●髪が洗えない、貴重な水を洗髪に使えない時


-被災地で髪が洗えない状況にある方、貴重な水を洗髪には使えない方へ。-


頭皮は皮脂の分泌が活発なので、数日もすればニオイやかゆみ、ムレが出ます。
不快感の正体は、地肌の汚れ。この不快感を取るだけで衛生面・精神面にもかなり変わってきます。

汚れは毛先ではなく地肌にたまるので、洗髪出来ない時は毛先まで濡らさず、地肌ケアを心がけてください。髪へのダメージは毛先が濡れている場合に多いので、地肌ケアなら髪の傷みも軽減出来ます。


●方法1
濡れタオル(蒸しタオル)で地肌を重点的にマッサージしつつ、拭く。乾いたタオルでふき取る。

●方法2
ウェットティッシュとブラシがあれば、ウェットティッシュをブラシに挿してブラッシングする。血行もよくなり、すっきりする。


●方法3
重曹(もしくはセスキ炭酸ソーダ)があるば、水拭きだけでは落とせない汚れに対応でき、すっきり感が増します。汗くささ、蒸れた臭い、たんぱく汚れなど地肌の酸性の汚れ。弱アルカリ性で中和・除去が出来ます。消臭効果もあります。体の汚れ取りにも使えます。

使い方
小さいスプレー容器やコップに、小さじ1程度を入れ、溶液を作ります。タオルに吹きかけ、地肌をマッサージします。



●節電節水を心がける時

-長期化が予想される計画停電下で生活する方、そして、今の日本にとても大切なテーマ「節電節水」を心がける、全ての方へ。-

洗髪の爽快感は、際限なくあるように思えた豊かな水量のもとに成り立っていました。私たちは、電量を気にすることなくドライヤーを使っていました。

これからの私たちには、髪を洗わないわけにはいかずとも、「髪の毎日の汚れを遅らせる」アイデアも必要です。

お手入れがよりラクな省エネ状態にシフトチェンジしつつ、心も晴れるようにおしゃれを楽しめたらいいですね。


・整髪料やドライヤーの時間を減らしてみる。

・髪を自分が最もお手入れしやすい長さに保つ。

・すすぎのお湯が少なくてすむ、固形シャンプーを検討してみる。

・整髪料やドライヤーを極力使わないヘアアレンジを覚えておく。


(↑ここは今後リトルムーンが頑張ります・・。伸びてきてうっとおしい前髪を、黒ピン一本で可愛くとめるには、など。)




お手入れしやすい状態=傷んでいない髪に保つこと、でもあります。
私たちの大切な髪、傷ませないポイントを確認。

●シャンプーは、じっくりと髪を濡らした後で。汚れは地肌にたまるので、ここを入念に洗う。必要以上のシャンプーはすすぎのお湯をたくさん使用する上、汚れを取りすぎて髪を傷めます。

●シャンプーの際、頭皮に爪を立てない。指の腹でマッサージするように優しく。

●タオルで髪をこすりあわせない。髪が濡れたまま、寝ない。髪が濡れている時はキューティクルが開いています。傷むのはこの時です。

●ブラッシングは髪が乾いている時に。

●洗髪後、全て自然乾燥がいいわけではありません。ドライヤーは短時間で地肌を乾かし、地肌の匂いを除いたりお手入れしやすい状態に髪を整えてくれます。上手に使いわけましょう。




おしゃれは心のエネルギーでもあります。工夫して、楽しみましょう☆


●伸びてきた前髪、サイドの髪を可愛くとめる、
簡単アレンジ提案