20〜30年かけて少しずつ一般化されてきた「ホリスティックケア」。 この考え方が広まったのは、どんどん機械的になる近代医療に対して 「ホリスティック医学」「ホリスティックヘルス」といった言葉が アメリカで使われはじめたのがきっかけだといわれています。 「ホリスティックケア」とは“自然の力をかりて、生命がもつ 自然治癒力を活性化させ、からだやこころのトラブルを内側から 改善して健康に導いていく”という、日々のケアのこと。 重要なのは、すべての生物が生まれつきもっている“自然治癒力”。 さまざまな刺激に対応して自ら健康を保とうとするはたらきをもつ この“自然治癒力”を高めるためには、上質な食事をたっぷりとることと 充分な睡眠がなによりの基本です。また、運動、ボディケア、コミュニケーションなど、 毎日の何げないシーンにも“自然治癒力”が深くかかわっているのです。 伝統医学、自然療法、食事療法、心理療法、運動療法など さまざまな国に伝わる「ホリスティックケア」。 そのなかでも、カイロプラクティックやホメオパシーは 専門家にしか行い得ない療法ですが、食事管理、マッサージ、 アロマテラピー、バッチフラワーレメディなどは、 家庭で簡単に実践できる「ホリスティックケア」です。 暮らしの中でムリなく自然に行える「ホリスティックケア」を 学ぶことは、パートナーを健康に導くだけでなく、 パートナーとの絆を深めることにもつながります。