海苔は江戸時代に天然採苗の方法が発見されたとは言え、採れる量もわずかで海苔はまだまだ気軽に食べられるものでは 有りませんでした。
現在のように海苔が養殖され気軽に食べれるようになったかげには、実は一人のイギリス女性の研究 の成果があったのです。
キャサリン・メアリー・ドリュー女史(1901〜1957年)。彼女はイギリスで紅藻類の研究 をしている学者でした。
第二次世界大戦中のある日、干潮時の海岸を歩いていて偶然見つけたカキ殻に薄黒い海苔が生えて いるのを発見。
研究室に持ち帰り顕微鏡で覗くとカキ殻の中に糸状になった果胞子があるのを発見したのです。
彼女はこの発見を戦後、海苔の研究者であった九州大学の瀬川宗吉教授のもとへ手紙で報告。
それまで夏場の海苔 の生態が解明されていなかった日本に大きな研究結果をもたらしたのです。
その後、1950年にドリュー女史の研究結果を もとに熊本で人口採描法が成功。海苔養殖が一般的になったのです。
彼女の功績を讚えて、熊本の住吉灯台には彼女の記念碑 が建立され、毎年4月14日にはドリュー祭が開かれています。 |