特集 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」を攻略する ◆「成長する思考力シリーズ−GT国語レシピ−」 −GTを料理の素材に見立てて、使い方を提案!− 21世紀をになう子どもたちは、いまや宇宙的な視点から地球を考える時代の真っ只中で生きていかねばなりません。私たち大人がもっていた従来の価値観から生まれる発想では対応できないのです。つまり、価値観とは何かを問うことによって、新たな価値観を形成していかなければならない時代なのです。世界はすでにそれに向かって動いています。 バブル崩壊の時代を通過し、新たな経済社会の中で生きている私たちの生活とはいったいどのようなものなのでしょうか。ここにこそ価値観を生み出す根拠が存在します。 日本の経済社会を支えている企業はここ数年大きく変わりました。第一次産業や第二次産業は大きく衰退し、「知的生産物」という領域の産業社会を迎えています。大企業は海外資本の導入や合併、統合を重ね、世界で生き残るために一層巨大化してきました。それは同時に、企業を支えている人間そのものの存在基盤を大きく揺るがしました。すなわち、年功序列制に基づいたサラリーマン世界が崩壊したのです。企業内部における競争原理が誇大化し、能力による選別がされはじめてきました。これは、かつてのまじめで、誠実に会社のためにつくすというような人間性を問うものではありません。新しい世界市場開発するための技術・研究・企画開発ができることが必要なのです。それも地球的視野から考えられなければ受け入れられることはありません。地球環境、政治動向、各国の文化、科学分野の現在的なレベルの理解など地球上で今何が起こっているのかを常に研究していかなくてはならないのです。企業に勤めながらも、自分がいったい何が考えられ、何ができるのかの自己評価なくしては、この企業社会では生きていけないということが起こっています。これが生涯学習が唱えられる所以でもあるのです。 私たちの子どもはこのような世界へ投げ出されるのです。私たちが子どもたちに「教育」という名でできることは、このような世界で生き抜ける"知"をいかにして身につけてあげるかということでしかありません。それはいみじくも文部科学省がいっているところの知識、技能の詰め込みに陥ることなく、「何を学べばいいのか」、「いかにして学ぶのか」など、学び方、考え方の習得が図られるものでなくてはならないのです。つまり、生涯を通して「自ら学ぶヒト」として生きるということでもあります。 では、「学ぶ」とは一体どのようなことなのでしょうか。 ヒトは胎児の時から母親を通して様々な身のまわりの関係の意味を無意識のうちに自分の中に形作っていきます。母親がもつ人間関係からくる心の状態を、母親の声や身体の反応を感じたりすることによって外界との関係を感性として培っていきます。最近では、感性とは別に言葉も言葉として認識していく過程があると云われています。母親が胎児に話しかけることが、重要な意味をなしていることが明らかになったわけです。このようにヒトは、いちばん身近なヒトを通して「他者・自然・モノ」との関係づくりを始めるのです。このことは重要な意味を示唆しています。もし、母親の心の状態が悪ければ、胎児はその心の状態を引き受けることになります。母親が「他者・自然・モノ」との関係づくりがうまく出来なければ、胎児期、乳児期をそのすべがわからないまま過ごすことになります。これは、次の幼児期に大きな影響を与えます。 幼児期や児童期では、「他者・自然・モノ」との関係づくりを母親だけでなく、母親以外の他者を通して身につけていくことになります。ヒトは、「他者・自然・モノ」と相互関係を持ちながら自分を創り上げていくものなのです。 この関係づくりをヒトは言葉を介して行っていきます。言葉は、単なる伝達の道具ではなく、歴史的な文化に裏付けられた意味とその場の文脈、その人の文脈から表現されます。 父と息子で話される会話を例にとってみましょう。 <大リーグのイチロウの活躍を見ている親子> お父さん(50歳)「イチロウの盗塁もすごいけど、福本もすごかったよなあ。」 息子(12歳) 「福本ってだれ?」 お父さん「オリックス・バファローズ の前に阪急っていう球団があったんだけど、その時のの盗塁王だよ。」 息子「へぇ? リッキー・ヘンダーソンを越せるかな。」 お父さん「????」 この会話の場面を想像して下さい。父親はそもそも<イチロウ>が日本人だから、大リーグの試合をたまたまみているのです。ところが息子は大リーグで活躍しているイチロウのファンなのです。二人の文化の違いも文脈の違いもはっきりしています。野球に関する話一つとっても、お互いが何かを共有し、二人がより楽しく、さらに深く野球について話し合うためには、息子は父親の時代の野球界を理解する必要があるし、父親は、大リーグの選手を研究するだけでなく、日本人にこだわらない息子の世代を理解しなくてはなりません。おそらく、この会話の続きは、息子がリッキー・ヘンダーソンについて知っていることを話し、父親は、福本選手についての思い出を語ることになるでしょう。このことによって、二人は野球に関する共有感をもつと同時にそれぞれが新しい知識を得たことになります。そして、それぞれが今までとは異なった野球の見方をしていくと同時に父と息子との関係も新しくなるに違いありません。 言葉を通してヒトが学ぶとはこういうことなのです。これは会話に限りません。本を読んだり、講義を聴いたりしても同様のことが言えるのです。新しい知識を自分の経験と重ね合わせて新たな経験にしていくことが、"知"の獲得といえるのです。"知"とは常に変化し新しく組み替えられていくものなのです。 このことを可能にするためには、幼児期・児童期において「読む・聞く・見る・書く・話す」ことを相互関係によって成り立たせていくことを体得していかなければなりません。 これが「学ぶ方法」を体得することでもあるのです。そのことによってはじめて「自ら学ぶヒト」となるのです。 いままでの初等・中等教育の中で設問に対する「唯一の解答」を巡って、その解き方や知識だけを覚えていくということでは、「自ら学ぶヒト」になることはできません。ここでは「知識を教えられるヒト」でしかないのです。 とくにいままで「読解」といわれているものは、たいへんな誤解をされてきました。著者すらも考えてもいない解答が出てくるのです。それは、すべてが問題を作った設問者に依拠するものなのです。つまり、問題は設問者の意図を中心に作られたものであって、著者とは関係ないのです。著者は1冊の本を通して文脈を作り上げます。しかし、問題はその中のほんの一部分を取り上げたものに過ぎません。それで著者の意図が分かるようにはなっていないのです。ここでは文章を読み解くほんの一部分の方法を設問者から学ぶと云うに過ぎません。したがって、問題集をするとはこういうことであることを前もって踏まえなければなりません。問題集は、設問者との対話と考えるべきでしょう。 「成長する思考力シリーズ」は、この設問者との対話を通して、文章をまとめる方法や順序立てて物事を考えたり、規則性を見つける方法を学ぶ教材なのです。 この教材を使用する方は、同時に読みたいときに読みたいだけ本を読んだり、映像にふれたり、人の話を聞いたりと様々な学びのなかで、「成長する思考力シリーズ」で得た学びの方法を生かされることになります。 何かを学習するときにもっとも必要なのは「何を学習しようとしているのか」「どんなものを使って学習するのか」「学習するのに何が必要なのか」「学習することによってどのような効果が得られるのか」。つまり料理でいえば「何を料理しようとしているのか」「素材は何を使うのか」「素材以外に調味料として何が必要なのか」「食べ手にどのような感動や喜びを与えられるのだろうか」。 ここでは学習指導者という立場ではなく、一料理人として「成長する思考力シリーズ(GT)国語」という素材をつかって、“料理する”という観点から物事を考えてみたいと思います。まず、「成長する思考力シリーズ(GT)国語」という素材は一体何なのかを分析してみましょう。この素材が出来た背景と内容、特徴を紹介します。 「読書は力なり」 −本を読む習慣をつける機会を 私たち大人もそうですが、日常生活の中でゆっくりと考えたり、読みたいときに読みたいだけ本を読むというような時間がほとんどないのが現状です。学校に入ったとたん子どもたちは、40分ごとに全く異なった教科の時間が来ます。学校が終われば塾にいきます。さらにお習いごとといったものもあるでしょう。わずかの隙間があれば、ストレスを解消するためのトークテレビやゲームとなっています。つまり、どこにも自分から創り出す時間がないのです。ここからは相互関係を生み出し、自分の心に問いかける文脈ができません。自分で考え、ゆっくりと自分の世界を創っていくための術をどこでも学ぶことが出来ないからです。自分の欲しいものは色々と言えますが、一口食べれば、おいしくないといいながら次から次へと喰いあさることしかできません。すべてが他人が作ったものだからです。本を読むとは、本の世界にいったん自分が入り、その中で他者や自分との対話が進行します。何度も同じ本を読むこともあります。さらに次の本を読みたくなります。こうして、次第に自分の中に相互関係から生み出される世界を築きあげていくのです。このことを抜きにヒトは「自ら学ぶヒト」にはなれません。 幼児期には、お母さんの声で読み聞かせ、本を巡って幼児との対話を大切にすることが何よりも大事です。 学童期には、まず、興味ある本を好きなときに好きなだけ読める環境を作ってあげることです。本は無理に読ませたり、わずかな時間を決めて読んだりするものではありません。 ゆっくりとその世界を味わう時間が必要なのです。一度でもこの世界に入れば、自分で本を読む時間を創りだしていくはずです。 ●「成長する思考力シリーズ(GT)国語」でできること 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」は要旨をまとめて書くことができるようになるための技術を身につけるための素材です。そのための導入として設問者が要旨を理解するために必要な設問に対して答えていくというようになっています。しかも、問題文そのものは、一部切り取られた部分でしかありません。これらのことを踏まえれば、これ自体で著者がいいたかったことを理解するというようにはなりません。ですから、ここではあくまでも与えられた文章から設問者が何を尋ねているのかに答えるということなのです。したがって、ここから本が好きになるとか、自分の心の形成を助けるという領域には必ずしもいかないことを前提としなければなりません。そのために上記のような読書習慣を身につけることがなによりも必要になります。読書と並行して要旨をまとめる技術をつけることは、読書そのものをより深いものにしていきます。 ヒトは、「他者・自然・モノ」との相互関係の中で<考える>ことを始めます。 つまり、<考える>とは自分以外の存在を通してしか始まらないのです。しかもこの<考える>ことを自覚的に行われ始めるのは、言語修得と深い関係があります。自分が何を考えているかを自分の頭で考えているとき、私たちは頭の中で言語を使っています。思考力とは、言語を通して自分の世界を広げていく力ともいえます。 頭で考えていることは見ることが出来ません。しかし、見ることができないものを言語で形作ることによってイメージすることが出来ます。しかし、そのイメージも、別の情報が入れば変わっていきます。思考力とは様々な情報を分析しながら新たなイメージを自分の中に創っていくことでもあるのです。このことを文脈構築ともいいます。 GT国語では、この文脈構築をするための基礎的な力として考えられる文章要約を自分の言葉で書くことができるようにする素材なのです。文章要約ができるということは、講義をまとめたり、様々な種類の本を読んでその内容を理解することができるようになるということです。 GT国語では与えられた情報を解読する方法を設問者から学んでいくことになります。 GT算数では、この文脈構築を言葉の概念を理解することによって、規則性を発見する方法を設問者から学んでいくことになります。 まず、既存の国語教材を見てみます。 通常の教材はそのほとんどが問題てんこ盛り構成です。漢字の読み取り・書き取りがあり、語句の意味の問題があり、読解問題があるというようにです。こういった学習をした子どもたちは「きょう、何の勉強したの」と問いかけると、「国語の勉強」という答えしかかえってきません。これでは学習効果も極めて弱く、薄くなるだけです。 算数はどうでしょうか。計算の解き方、応用問題の解き方はあっても、算数の答える技術を伝授するものはありません。 「成長する思考力シリーズ(GT)国語・算数」は通常の教材とは根本的に異なる編集方針で作成されています。1ページ1ページに学習目的があるのです。 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」は進級式の教材です。各級、各回3〜4つの切り口で構成されています。 ◎GT国語の構成 ・文のしくみ 第1回の1ページ目は「文のしくみ」というタイトルになっています。ここでは子どもたち「格助詞のある文章」のでき方を学習します。第2回では「副助詞のある文章」を学習します。 ・「一文を見て」(10級のみ) 2ページ目は「一文を見て」というタイトルがついています。子どもたちはここで、5WIHの設問文の意味理解と答え方を学習します。 ・「絵を見て」(色鉛筆を用意させます。) 3ページ目は「絵を見て」というタイトルになっています。ここでは、まだ言葉になっていないものを書き表すという学習をします。絵を見て想起したものを文章化する学習ともいえるでしょう。 新学習指導要領でも「絵に言葉を入れること」などが示されています。 ・「文章を見て」 4ページ目には「文章を見て」というタイトルがついています。ここは長文読解のページとなっています。 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」は学習目的の明確化について次のような工夫をこらしています。添付されているシールがその役目を果たします。たとえば、10級第1回目の1ページ目「文のしくみ」を学習後、シートから該当するパートをはぎとり裏表紙の該当する欄を探し出し、そこにシールを貼りつけます。このことによって、子どもたちはまず学習したタイトル、たとえば、「文のしくみ」を<見て>、最後に裏表紙の欄に記載されている「文のしくみ」を<見る>のです。 子どもたちは否応なく学習した項目の再確認を繰り返すことになります。 上記の構成をさらに細分化すると下記になる。 ■「文のしくみ」の構成 *10級〜5級までの「文のしくみ」の構成 第1回 〈 「の」「で」「を」などの文字のつかい方を学ぶ 〉―格助詞 第2回 〈 「は」「ばかり」「こそ」などのつかいかたを学ぶ 〉―副助詞 第3回 〈 「ば」「けれど」「ので」「ながら」などのつかい方を学ぶ 〉―接続助詞 第4回 〈 どんなようすかをあらわすことばのつかい方 〉―形容詞 第5回 〈 どんなようすかをあらわすことばのつかい方 〉―形容動詞 第6回 〈 ようすやていどをあらわすことばのつかい方 〉―副詞 第7回 〈 どんなものかをあらわすことばのつかい方 〉―連体詞 第8回 〈 音やようすをあらわすことば 〉―副詞 第9回 〈 ていねいなことばのつかい方 〉 第10回 〈 カタカナをつかうことばを学ぶ 〉 第1回 〈 つなぎことばの使い方 〉―接続詞・接続助詞 第2回 〈 反対の意味のことばを学ぶ 〉 第3回 〈 反対のことばの使い方 〉 第4回 〈 動作を表すことばの使い方 〉―動詞の活用・音便形 第5回 〈 動作を表すことばの使い方 〉―動詞の活用 第6回 〈 正しい文の表し方 〉―助詞の使い方 第7回 〈 正しい文の表し方 〉―副助詞 第8回 〈 正しい文の表し方 〉―いろいろな品詞 第9回 〈 どんなを表すことばの使い方 〉―形容動詞の活用 第10回 〈 ていねいなことばの使い方 〉 第1回 〈 あとのことばをくわしく説明することば…修飾語 〉―副詞 第2回 〈 あとのことばをくわしく説明することば…修飾語 〉―連体詞 第3回 〈 音や様子を表すことば…修飾語 〉―擬音語・擬態語 第4回 〈 ていねいな言い方や尊敬する言い方 〉―敬語 第5回 〈 カタカナで書くことばを学ぶ 〉―外来語 第6回 〈 つなぎことばを学ぶ 〉―接続詞 第7回 〈 様子を表すことばの形の変化を学ぶ 〉―形容詞の活用 第8回 〈 反対ことばについて学ぶ 〉―対義語 第9回 〈 動作を表すことばの変化を学ぶ 〉―動詞の音便形 第10回 〈 動作を表すことばの変化を学ぶ 〉―動詞の活用 第1回 〈 二つの文を一つにする 〉―接続助詞・接続詞 第2回 〈 二つの文を一つにする 〉―接続助詞・接続詞 第3回 〈 つなぎ言葉の使い方 〉―接続助詞・接続詞 第4回 〈 つなぎ言葉の使い方 〉―接続助詞・接続詞 第5回 〈 言葉の使い方のちがいを学ぶ 〉―接続助詞・副助詞 第6回 〈 反対の意味の言葉を学ぶ 〉―対義語 第7回 〈 様子を表す修飾語を学ぶ 〉―形容動詞 第8回 〈 様子を表す修飾語を学ぶ 〉―副詞 第9回 〈 様子を表す修飾語を学ぶ 〉―連体詞 第10回 〈 尊敬する言葉の使い方 〉―敬語 第1回 〈接続詞の使い方〉 第2回 〈反対の意味の言葉を学ぶ〉 第3回 〈反対の意味の言葉を学ぶ〉 第4回 〈動詞の変化を学ぶ〉 第5回 〈助動詞の使い方〉 第6回 〈助動詞の使い方〉 第7回 〈助動詞の使い方〉 第8回 〈複合語を学ぶ〉 第9回 〈一文をいくつかの文に分ける〉 第10回 〈尊敬する言葉の使い方〉 第1回 〈同音異義の言葉を学ぶ〉 第2回 〈反対の熟語を学ぶ〉 第3回 〈類義語を学ぶ〉 第4回 〈四字熟語を学ぶ〉 第5回 〈四字熟語を学ぶ〉 第6回 〈慣用句の使い方〉 第7回 〈慣用句の使い方〉 第8回 〈慣用句の使い方〉 第9回 〈慣用句の使い方〉 第10回 〈故事成語を学ぶ〉 ■「絵を見て」の構成 第1回 〈 絵を見て「きせつ」のことばをそうぞうする 〉 第2回 〈 絵を見て「月」の行事をそうぞうする 〉 第3回 〈 絵を見て「たてものやしせつ」のことばをそうぞうする 〉 第4回 〈 絵を見て、場めんがかわるようすをそうぞうする 〉 第5回 〈 絵を見て、どうさをそうぞうする 〉 第6回 〈 絵を見て、場めんをそうぞうする 〉 第7回 〈 絵を見て、ひとのようすをそうぞうする 〉 第8回 〈 絵を見て、かんさつする力をやしなう 〉 第9回 〈 絵を見て、場めんがかわるようすを考える 〉 第10回 〈 絵を見て、でてくるひとのきもちをそうぞうする 〉 第1回 〈 絵を見て天気のようすを表す 〉 第2回 〈 絵を見て、天気のようすを表す 〉 第3回 〈 絵を見て、場面のようすを表す 〉 第4回 〈 絵を見て、どんな場面かを表す 〉 第5回 〈 絵を見て、どんな場面かを表す 〉 第6回 〈 絵を見て、しょくぎょうを考える 〉 第7回 〈 絵を見て、場面をせつめいする 〉 第8回 〈 絵を見て、気もちをそうぞうする 〉 第9回 〈 絵を見て、話のすじ道をせつめいする 〉 第10回 〈 絵を見て、話のすじ道をせつめいする 〉 第1回 〈 絵を見て、場面の変化を学ぶ 〉 第2回 〈 絵を見て、気持ちの変化を読みとる 〉 第3回 〈 絵と文章のつながりを見つける 〉 第4回 〈 絵を見て、文を完成させる 〉 第5回 〈 絵を見て、文を完成させる 〉 第6回 〈 絵を見て、何をしているかを理解する 〉 第7回 〈 絵を見て、文を完成させる 〉 第8回 〈 絵を見て、文を完成させる 〉 第9回 〈 絵を見て、文を完成させる 〉 第10回 〈 絵を見て、文を完成させる 〉 第1回 〈 絵を見て、「〜のような」という言い方を学ぶ 〉 第2回 〈 絵を見て、音を表す言葉を学ぶ 〉 第3回 〈 絵を見て、様子を表す言葉を学ぶ 〉 第4回 〈 絵を見て、会話文をつくる 〉 第5回 〈 絵を見て、気持ちの変化を表す 〉 第6回 〈 絵を見て、人物の行動を文で表す 〉 第7回 〈 絵を見て、場面の説明をする 〉 第8回 〈 絵を見て、人物の気持ちを文で表す 〉 第9回 〈 絵を見て、物語をつくる 〉 第10回 〈 絵を見て、道案内をする文をつくる 〉 第1回 〈絵を見て文をつくる〉 第2回 〈絵を見て気持ちを考える〉 第3回 〈絵を見て、大昔の人々の様子を説明する〉 第4回 〈絵を見て、水の旅を説明する〉 第5回 〈絵を見てちがいと共通点を見つける〉 第6回 〈絵を見て、気持ちの変化を読みとる〉 第7回 〈絵を見て、人物の性格を説明する〉 第8回 〈絵を見て、物語を想像する〉 第9回 〈絵を見て、物語をつくる〉 第10回 〈絵を見て、人物の気持ちを説明する〉 第1回 〈絵を見て、説明文をつくる〉 第2回 〈絵を見て、物語を想像する〉 第3回 〈絵を見て、慣用句を学ぶ〉 第4回 〈絵を見て、慣用句を学ぶ〉 第5回 〈絵を見て、物語文の流れを読みとる〉 第6回 〈絵を見て、物語文の流れを読みとる〉 第7回 〈絵を見て、物語文の流れを読みとる〉 第8回 〈絵を見て、物語文の流れを読みとる〉 第9回 〈絵を見て、物語文の流れを読みとる〉 第10回 〈絵を見て、物語文の流れを読みとる〉 さらに 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」は、「進級式である」理由として、次の理由付けをしている。 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」は10級を一番やさしい文章・設問で作成し、1級をいちばん難しい文章・設問で作成しています。 通常教材は学年枠に大きくとらわれ、どんどん進化したいという子どもたちを抑制しています。 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」はこの抑制枠、すなわち学年枠を解体し、子どもたちの目的や目標にしたがって自由に学習できる方式を考え、進級式が最適であるという結論をえました。 進級式であるということは階層がしっかり区分化されているということです。 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」で級別はいうまでもなく、各級の回別においてもその階層を明確にしています。 10級の開始級である第1回の「文章を見て」と1級の最終回である12回の「文章(報道文)を見て」と比較下さい。 また、10級の第1回の「文章を見て」と10級の最終回である15回の「文章(説明文)を見て」とを比較下さい。そのちがいを明瞭に読みとっていただけるでしょう。「成長する思考力シリーズ(GT)国語」が進級式の本当の意味を体現していることを確かめていただけると思います。 また、小学5年生以上の場合は、「開始級判定テスト」をご利用下さい(最初のご購入時につけています)。7級を学習するにふさわしいかどうかを判定する「7級判定テスト」から「5級判定テスト」までがあります。小学4年生以下は、原則的には10級から開始させて下さい。 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」という素材がどのような素材かということを大まかに分析しましたが、まとめるとこの素材は「日本語の読解・記述」に的を絞った素材であり、「進級式」であるということ。そして、ただ単に解答を求める素材ではなく学習者に「思考させる。つまり考えさせる」ことをコンセプトに置いている。料理でいえば、この野菜は○○産で、この野菜をつくった人はこういう思いでこの野菜をつくったのかということに、いままでの分析で置き換えれられる。しかし、料理をする仕込みとして一番重要なのは「このまま何も料理をせずに食べてもらうのか」ということである。ここでしっかり認識しなければいけないのはこの「成長する思考力」国語という素材は、あくまでも素材であってコンビニ弁当ではないということである。むろん、そのままだしても新鮮なうちは子どもは「おいしい」といって食べるだろう。しかし、そればかりを食べているとあきてしまう。つまり、毎日野菜、しかもピーマンばかり食べさせているようなものである。 「料理・調理する(学習カリキュラムを考える)」ということを認識することが「成長する思考力シリーズ(GT)国語」という素材ばかりではなく、すべての素材を扱うときに一番重要な問題となってくるのである。 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」という素材がどんな素材であるかは、イメージができたと思います。ここでは「成長する思考力シリーズ(GT)国語」という素材を使って「料理・調理する(学習カリキュラムを考える)」のかを考えてみる。 考えるにあたって、どのような料理方法があるのかをあげてみる。 日本語学習(1) 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」という素材は「読解・記述」に的を絞っている。じゃぁ、その「読解・記述」を支えるものとして考えれれるのは「漢字練習」。この「漢字練習」と「成長する思考力シリーズ(GT)国語」を混合させ学習させる。 日本語学習(2) まず、「成長する思考力シリーズ(GT)国語」をする前に、ウォーミングアップとして、「成長する思考力シリーズ(GT)国語」という素材の中で「絵を見て」という問題を子どもだけにやらせるのではなく、私も一緒におこなって、どのようなことが考えれれるのかをコミニュケーションする。そのことによって、子どもたちの「学習するぞ」というモチベーションをあげる。 そして、学習の最後に今日は何を学習したのかを子どもと話す、もしくは学習日記をつけさせる。このことにより、学習の「振り返り」と「自己分析・表現力」をアップさせる。 日本語学習(3) 音読という切り口を取り入れてみる。問題に取り組む前に、問題及び文章を一通り「声にださせて読ませる」。そのことによって、子どもが「自分が何を考え、何を学習するのか」を自覚させる。 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」の問題だけではなく、この機会に簡単な文章や詩を朗読させることも考えられる。その際に、テープなどに録音したりすることによって、子どものモチベーション=学習意欲のひとつとして考えられる。 日本語学習(4) 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」はあくまでも素材のひとつと考える。メインとして、「映像学習」をもってくる。例えば、ドキュメンタリー番組などを子どもに見させて、それについての感想や意見を文章化させる。子どもが低年齢の場合は、その映像が何だったのかを話させる。つまり、要約力の育成をおこなう。その後に、表現力を養うための学習の位置づけとして「漢字練習」「成長する思考力シリーズ(GT)国語」を活用する。 日本語学習(5) 聞かせる学習という観点から考えてみる。「成長する思考力シリーズ(GT)国語」の中には、様々な文章がでてくる。その文章の中にでてくる文字をピックアップして、その文字の意味やその文章を書いた作者について子どもに話す。そのことによって、子どもの「知りたい」という気持ちと「へぇ〜そうなんだ」という物事に関する興味心を芽生えさせる。 日本語学習(6) 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」で扱われている文章を基軸に、その文章を問題として読むのではなく、一冊の書籍として読むことをさせる。そして、その文章を「要約」させる。つまり、何がその本に書かれているのかという「読解力」をあげることをコンセプトに置く。そのトレーニング学習として「成長する思考力シリーズ(GT)国語」を学習させる。 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」にしても、どんな問題集にしてもそうですが、学習する量というのを決めずにおこなうと、「集中力の継続」がおこなうことができなくなる。 簡単にいえば「あきる」です。同じ食べ物ばかり食べているとちがう食べ物を食べたくなるのと同じ症状が学習においても必ず起こる。 実際に 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」を利用されている皆様のご意見・ご感想として「はじめは、子どもたちは楽しくて学習するけど、7級あたりから文章の量が増えるため、今までのスピードで学習できないストレスから学習をやめてしまった」「はじめは、いいけど時間がたつにつれてあきてくる」「成長する思考力をもっと細分化して、子どもがつまずかないようにしてほしい」など。 この意見や感想の背景には、学林舎が次のような学習設定を提案しているとこにある。 「1回の学習時間(1・2級を除いて4P/回)は40分〜60分を想定していますが、これはあくまでも標準時間です。ある子どもにとっては5分/Pでしょうし、別の子どもでは20分/Pかかるかもしれません。子どもたちに合わせて設定して下さい。」 「各級の構成は、10級→15回、9級〜5級→16回、4級〜1級→12回となっています。 ここでは平均的な16回について説明します。まず考えられるのは1回の学習で何ページ消化するかです。1回で1回分とすると16回、1回で2分の1回とすると32回となります。 これを何日分で終了させるかが次の問題となります。週1回の場合は4ヶ月あるいは8ヶ月で終了します。週2回の場合だとその2分の1。週に4回とすると1ヶ月で1級分を終えることになります。 子ども一人ひとりの目標にそってご設定下さい。」 上記の設定は、あくまでもひとつの「目安」であるがこれを見た人間は、これを基本設定として考えてしまった。ここに、大きな問題があったといえる。あくまでも、これは「目安」なのであるということを前提におかなければならない。 「目安」として前提として考えられた先生方はで扱われた料理法(学習方法)を使い、次のようなカリキュラムを作成し、子どもたちの学力の向上に成功している。 −学習のメリハリをつける 学習時間 90分〜120分 週2回 対象:小学校低学年対象 1.20分間 ウォーミングアップ 子どもたちの思考を「学習モード」に切り替えるために、最初の20分間は単純な作業学習をおこなわせる。ウォーミングアップ素材として、「成長するドリルシリーズいきる計算・いきることば・いきる教養」「PSS会員教材」などの教材を使用。 2.15分〜20分間 思考ウォーミングアップ はじめの20分間で、子どもは塾に来たということを認識する。そのことにより、「学習する」ということを認識する。次に「考える」ということのウォーミングアップをする。「成長する思考力シリーズ(GT)国語」という素材の中で「絵を見て」という問題がある。その部分を子どもだけにやらせるのではなく、先生も一緒におこなって、どのようなことが考えれれるのかをコミニュケーションする。そのことによって、子どもたちの「考える力=脳」を刺激する。 思考トレーニングとして、他に詩をひとりずつに音読させて、その詩について感じ たことを話させたり、文章化させたりこの思考ウォーミングアップの時間はさせてい る。 3.20分〜40分間 思考トレーニング 思考トレーニングとして「成長する思考力シリーズ(GT)国語」をおこなう。ただし、原則として4ページしかさせない。それ以上、できる子もできない子も4ページ学習するということを原則とする。理由としては、「成長する思考力シリーズ(GT)国語」という教材を「あきさせない」ということと、学習する範囲を決めることによって「集中」させるということを学習させる。 答え合わせは、子どもたち自身にやらせる。その答え合わせしたものを先生がチェックして、×なのに○をつけたり、○なのに×をしてたり、○か×か分からないから何もしていないなどがある場合は、子どもとのコミニケーションを図る上でチャンスなので、じっくりと対話する。 4.20分〜30分間 今日の学習&読書の時間 学習の最後に今日は何を学習したのかを子どもと話す、もしくは学習日記をつけさせる。このことにより、学習の「振り返り」と「自己分析・表現力」をアップさせる。そして、余った時間は塾の図書ライブラリーの本(漫画も含む)を読めるようしている。 1〜4の学習カリキュラムを基盤に月1回「映像授業」などをおこない、その映像に関する感想・意見や要約させたりして、様々な角度から子どもたちが「日本語」に深く触れる機会を創出している。 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」がどんな素材であって、どんな料理法(学習方法)があるのかをイメージしてきました。そのイメージしていく中で、「成長する思考力シリーズ(GT)国語」は従来の学校や学習塾でおこなわれている学習とは根本的にちがうということを皆さんは気づいていると思います。従来の学習が良いか悪いかは別にして、「成長する思考力シリーズ(GT)国語」を使っておこなう学習は「社会で生きる」ために必要不可欠な学習であり「社会が求めている人材」を育成する学習の基礎であることは疑う余地がありません。 そして、従来の学習をより効果的にするためにも、「成長する思考力シリーズ(GT)国語」を使っておこなう学習は必要である。「成長する思考力シリーズ(GT)国語」を使っておこなう学習は、従来のレストランの座っていれば料理が勝手にでてくるものではなく、シェフと食べ手が相談しながら料理をしていくというものです。「この料理はおいしから、お客さんも満足している」「良い素材を使っているからおいしいのは当たり前」という感覚を料理人は捨て、食べ手も「食べれるから、まぁいいか」「まずくないからいい」という消費的な感覚を捨て、「この素材は、こうした方がいいんじゃないか」「こうした方が、もっとおいしいのに」などの「工夫」と「創造性」が料理人にも食べ手にも求められる。 つまり、従来の学習指導の先生は「教える」、子どもは「受け身で習う」という姿勢ではなく、「共に学ぶ」ということなのである。この姿勢がない限り、ほんとうの意味での学習ははじまりません。そして、「共に学ぶ」ということができる素材として「成長する思考力シリーズ(GT)国語」は、その輝きを増すのです。 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」がどんな素材であって、どんな料理法(学習方法)があるのかをイメージしてきました。そのイメージしていく中で、 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」は従来の学校や学習塾でおこなわれている学習とは根本的にちがうということを皆さんは気づいていると思います。従来の学習が良いか悪いかは別にして、 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」を使っておこなう学習は「社会で生きる」ために必要不可欠な学習であり「社会が求めている人材」を育成する学習の基礎であることは疑う余地がありません。 そして、従来の学習をより効果的にするためにも、 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」を使っておこなう学習は必要である。 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」を使っておこなう学習は、従来のレストランの座っていれば料理が勝手にでてくるものではなく、シェフと食べ手が相談しながら料理をしていくというものです。「この料理はおいしから、お客さんも満足している」「良い素材を使っているからおいしいのは当たり前」という感覚を料理人は捨て、食べ手も「食べれるから、まぁいいか」「まずくないからいい」という消費的な感覚を捨て、「この素材は、こうした方がいいんじゃないか」「こうした方が、もっとおいしいのに」などの「工夫」と「創造性」が料理人にも食べ手にも求められる。 つまり、従来の学習指導の先生は「教える」、子どもは「受け身で習う」という姿勢ではなく、「共に学ぶ」ということなのである。この姿勢がない限り、ほんとうの意味での学習ははじまりません。そして、「共に学ぶ」ということができる素材として「成長する思考力シリーズ(GT)国語」は、その輝きを増すのです。 1〜5において、「成長する思考力シリーズ(GT)国語」について、ご理解いただけたと思います。 最後に、この「成長する思考力シリーズ(GT)国語」を使用するにあたって、次のキーワードを再確認していただきたいと思います。 「成長する思考力シリーズ(GT)国語」は素材である」 「料理・調理(学習カリキュラムをつくる)することが必要である」 「学習目的の明確化と位置づけ」 「学習時間・学習量の設定」 「共に学ぶ」 Copyright (C)教材出版 学林舎. 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