毛足の長い立毛が密生した肌ざわりのよいニット毛布のこと。
ドイツ製のカールマイヤー編み機を使い、極細の糸を編んで作る。
2枚の地布(グランド)の間をパイル糸で編み上げ → パイル糸の中央をカットして2枚に分ける → 分けた生地に染色や洗浄、風合いを良くする加工を施す → パイル面を表にして張り合わせて仕上げ。
毛足が長いため、非常に柔らかな肌ざわり。また、発色性がよいため多彩なプリントが施され、柄も様々である。また、付加価値を付けやすく、抗菌防臭や帯電防止などの機能が施されたものもある。
生地を2枚合わせて作られているため、高い保温力を発揮することができるが、その分重たくなりがちなので要注意。また、綿や動物繊維などの天然素材と比べると吸湿性が低いため、寝汗を吸収しきれず布団内が蒸れやすい。
マイヤー毛布が生地を2枚使うのに対し、ニューマイヤーは1枚の生地の両面に仕上げ加工を施し、使えるようしたもの。
肌ざわりがよい、毛抜けや毛玉ができにくい、軽量、と扱いやすいのが特徴。
軽量な分お洗濯もしやすいため、手軽に清潔感を保てる。
反面、マイヤー毛布と比べるとボリューム感には欠けるため、保温力は劣る。
あと1枚足したい、という場合には便利だが、これ1枚での使用には限界がある。