年)創業の大山酒造は鹿児島県北部・伊佐市菱刈荒田にあります。
田園地帯にひろがる集落のなかにあるこじんまりした焼酎蔵です。
この蔵の特徴は、創業以来「伊佐大泉」という1銘柄だけの製造をつづけていることです。
「一蔵一銘柄にこだわるのは、自分が本当に満足できるものを、とことん追求したいから」と3代目にあたる大山哲彦社長は言われています。
蔵では手作業を中心に焼酎造りをされています。
米をといで蒸し麹菌を手揉みで米に植付けることから、そして瓶詰めは手動式の機械により1本1本瓶詰めし ラベルも一枚ずつ丁寧に手作業で貼られるそうです。
こういう昔ながらの手作業が「伊佐大泉」の味わいを深めているのかもしれません。
原料のサツマイモは、南薩摩産の「白豊(シロユタカ)」芋と「黄金千貫」芋を使用しています。蔵の脇に川内川の地下水が湧き出していて、その新鮮な水を仕込み水・割り水に用いているそうです。
数年前帰省した4代目・大山大我氏が修行中で どのように蔵を進化させていくのか楽しみです。
最後に、「伊佐大泉」という酒名ですが、古くからの地名「伊佐」と尽きることのない大泉のような焼酎たらんという思いを込めて名づけられたそうです。