かすれについて
- 摩擦の値について
紙の上を、左記写真の愛媛県製紙試験場にある摩擦測定器を滑らせ紙の摩擦度を測定いたしました。
表面平均摩擦係数値は5段階で大きな数になる程、摩擦が強くなります。紙の摩擦とは
鉛筆で文字を書けるのは、柔らかな鉛筆の芯が紙との摩擦で芯が削れて紙の上に残ったものが文字として現れているのです。
筆で書いた時も同じように墨液を含んだ筆と紙との摩擦で書き心地が変わってきます。
摩擦が強い程 かすれもよく出ますし、書きごたえを感じます。
紙は考えている以上に、作品の雰囲気を作り出してくれるものです。
滲み(にじみ)、かすれは言うに及ばず線の質などにも微妙に影響し、これを変えるだけで作品が一変してしまうことも珍しくありません。
紙は筆や墨、書かれる書体によっても、相性のようなものがあります。
また、個人個人の筆の速度、筆圧、墨の量、好みも大きいと思います。
半紙屋e-shopではたくさんの画仙紙を取り揃えてお客様の作品つくりのお役に立ちたいと思っております。
画仙紙は大きさによって、半切、全紙判、聯落ち(れんおち)、2×6(にろく)、3×6(さぶろく)、2×8(にはち)などに分けられます。
半切は全紙の半分で350mm×1360mm
全紙判は700mm×1360mm
聯落ちは530mm×2420mm
2×6(にろく)は600mm×1800mm
3×6(さぶろく)は900mm×1800mm
2×8(にはち)は、600mm×2420mm
展覧会に出品する用紙のサイズについてはこちらへ
半切判20枚とお試しセットはメール便でお送りできます。代金引換払いはご利用になれません。 その場合は宅配便の扱いになります。
その他の大きさはは宅配便でお送りいたします。
紙の上を、左記写真の愛媛県製紙試験場にある摩擦測定器を滑らせ紙の摩擦度を測定いたしました。
表面平均摩擦係数値は5段階で大きな数になる程、摩擦が強くなります。
紙の摩擦とは
鉛筆で文字を書けるのは、柔らかな鉛筆の芯が紙との摩擦で芯が削れて紙の上に残ったものが文字として現れているのです。
筆で書いた時も同じように墨液を含んだ筆と紙との摩擦で書き心地が変わってきます。
摩擦が強い程
かすれもよく出ますし、書きごたえを感じます。
にじみの値について
紙及び板紙-吸水度試験方法-クレム法というJIS規格の紙のにじみを測定する方法があります。
紙産業技術センターにある、こちらの機械を使って、当店で販売している、半紙と画仙紙について滲み具合を測定しました。
値は5段階で大きな数になる程、滲み易くなります。
紙の滲みとは
墨が紙に付いた時の拡散具合を差しますが、紙が墨をよく吸っていること(浸透している)を表します。
墨をよく吸う紙は、筆が良く食い込み、書きやすくなります。
濃い墨液は粒子が大きいため薄い墨液より紙の吸収力が弱くなります。淡墨で書くと水は広がり墨の部分は元に留まります。 紙のもともとの吸水性と墨の特性、紙の厚さなど様々な要因が絡んできます。
下の表は、当店の画仙紙をかすれとにじみを表にしました。画仙紙を選ぶ参考にしてください。
画仙紙の名前をクリックすると半切20枚袋入りのページにリンクします。
それぞれの大きさをクリックすると1反の
ページにリンクします。
手漉き漢字用画仙紙手漉きかな用画仙紙機械漉き練習用
種類 | 1かすれない | 2かすれにくい | 3少しかすれる | 4かすれる | 5よくかすれる |
---|---|---|---|---|---|
5よくにじむ |
|
||||
4にじむ | |||||
3少しにじむ | |||||
2にじみにくい | |||||
1にじまない |