樹脂標本の作成
★樹脂について★
樹脂は市販のもの日新レジン株式会社 クリスタルレジン 300gセットを取り寄せてもらいました。 樹脂は石油と同じような性質なので、樹脂を扱うときは、新聞紙を敷き、部屋の窓を開けて換気をよくしました。 手に付いたときは、水でよく洗い流しました。
★作り方★
- ①台の作成
- シリコンの容器にまず、樹脂を5㎜ぐらい流しこんで台を作ります。
- ②乾燥
- 24時間ほど静かに乾燥させます
- ③接着剤で固定
- 乾燥した台の上にクワガタを接着剤で固定します。 足がもげないようにていねいに固定します。
- ④樹脂を流し込む
- 接着剤が乾燥したら、さらに樹脂を流し込み、接着剤で固定したクワガタをさらに樹脂で固定します。 樹脂が乾燥するまでホコリなどが被らないようにサランラップなどで覆いをしておきます。
- ⑤ラベルを貼る
- 適当な高さでラベルを貼りました。 エクセルというソフトで採集ラベルを作成しました。 一般的に学名・和名・採集地・年月日・採集者を記入するそうです。
- ⑥型から外す
- 24時間以上乾燥させ、硬化したら型から外します。 シリコンの型からは簡単に外せましたが、ゼリーの型からはなかなか外れませんでした。
注意点
- 気泡が入らないようにしんちょうに一か所から流しこみます。
- 乾燥したクワガタは足、触覚が壊れやすいのでにていねいにやります。
- 虫の壊れた場所を、接着剤でくっつけました。 さらに樹脂を足関節などにかけ、これ以上もげないように補強しました。
- シリコンの型をあらかじめお湯(80度くらい)で温めてから樹脂を流し込むと気泡が早く抜けました。
- 樹脂を何回にも分けて、薄い層を重ねていくと気泡がさらに少なくなりました。