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■ 日本に一頭しかいない 「危険予知犬フューチャー」 ■
危険予知犬(アシスタント ドッグ)とは、主人の発作を事前に察知し、主人に知らせる犬の事を言います。
アメリカに20頭、日本ではフューチャー1頭しかいません。

平成14年10月1日に成立した「身体障害者補助犬法」は、介助犬や盲導犬、聴導犬が法的に認められましたが、
残念ながらフューチャーは、この法律の対象外になってしまいました。

そんな中、予知犬 フューチャー (オス、4歳 紀州犬+サモエドのMix) の使用者、山梨県敷島町在住 林由佳さん
(35)は、「フューチャーも介助犬として認めてもらいたい」と、3年前から様々な活動をしています。
 
  
昨年、「TBS ウッチャきナンチャき」に、出演したので、ご記憶の方もいらっしゃるかもしれません。
左から使用者の由香さん、なんちゃん、サマーズ、優香さん、右の方が、トレーナーの林さん。
(トレーナーの林さんには、ハフマンの商品開発や試用テストに、積極的にご協力を頂いています。)
2004/04/06 学研から本が出ました。・・・・ フューチャーと生きる 
ノンフィクション 「フューチャーと生きる」 は、由香さん自ら、旧姓「天野」とFUTURE(未来)から取った「天野ミライ」の名で執筆をしました。
小さな捨て犬だったフューチャーとの出会い、予知犬としての才能の片りんを見せた瞬間、共に挑んだ富士登山……。自暴自棄に陥りがちだった由佳さんが、フューチャーと過ごす中で心の闇を埋め、看護師という「未来」を目指すに至る軌跡がつづられています。
由佳さんは「今も介助犬のことを理解してもらえない時はある。
でもフューチャーと出会えて私は希望を持てた」と、この本を締めくくっています。

本の問い合わせは・・・・
学研お客さまセンター(電話03・3726・8124)。

この記事は、[毎日新聞 2004年2月20日] の記事を、修正しました。
 
2004/03/16 学研から本が出ました。・・・・ (働く犬 介助犬 セラピー犬)
 この度、学研から、「働く犬 介助犬 セラピー犬」という本が出版されました。
 また、全国の小中学校に配布されました。
 
   フューチャーの凛々しい!!働きぶりが、わかりやすく紹介されています。

 
本の問い合わせは・・・・
学研お客さまセンター(電話03・3726・8124)
 2003/11/06 「TBS ウッチャきナンチャき」に、出演しました。
■番組の内容・・・・
危険予知犬とは主人の発作を事前に察知し、主人に知らせる犬。アメリカに20頭、日本にたったの1頭しかいない。日本で危険予知犬と共に暮らしている林由佳さん(35)=山梨県敷島町)は、境界性人格障害という心の病気を持っている。心臓が止まったり、脈が飛んだり、めまいなどが起こる15分〜30分前に、危険予知犬は主人に知らせ、そして薬を飲むことを促す。(由香さんの膝の上に、あごを乗せて、薬を飲むまで、その動作を見守り続ける)なぜ危険予知犬は発作を察知出来るのか?一説によると、発作の前には体のホルモンバランスが崩れ特殊な匂いが発生し、それを犬が嗅ぎ分けるのではないかと推測されています。頭数が少なく、危険予知犬への育て方もわからないとされているのが現状です。林さんご夫妻は、法律的にも盲導犬、聴導犬と同等の扱いをするよう3年前から社会に訴えている。
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フューチャーは、保健所に渡されそうになった所を、現在の使用者(林由佳さん(35)=山梨県敷島町)のご主人が、縁あって譲り受けた。林さんは、フューチャーが発作の前に何かを感じ教えるような行動をとることに気付き、それで、もっとはっきり教えられるようにと、林さんのご主人が訓練し、今ではきちんと前兆を察知し、本人に教えられるようになりました。
しかし、当初は、バス、タクシーの利用や、商業施設、公共の施設には、盲導犬や介助犬等と同じに認められずに、拒否されることが多々ありました。再三にわたって、県や国に働きかけましたが、未だ認められずにいます。
理由は、「危険予知犬は頭数も少なく、どのように育てていいかもまだわからないので、介助犬とは認められない」 ということが主な趣旨です。
一日も早く、危険予知犬が認められるように、活動を続けています。

 
 2003/11/20 山梨県甲府市立池田小学校にて、福祉講話を行いました。
 2003/10/28 OA 山梨放送 「一億人の富士山」に、取材協力と出演をしました。 (第74回分)
  
 
 2003/09/21〜22 「第11回全国ボランティアフェスティバルやまなし」 に参加しました。
  
 「第11回全国ボランティアフェスティバルやまなし」が21、22の両日、
 山梨県内で開かれました。同フェスティバルはボランティアをテーマにした国
 内最大級の祭典です。

  -HAFFMAN-は、山梨県危険予知犬育成会のスポンサ−として、ハ−ネスとリ−ドを
 提供させていただきました。
危険予知犬「FUTURE」と「身体障害者補助犬法」の記事 ・毎日新聞・毎日介護ニュ−ス

てんかん予知犬 「フューチャー、介助犬として認めて」 /山梨

◇使用者・林由佳さん、県に要請「補助犬法」の対象に働きかけも

使用者の発作を事前に察知し、転倒などの危険を防止するてんかん予知犬。22日に成立した「身体障害者補助犬法」は、介助犬や盲導犬、聴導犬を法的に規定するが、予知犬は対象外だ。そんな中、予知犬「FUTURE」(フューチャー、オス、1歳10カ月)の使用者、林由佳さん(35)=敷島町=は「フューチャーも介助犬として認めてもらいたい」と30日、県に要請し、予知犬への理解を求めた。

この日、由佳さんと夫秀一郎さん(39)はフューチャーと共に、同町総合文化会館で、県障害福祉課の職員3人と会合。精神障害が原因で突然発作に襲われる由佳さんの症状を事前に察知するという、フューチャーの能力を紹介し、「予知犬も法律で認められるよう国に要求してほしい」と訴えた。

一方の県側も「今後は話し合いを重ね、国へも要望していきたい」と応じた。予知犬が法律の対象外となった背景には、「てんかん」「発作」の原因は多種多様で、そのすべてを犬が予知できるか解明されていない▽発作前のホルモンバランスの変化をきゅう覚で察知するとの説もあるが、予知能力が学術的に証明されておらず、「予知犬」の認定が困難――などの理由があるようだ。

しかし、「身体障害者の補助犬に限るのがバリアフリーと言えるでしょうか。『障害者の自立』を補助しているのはフューチャーも同じ」と秀一郎さん。林さん夫婦は今後、フューチャーが「介助犬」として法的に認定されるよう、県や国に働きかけていくつもりだ。

【夫彰子】

[毎日新聞 2002年5月31日]