- 全ての工程をひとつひとつ、人の手で作る。
これは本当に大変な作業です。
けれども、扱いにくい革をしっかりと見極め、手で確かめながら作ることによって、とても頑丈で、長くお使いいただける上質の革犬具が出来上がるのです。家族の一員のワンちゃんが長く、快適に一緒に暮らせるために出来る限りの手間をかけたい・・・
そう思い、私たちは作り続けています。
- ①革を裁断し、金具を取り付ける部分を型抜きします。
- ②縫い合わせた際に糸が表面にでてこないよう断ち包丁を使い切れ込みを入れます。
- ③縫い合わせた際に丸くなるように、鉋で軽くアウトラインをとっていきます。
- ④布糊(ふのり)を塗りこみ縫製前のコバ面を滑らかに整える
- ⑤捻金(ねんがね)でラインを入れステッチが飛び出さないように加工する
- ⑥ケビキで切り込みを入れステッチを中に隠すための下準備をする(ステッチが表面に出ないのが特徴)
- ⑦左右対象になるように櫛目で穴をあけていきます。
- ⑧糸の両端に針をつけ8の字を描く ように縫っていきます。馬具独特の縫い方です。
- ⑨縫い合わせ、蒲鉾状になった革をアウトラインをとり、丸く削っていきます。
- ⑩専用の角篦を使い縫合部をならします。糸にかかる力が均等になります。
- ⑪小さな首輪を丁寧に丸くし、形を整えていきます。
- ⑫金具を取り付け、丸革首輪の完成です。