習字は小学生の時に、授業で習った経験が誰しもあるはずです。子どもの頃は、あの習字の時間独特の静かな雰囲気が苦手だったという方も多いのではないでしょうか。しかし大人になると、心を落ち着かせる目的で趣味として書道を始める方が多くいらっしゃいます。趣味として習字を取り入れる方へ、習字用具のメンテナンス方法をご紹介いたします。
大筆
使用後は、根元の部分を指で開いてしっかりと洗います。洗い終わった後は、水を絞らないでそのまま紐に掛けて自然乾燥しましょう。一日たったら筆先に残りの墨がたまり固まっているので、よく洗い流します。決して洗い終わった後に、購入した時についていた、キャップをつけてはいけません。つけてしまうとキャプの中に湿気がたまってしまい、カビの原因になるので気をつけましょう。また洗わずに、墨がついたままにしておくと、劣化の要因となってしまいます。
小筆
小筆は大筆のように水で洗わなくても大丈夫です。使用後は墨が残らないように湿らせたティッシュで、墨が残らないように、しっかりとふき取ります。この時に糊が取れないように気をつけることです。乾燥させてから、購入時のキャップをつけます。
墨
使い終わったら、水気をよく拭き取ります。墨はデリケートなので水気をそのままにしておくと、ヒビが入りやすくなってしまうので注意が必要です。保存の際は、風通しのよい所で保管するのがポイントです。
硯
水やお湯を使って墨をよく洗い流します。スポンジや不要になった歯ブラシを使用して、優しく磨くと落ちやすいはずです。硯のギザギザの部分は普通に使っていても磨耗してしまいます。磨きにくくなった、墨の色が出にくくなったと感じたら、習字用品店に相談するといいでしょう。
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