吸水性が良く、強度がとても強く水に濡れるとさらに強くなる素材です。とても腰があり、さらっとしていますので、インテリアや春夏のウェアーに向いてます。
麻の歴史
人類が作った初めての織物は、紀元前5000年、古代エジプト時代の「亜麻(あま)」を使用したものだとされています。麻とは実は、長くて強い繊維が取れる植物の総称です。世界には、20種類以上の特徴の異なる麻があります。なかでも多く使用されているのが亜麻(あま)英名:フラックス又はLinenリネンと苧麻(ちょま)英名:Ramieラミーの2種類です。
ちょ麻(ラミー)はわが国ではからむしといわれる。麻は一般的にさらっとした感覚(涼感)があります。リネンよりもラミーの性質からきているものである。すなわち、ラミーは張りと腰があり、肌にべとずかず、絹麻といわれるように上品な光沢かがあり、特に白度が優れ、水に濡れると乾燥時よりも6割も強さが増すので、多い選択回数に耐えるという性質がある。ラミーに対しリネンの性質はやや異なるが、両方の比較を表に示します。
リネン=亜麻(あま)別名フラックス
繊維は細く短い。
風合いは、しなやかで綿に近い。
涼感があり、しなやか。
色はリネン特有の黄味がかった色(亜麻色)がある。
強度はジュードに次いで3番目に強い。
産地=ロシア・バルト海沿線・ベルギー・フランス・イギリス
ラミー=苧麻(ちょま)別名からむし
繊維は太く長い。
天然繊維中、最もシャリ感がある。
涼感があり、腰がある。
色は白く、絹の様な光沢がある。
強度は、天然繊維中で最も強い。
産地=中国・ブラジル・フィリピン
ジュート=黄麻(こうま)別名インド麻
繊維は太く長い。
天然繊維中、ラミーに次ぐシャリ感がある。
日本では、畳の経糸・なわ・ひも・麻袋に使われている。
色は、黄褐色。
強度は、ラミーに次いで2番目に強い。
産地=インド・パキスタン
は、弾力に富み伸縮性が良く、保温性の有る最も身近な素材です。
毛は、動物学的に羊と分類されるものの毛のことをいいます。ウール「羊」その他の動物例えば「山羊」などの毛つまり獣毛(ヘア)と分けられています。ウールは、細くて柔軟で縮れが多く、弾性に富み、スケールにおおわれ、からみ合う性質が大きいです。ヘアーは、太くてあらく、弾性に乏しく、縮れが少なく、スケールが乏しいためからみ合う性質がない。羊はウールだけでヘアがないため、一般的に羊の毛から採れるものをウールといいます。羊以外の動物にはヘアが生えているものが多いです。羊も初めはウールとヘアーが共生していました。昔人類は野生の羊を家畜とし、その羊の肉、毛皮、乳を生活に利用していました。特に毛紡いで糸をつくり衣料に応用するようになると、ヘアの混入した毛からは、良質の糸が得られない為、ウールだけをもつ羊を作り出そうとする努力がかさねられた。一年に一度循環刈り取りのできる羊の毛から、ヘアーを減らし、価値の高いウールのみを摂取できるように、気が遠くなる程の年月をかけて品質改良努力を続けてきたのです。その代表がメリノ羊です。
カシミヤ
カシミヤは、インドの北境カシミールを原産地とし、中国の奥地、中央アジア、モンゴル、イラン北部の高原地域で飼育されているカシミヤヤギの毛です。ひつじではありませんカシミヤ山羊の全身の表面は、ふつうのヤギのような粗い毛でおおわれ、その下に酷冷に耐えるための柔毛が密集しています。秋から冬に生える柔毛を櫛で梳きとるのです。ですから1頭のカシミヤ山羊からとれる柔毛は、100g〜200g位になります。この点がその他の獣毛・羊毛のようにハサミで刈るのとは違います。カシミヤの毛は、15〜16ミクロンと細く手触りが非常にソフトで軽く滑りがあり、絹のような光沢と保湿力に優れています。
アルパカ
アルパカとは、南米ペルーを中心に海抜4000〜5000m以上のアンデス山地高地に生息する、ラクダ類のラマ属に属する大変貴重な動物(ヤギ)の毛です。この毛の捲縮はほとんどなく、平滑でなめらかな光沢の強い毛ですこの仲間にはアルパカ(スリとワカヤの二系統)リャマ、グアナコ、ビクーニャがいます。ベビーアルパカの毛は、21〜23ミクロン、スリならびにワカヤのファインは25〜26ミクロンです。毛の色は、シロ・クロ・チャ色・ベージュなどいろいろな色があります。アルパカも生息数的には少なく、毛の質も良質の細く長い毛は、カシミアに勝るとも劣らない手触り、シルクにも似た光沢があります。光沢があるリとても滑らかな肌触り、保湿性に優れウールより軽く、丈夫で縮みも少ないです。
アンゴラ
アンゴラうさぎからとれる高級な獣毛です。繊維が長く、その柔かくなめらかな風合いは、 豪華な雰囲気をかもしだします。主として、南米、北米に生息する。うさぎの毛は柔らかい下毛とそれを保護している太い粗い毛とがあり、下毛は白く、太い粗い毛は灰色の物があります。アンゴララビットは、約150年前、フランスでホームスパンされたのが紡績のはじめといわれています。年に2回刈り取って、一匹のうさぎから200〜300gしか採毛できないため、現在政府の強力な農業政策により中国全土で推定200万キロ、全体で計700万キロくらい産毛されているといわれ、全羊毛生産量に比して0.23%です。品種はガードヘアーに富んでふくらみの豊かなフランス種と、細くて柔らかでシルキーなドイツ種があります。ドイツ種のほうは体が二倍の大型なので、二倍の採毛量があります。アンゴラの平均繊度は十四.五ミクロンできわめて細かく、軽さは羊毛の三分の一、暖かさは羊毛の三倍といわれています。とても軽く暖かで、肌触りは最高です。
ラムウール
ラムウールは、世界最高品質の羊毛がとれることで有名なメリノ種の子ヒツジ(生後5ヶ月前後迄)の毛です。このヒツジは中世にスペインで開発され、色毛を無くして極細の繊度むらのない羊毛が得られるべく品質改良され、帆船時代にオーストラリアにもたらされて二〇〇年の間に大変な努力の結果、完成されたものです。とくにタスマニア産の16〜22ミクロンのものが有名で、細いだけでなくかさ高性もあります。
またジロン産のものも昔からきわめて有名です。さらにヒツジニ毛布を着せて屋内で飼育した、16〜18ミクロンのシャーリーウールも産出されています。またアルゼンチン南部では、(弾力性に富むかさ高性)のあるスパニッシュ・メリノが産出されています。とてもしなやかで柔らかい肌触りで光沢があり保湿性にも優れています
モヘア
モヘヤとは、一般的にトルコ、北アメリカ、西アジア、南アフリカなどに生育するアンゴラ山羊の毛です。これはカシミヤヤギと類縁の大変古い動物です。(紀元前13世紀)が神のお告げにより、祭壇を飾るのにモヘアと絹で織ったタンバクルを用いたいと載ってます。モヘアは約5000年前に遊牧民によってチベットよりトルコへもたらされて定着したと考えられ18世紀中にやっと南アフリカやテキサスに移植されました。アンゴラ山羊は牧草よりも灌木の芽を好んで食べるので、その条件にかなった豊かな灌木地帯がひろがっている高原に生息します。生後3ヶ月までの仔山羊から採れる子山羊の毛の事をキットモヘアと呼びます。絹をうわまる最高の光沢と滑らかさで、きわめてやわらかく、保湿性にも優れています。

また、モヘア系の毛糸の場合、「芯」の太さで編み針を決めるのではなく、モヘアの毛足の長さまで考慮して見た目の糸の太さよりも「太い」編み針の号数を表記しています。これは、モヘアの「ふわっ」とした風合いをいかして編んでいただくためです。