木のおもちゃがりとんは、ヨーロッパの木のおもちゃ、童具館・ネフ社の積木など大人も子どもも楽しめる木製玩具を販売しています。


ネフ社naefについて


正式な社名は『Naef Spiele AG - Spielkultur』。
ネフ社はスイスのツォフィンゲンにあるおもちゃメーカーです。
おもちゃメーカーとしては歴史は1954年からですが、ネフ社が
今日のおもちゃメーカーのとしての地位を築いたのにはそれなりの
理由があります。まずはその歴史から・・・。

創設者であり家具職人だったクルト・ネフ(Kurt Naef)氏が1954年に
現在の玩具メーカーであるネフ社の前進で家具とインテリアの会社ネフ社を
設立したことから始まります。
1958年ある顧客から助言を受けリボン型の積木《ネフスピール》を製作、
人気が出たことにより家具の世界から玩具の世界へ方向を転換していきました。
その後ニュールンベルグの国際玩具見本市への出展、自社ビルの建設、
現在のネフ社の商品ではあまりにも有名なデザイナー ペア・クラ−セン
(Peer Clahsen)との出会い、アトリエニキティキを通じての日本市場への
進出、バウハウスの作品復刻などを経て、1989年、ネフ社は株式会社と
なりました。
このときを境にクルト・ネフ氏はデザインの仕事に集中するため、経営から
身を引き顧問となります。1995年にその契約も一度は切れますが、
2002年再び経営に力を貸すこととなり現在に至ります。



ネフ社のデザイン。

積木をはじめとするネフ社のおもちゃの多くは世界各国のデザイナーから
生まれています。
でもその選択基準は、以下のように厳しいものです。

●そのおもちゃを通して子どもがどんな経験ができるか
●そのおもちゃを通して子どもが世界を見る事ができるか
●そのおもちゃで遊ぶ子の年令にあっているか
●子どもの要求に対応できるか
●そのおもちゃに合う正しい材質を選んでいるか
●美しいか
●機能的か
●安全性は
●長く遊べるか
●価格は妥当か
●オリジナリティは
●流行を追うものでないか
      (?アトリエニキティキHP紹介文より抜粋)

しかしこれらの基準よりも一番大切なものはデザイナーがどんな人物で、長く
お付き合いできるか?ということであるようです。
例えば生産する際物理的にできないことをどういう風に妥協してもらえるか?
色、形、サイズに至るまで細かく話し合わなければならないからです。
デザインの買取はせず、常に同等の立場で話し合える立場をとることにより
デザイナーの理解を示そうとしてきたのでしょうね。



ネフのおもちゃ作り。

積木をはじめとするおもちゃの製造において特に仕上げはオートメーション化
された自動機を使用することは無く繊細な人の手作業により仕上げられて
います。

楓を中心とした広葉樹の硬い木を使用しています。楓がよく使用されるのは
その木肌が白いため、透明感ある塗装に向いているからです。またその塗料は
ヨーロッパ基準EN71に適合した物が使用されています。



ネフ氏が提唱する遊びについて。

クルト・ネフ氏は遊びについて遊びという行動は人に大きな影響を与えると
いうことを認識して欲しい。また遊びを通して体で覚えた経験が、その人生に
おいて大きい影響を与えるという事、その遊びを玩具が助けている部分が
大きい事にもっと関心をもって欲しい。と考えているようです。

簡潔にまとまっていますけど重い言葉ですよね。
私もいつもそう思っています。
子供にとって遊びとは生活そのものであり、これから成長していく上で
欠かすことのできない行動です。
おもちゃに対して何を求めるのか?ということになってしまうのですが
結果を使う前から考えるよりまずは、見て、触って、動かして、感じて
ほしいのです。体験することが大事です。
『〜ができるようになる。』は結果論です。まずは何も考えずに大人も
子供もとことん遊んでいただきたいと思います。
遊びきっていないのに結果は決して生まれません。
子供が成長したときに『あのときのあの遊びはこういうことだったんだ』
って気付いてくれたらそれでいいのだと思います。
これが最高の結果なのではないでしょうか?


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