カテゴリトップ >ミズノのオーダークラブがあなたに届くまで






●オーダー受付

ミズノのクラブオーダーは、まずミズノテクニクス内にあるカスタムセンターにて、お客様からいただいたオーダー内容・項目をひとつひとつ確認していくことから始まります。
用紙への記入漏れなど、もしオーダー内容について不明な点があれば、ショップ様へ電話を差し上げたうえで随時確認。
「まるでお店の自社工場であるかのような対応」と、ショップの担当者様からも好評をいただいています。
すべてのチェックが終われば、お客様専用のオーダーシートを作成。
実際のクラブ製造ラインへと移されます。

間違いのないクラブづくりのために、工場と販売店が直接コミュニケーション。

作成されたオーダーシート。それが作業指示書となって実際の製作現場へ。


●ヘッド選択

ミズノテクニクスには、さまざまな種類のヘッドが番手ごと・重さごとにストックされています。
同じ番手でも重さの違うヘッドがいくつも用意されているのは、お客様からの指示通りにクラブのバランスをきっちりと仕上げるため。
実は、同じ形状・サイズのヘッドで重量を少しずつ変えるのは、ヘッドの製造段階でかなりの職人技が必要とされます。これがミズノが支持される理由のひとつです。

ドロップ置き場と呼ばれるミズノテクニクス内のアイアンヘッド収納庫。

ラック内で番手ごと・重さごとに仕分けられた研磨前のアイアンヘッド。


●打刻(刻印)

お客様のお選びいただいたヘッドの各部位に、製品ロゴやランバードマークなどの刻印が施されます。
オーダー項目にも記されているように、ミズノの別注アイアンの場合、刻印位置を豊富なパターンの中から選べるのも特長のひとつ。
モデルごと・番手ごとに用意されたジグ(固定具)にヘッドを固定し、それぞれのマークを手作業で、指定されたパターン通りに正確かつ美しく刻印していきます。

ヘッドの刻印には各モデル・各番手ごとの専用固定具を使用。

マークの位置がずれないよう、ヘッドをしっかりと固定しながら刻印。

お客様専用のトレイに入れて、セットでまとめてつぎの工程へ。


●ロフト角・ライ角調整

そして、刻印が施されたヘッドの仕様を、お客様の要望に合わせて微調整します。
ロフト角やライ角は飛びの性能を左右する重要な要素だけに、調整作業は慎重そのもの。
モニターの数字で角度を確認しつつ、じっくりと時間をかけながら、お客様のこだわりをヘッドに刻み込んでいきます。
一品一品を手作業で調整するだけに、やはり仕上がり精度の高さが違います。

お客様が指定した角度になっているか、モニターの数字を見ながら調角。

調角後にも確認をしています。


●粗研磨

ヘッドを削れば当然その重量が変わってしまうだけに、少し研磨するごとにヘッドの重さを随時チェック。
職人の目と感覚で、削り過ぎないよう、研磨に偏りがないよう、慎重にヘッドが削られていきます。
力の配分を少しでも間違えると、外観の美しさを損なうばかりか、ヘッドを変形させる原因にもなりかねません。
まさに職人の力量が問われる工程といえます。
重量やアウトラインなどの形状が整えば、より緻密な研磨工程へと移されていきます。

バリを落としつつフォルムを崩さないよう、力加減を考えながら研磨。


●スコアライン彫刻
(ウェッジの場合)

ウエッジの場合はアイアンとは異なり、粗研磨のあとでスコアラインを彫刻します。
溝深さなどがルールに抵触しないよう、あらかじめパソコンにデータを入力。
パソコンと連動した彫刻機が、フェース部へ正確にラインを刻んでいきます。

パソコンに入力したデータ通りに、正確に刻まれるスコアライン。

スコアラインが彫刻されたウエッジのヘッド。


●バレル研磨

ヘッドの表面をさらに細かく磨いていくための工程が、このバレル研磨です。
小さな研磨石の入ったバレル(研磨機械)にヘッドを入れ、ドラムを数時間回転させながらヘッド全体を均一に研磨。
バレルから取り出されたヘッドを眺めると、荒研磨の段階ではまだ擦り跡が残っていたヘッドの表面がより滑らかになり、エッジにもしっかりと丸みがかかっています。

研磨石の中にヘッドを入れ、回転させながら表面を細かく研磨。

研磨機から取り出したヘッドは、全体がより艶やかな表情に。


●磨き研磨

前段階での研磨が終われば、ヘッドの仕上げ磨きに入ります。
高速回転する研磨機にヘッドをスッと押し当てると、その表面に金属感ある美しい光沢が、みるみるうちに浮かび上がります。
また、ここまでヘッドを磨き込めば、荒研磨段階でのアウトラインの歪みや凹凸などが目に見えて現れてきます。
そして、仕上がり精度の悪いヘッドはもう一度、荒研磨の工程まで戻されます。
そのような工程内での厳しいチェックの繰り返しが、ミズノのオーダークラブ品質を支えるひとつの要因となっているのです。




目の粗さが違う3段階の研磨でヘッドを徐々にシェービング。


●検査

磨き終えたヘッドは、その仕上がり具合やキズの有無、重量に誤差がないかなどを、細部まで厳しくチェック。
検品後のヘッドには指定通りのメッキ加工を施し、つぎの工程へと移されます。

仕様通りのヘッドに仕上がっているか、一品一品を人の目でチェック。

検査を終えたヘッドは、メッキ加工で指定通りに仕上げられる。


●サンドブラスト加工

メッキ加工を施したヘッドのフェース面やキャビティ内に細かい砂を吹きつけて、ツヤ消し加工を行います。
この工程はサンドブラストと呼ばれるものですが、ヘッドにマスキングするのは機械ではなく、すべてが職人の手作業。
テープを貼り、特定の部位のみをフリーハンドでカットしていくその手際の良さは、思わず「うわぁ」と声を上げてしまうほどです。

職人の見事な手さばきでヘッドをひとつひとつマスキング。

キャビティ部分がブラスト処理されたアイアンヘッド


●塗装・色入れ

ロゴの刻印部分などにお客様が指定したカラーを入れていきます。
色入れ~熱乾燥~拭き取りと、ひとつひとつの作業はブラスト加工のマスキングと同様、すべてが人の手によるもの。
当然時間がかかりますが、じっくりと手間暇をかけることで、そこにオリジナルなヘッドの表情が輝きを放ち始めます。

ロゴなどのカラーを手作業で着色。各刻印部位での色分けにも対応。

乾燥後に汚れを拭き取ることで、オリジナルカラーのヘッドが完成。


●ヘッド最終検査

すべての加工を終えたヘッドは、その仕上がり精度をいま一度チェック。
重量や外観、ロフト角・ライ角など、数ある検査項目の中でひとつでも誤差や不具合が見つかれば、改めて調整・加工が繰り返されます。
工場ではすべての工程が検品の場。
万全の状態でつぎの工程へと手渡されるため、この時点で不具合が見つかることはほとんどありません。

ヘッドの最終的なチェックを行うミズノテクニクス内の検査室。

塗装の剥がれやキズの有無などは拡大鏡を使って検品。


●組み立てパーツ選択

ヘッドが完成すれば、お客様が選択したシャフトやグリップなど、クラブづくりに必要なパーツをそれぞれ用意していきます。
ミズノ製ヘッドですので最も相性がいいのはミズノ製シャフトと思われますが、ミズノのクラブオーダーはもちろん他社製のシャフトも選択可能です。
ただ、外部から入荷したパーツについては、実際の仕様通りに仕上がっているのかをしっかりと検品。
ミズノのオーダークラブ品質を損なわないためのチェック体制も設けられています。

さまざまな種類のシャフト、グリップが豊富に取り揃えられた格納庫。

シャフトが指定の長さへカットされ、組み立てラインへ。


●グリップ装着

シャフトの長さをご指定のサイズにカットしたあと、グリップが装着されます。
ちなみにヘッドではなく最初にグリップを装着する理由は、「クラブのバランスはヘッドをつける前、シャフトに調整材を入れて整えるものです。
しかし、もし先にヘッドを接着してしまうと、あとから入れたグリップの重みでバランスが崩れる恐れもありますから」とのこと。
そのような何気ない配慮に、オーダークラブ品質に対するミズノのこだわりをひしひしと感じます。
グリップを取りつけたシャフトには、一度ヘッドを仮装着。クラブの全長が指定通りになっているかを1本1本計測しながら確認していきます。

クラブのバランス調整がしやすいよう、まず初めにグリップを装着。

オーダークラブならグリップの逆挿しや、下巻き枚数の指定も可能。

この段階で一度ヘッドを取りつけて、クラブの全長とバランスをチェック。


●ヘッド装着

調整材をシャフトに入れてバランスを調整したのち、ヘッドをシャフトに接着します。
ヘッドを接着するために使用しているこの機械は、グリップからヘッドまでが確実に真っ直ぐに、そしてフェースの向きが均一に仕上がるよう、ミズノが独自に開発を依頼したオリジナルマシンなのだそうです。
人の手作業による感性の部分だけでなく、最新鋭のテクノロジーが各工程の中にしっかりと組み込まれていること。
おそらくそれが、ミズノの目指すモノづくりのスタイルなのでしょう。

ミズノ独自の機械で、グリップからヘッドまで歪みのない仕上がりに。


●クラブ梱包

完成したクラブはセットにして梱包され、お客様がオーダーを発注されてショップへ工場から直送されます。
Y(養老)の頭文字が入った刻印は、このクラブがミズノテクニクスでつくられたオーダー品であることの証し。
手にすれば、市販のクラブとはまた違った、格別な思いが込み上げてくるのではないでしょうか。

※2010年8月初旬より刻印は全品シャフト部へのレーザー印字に変更されました。

オーダークラブのみに輝くYの刻印。ちなみにYとは養老の頭文字。

ついに完成したオーダークラブを丁寧に梱包。オーナーの手元に届く瞬間は間もなくです。

いかがでしたか。
ひと口にオーダークラブといっても実にさまざまな工程、数多くの人の手を経て
あなたのもとへと届けられていることが、お分かりいただけたでしょうか。
「品質は工程でつくり込む」を合い言葉に、
昨日より明日、さらに完成度の高い仕上がりを目指していく、ミズノオーダークラブ。
そこから放たれるショットは、あなたのゴルフをきっと、もっと輝かせてくれるはずです

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