★取付の前の注意点


■ナット、ボルトの選び方
 ホイールの取付けナット座(ボルト座)は、テーパー面、球面座、平面座等の種類があります。車側のネジ径、ピッチを確認の上、必ず座の形状に合った(もしくは指定の)ナット・ボルトを使用してください。形状の異なるナット・ボルトは充分な締め付けが出来ないため、走行中にゆるんだり、外れる危険性がありますので絶対に使用しないでください。ナット・ボルトが付属のものもございますが、必ずホイール座とナット・ボルトが合っているかを確認してください。(商品によっては純正ナット・ボルト使用や別売ナット・ボルトになることもあります。)

 


■センターキャップ・カバーの取扱い
 センターキャップ・カバーには種類によって色々な取付け機構があります。特殊なタイプはその説明書に従って装着してください。センターキャップ・カバーの取付け、取り外しは丁寧に扱ってください。叩く等の衝撃を加えると破損する可能性があります。商品によってはセンターカバータイプのホイールがありますが、ボルトの頭の長さにメーカー生産時の誤差によりバラツキがあり、ホイールのセンターカバーが最後まで締まらない場合がありますので必ず確認してください。

 

★ 取付の際の注意点
■取付けナット・ボルトの締め方
 取付けナット・ボルトの締め過ぎは、ボルト穴の変形、お及びナット。ボルト破損等が発生することがあります。締め不足は取付けナット・ボルトゆるみの原因となります。推奨トルクを目安にして均一に締めつけてください。推奨トルクは販売店にご確認ください。※ナット・ボルトの取付けには絶対にインパクトレンチは使用しないでください。


■走行中にホイールが外れる恐れがあります。必ず以下の事項をお守りください。
 ●車両の取付け面やハブボルトに錆、汚れ、変形が無いこと。
 ●取り付けようとするホイールと車両の取付け面の干渉(車両取付面上のピン・ボルト・センターボス・ワッシャー等とホイールの干渉)が無いこと。
 ●取付けナット・ボルトの締め付けには、必ずトルクレンチをご使用ください。
 ●取付けナット・ボルトは締め過ぎでも締め付け不足でもホイール・ハブボルト等の変形やゆるみを引き起こし、事故の原因となることがあります。トルクレンチを使用して、正しい締め付けトルクで締め付けてください。
 ※アルミホイール使用の際は、常にスペアタイヤホイール取付け用ナット・ボルトをスペアタイヤホイールと一緒に保管してください。純正スペアタイヤホイールをご使用の際には、純正ホイール用ナット・ボルトをご使用ください。


■外車用アルミホイールに専用ボルトが付属されている場合がありますが(但し、商品によっては別売ボルトを使用するものや、純正ボルトを使用するもの等がありますので、予め販売店へご確認ください。)、お車のバラツキ等によりボルトの長さが合わない場合があります。お車に取付け後、車両を下ろす前に必ずブレーキキャリパー・ローターヘの干渉が無いかどうかを空転させながら4本全て確認してから増し締めをしてください。それを怠りますとABS破損やその他、車の装備破損など重大な事故につながる恐れがありますので必ず実施してください。


■商品によってはスぺーサーでオフセットを変えて、車種専用設定にしてあるものがありますが、メーカー推奨パーツ以外は絶対に使用しないでください。また、外車用アルミホイールは車種専用タイプとなりますので、メーカー指定車種以外へのお取付けはしないでください。(PCDやハブ穴等、ホイールを加工しての装着は危険ですので絶対におやめください。)


■装着後の確認
 車両に装着後はタイヤ・ホイールが車両からはみ出していないことを必ず確認してください。車体からのはみ出した装着は法令で禁止されております。車両に装着後はハンドルを左右いっぱいにきって車体との接触が無いことを確認してください。

 

日常の注意点
■ロックナット(ロックキーアダプター)の保管について
 ロックナットをご使用の際は必ずロックキーアダプターを車両内に保管してください。点検、タイヤ交換でも必要となりますし、不意なパンク等でホイールを外す際にすぐ取り出せるよう管理してください。ロックキーアダプターの紛失には十分注意してください。


■組立式ホイールについて
 組立式(2ピースまたは3ピース)ホイールのリムとディスクの分解や組立ボルトを緩めたり増し締めしたりは絶対にしないでください。走行中にホイールが分解したり、急激な空気漏れを起こし、重大な事故を起こす恐れがあります。


■ホイールの加工・修理の禁止
 ホイールの加工・修理は絶対にしないでください。不適切な加工・修理は見た目には分からない強度不足を招き大変危険です。修理のご相談は販売店・メーカーにお問合せください。尚、製造販売後、加工・修理されたホイールにつきましてはメーカー保証外となりますのでご注意ください。


■アフター(社外)パーツについて
 ご購入頂きました、タイヤ・ホイールは自動車製作会社(自動車メーカー)社外パーツとしての取扱いとなりますので、各自動車販売店(ディーラー)様に於て車両入庫及び車検・点検が受けられない場合がございます。詳しくは各自動車販売店様までおたずねください。


■タイヤ・ホイールに変形や破損を引き起こすことがありますので、道路の縁石との接触・乗り上げ・チャターバー(キャッツアイ)への乗り上げ、凹凸路の走行などは避けてください。ホイールが変形した状態で使用し続けると割れや亀裂の発生原因にもなります。


■急発進・急制動・急旋回はタイヤ・ホイールを傷めるだけでなく重大な事故の原因にもなりますので絶対に避けてください。


■走行中に不安定な走行になったり、異常な振動・音などを感じた時はすみやかに安全な場所に停車して取付けナット・ボルトにゆるみ・ゆがみがないか、タイヤ・ホイール・車両に異常が無いか点検してください。異常が認められた場合は事故の原因となる恐れがありますので、適切な交換・修理が終わるまで走行しないでください。異常が発生した場合は直ちに販売店・購入店へご相談ください。

 


■メッキホイールの使用に際して <重要>
 ホイールのディスク面が、逆ゾリ(凹面鏡)形状のものは、状況によっては太陽光を収れんし最悪の場合、近く
 においてあるものが燃焼する危険性がある為、該当商品を取り付けた車両の近くには、可燃性のものを置か
 ないように注意して下さい。
■空気圧の確認
 走行前にタイヤの空気圧点検を必ず実施してください。特に扁平タイヤは内圧不足による衝撃吸収性が低下しタイヤ・ホイールを傷める原因にもなります。
■ホイール装着後の走行
 日常点検時に、ナット・ボルトの緩みが無いか必ず点検してください。ホイールを車に装着後やタイヤローテーションした後は、100km程走行した後取付けナット・ボルトを推奨トルクで増し締めしてください。また、センターカバータイプのホイールの場合、固定ナット・ボルトの締め付け確認を行ってください。
■日常のお手入れについて
 アルミホイールは耐腐食性に優れていますが、凍結防止剤や塩分に弱く、ホイールの腐食等を避けるため海辺や雪道・泥道等を走行した後は十分に水洗いし、柔らかい布等で水分を完全に拭き取ってください。熱を持ったままの洗浄は変色・シミ・ムラの原因となります。スポンジなどのご使用やコンパウンド等での磨きも傷つきの原因になることがあります。市販のホイールクリーナー・タイヤクリーナー・ボディクリーナー・ワックスの中にはホイールの変色・シミ・ムラの原因となる成分のもの(酸やアルカリ性の強いもの・研磨材が入っているもの)がありますので、お気をつけください。これらのクリーナー・ワックス、及びコーティング剤使用による腐食や変色・剥がれなどの不具合はメーカー保証が適用されませんのでご注意ください。洗車時の傷つきや縁石等で傷ついた場合の保証も適用されません。特殊加工及び特殊塗装品(メッキ・スパッタリング・ポリッシュ等)は表面が非常にデリケートなため、市販のクリーナー等を使用された場合、塗装表面の傷・剥がれ・腐食等が起こる可能性があります。お手入れにつきましは中性洗剤を使用し、多量の水とできる限り柔らかい布等で十分洗い流し、水分を完全に拭き取ってください。
■保管について
 タイヤ・ホイールの保管はきれいに洗浄の後、充分に乾燥させ、直射日光・雨・水分・油類・高温多湿の所を避けて保管してください。タイヤ付きで保管される場合はタイヤのゴムやコードの緊張状態を和らげるため、空気圧を使用時の半分程度にして保管することをお勧めします。再度ご使用の際はタイヤの空気の補充・点検・バランス調整を行い、タイヤ・ホイールに異常が無いかを確認の上ご使用ください。
■コーティング剤の使用について
 市販または業者によるクリーナー・ワックス・コーティングの施工で、ホイールのシミ・ムラ・変色や腐食・剥がれなどの不具合が起きた場合はメーカー保証が適用されませんのでご注意ください。