■空気圧の確認
 走行前にタイヤの空気圧点検を必ず実施してください。特に扁平タイヤは内圧不足による衝撃吸収性が低下しタイヤ・ホイールを傷める原因にもなります。


■ホイール装着後の走行
 日常点検時に、ナット・ボルトの緩みが無いか必ず点検してください。

 ホイールを車に装着後やタイヤローテーションした後は、100km程走行した後取付けナット・ボルトを推奨トルクで増し締めしてください。また、センターカバータイプのホイールの場合、固定ナット・ボルトの締め付け確認を行ってください。


■日常のお手入れについて
 アルミホイールは耐腐食性に優れていますが、凍結防止剤や塩分に弱く、ホイールの腐食等を避けるため海辺や雪道・泥道等を走行した後は十分に水洗いし、柔らかい布等で水分を完全に拭き取ってください。

 熱を持ったままの洗浄は変色・シミ・ムラの原因となります。

 スポンジなどのご使用やコンパウンド等での磨きも傷つきの原因になることがあります。

 市販のホイールクリーナー・タイヤクリーナー・ボディクリーナー・ワックスの中にはホイールの変色・シミ・ムラの原因となる成分のもの(酸やアルカリ性の強いもの・研磨材が入っているもの)がありますので、お気をつけください。これらのクリーナー・ワックス、及びコーティング剤使用による腐食や変色・剥がれなどの不具合はメーカー保証が適用されませんのでご注意ください。洗車時の傷つきや縁石等で傷ついた場合の保証も適用されません。

 特殊加工及び特殊塗装品(メッキ・スパッタリング・ポリッシュ等)は表面が非常にデリケートなため、市販のクリーナー等を使用された場合、塗装表面の傷・剥がれ・腐食等が起こる可能性があります。お手入れにつきましは中性洗剤を使用し、多量の水とできる限り柔らかい布等で十分洗い流し、水分を完全に拭き取ってください。


■保管について
 タイヤ・ホイールの保管はきれいに洗浄の後、充分に乾燥させ、直射日光・雨・水分・油類・高温多湿の所を避けて保管してください。

 タイヤ付きで保管される場合はタイヤのゴムやコードの緊張状態を和らげるため、空気圧を使用時の半分程度にして保管することをお勧めします。再度ご使用の際はタイヤの空気の補充・点検・バランス調整を行い、タイヤ・ホイールに異常が無いかを確認の上ご使用ください。


■コーティング剤の使用について
 市販または業者によるクリーナー・ワックス・コーティングの施工で、ホイールのシミ・ムラ・変色や腐食・剥がれなどの不具合が起きた場合はメーカー保証が適用されませんのでご注意ください。

 

適正使用と日常点検
タイヤの空気圧は、走行前の冷えている時に、エアゲージにより定期的(最低1ヶ月に1度)に点検し、自動車メーカーの指定空気圧に調整してください。自動車メーカーの指定空気圧は車両の取扱い説明書、ドア付近等に表示されています。不明の場合はタイヤ販売店にご相談ください。特に偏平タイヤの空気圧不足は、見た目にわかりづらい為、必ずエアゲージによる点検をしてください。インチアップ等でタイヤサイズが純正サイズと異なる場合、推奨空気圧が変わる可能性がありますので詳しくは販売店までご相談ください。
タイヤに、亀裂又は釘、金属片、ガラス等が刺さっていたり、溝に石その他異物が噛み込んでいないか確認してください。異物を発見した時は、タイヤ販売店にご相談ください。コードに達している外傷・ゴム割れのあるタイヤは使用しないでください。タイヤ故障発生につながるおそれがあります。修理可能か否かについては、タイヤ販売店にご相談ください。


■タイヤの溝深さの使用限度は残り溝1.6mmです。それ以前に新品タイヤと交換してください。タイヤは自動車の安全にとって重要な役割を担っています。一方、タイヤは様々な材料からできたゴム製品であり、ゴムの特性が経時変化するのに伴い、タイヤの特性も変化します。その特性の変化はそれぞれ環境条件・保管条件及び使用方法(荷重、速度、空気圧)などに左右されますので、点検が必要です。従って、お客様による日常点検に加え、使用開始後5年以上経過したタイヤについては、継続使用に適しているかどうか、すみやかにタイヤ販売店等での点検を受けられることをお奨め致します。また同時にスペアタイヤについても点検を受けられることをお奨め致します。また、外観上使用可能のように見えたとしても(溝深さが法律に規定されている値まですり減っていない場合も)製造後10年(※)経過したタイヤ(含むスペアタイヤ)は新しいタイヤに交換されることをお奨め致します。なお、車両メーカーがその車の特性からタイヤの点検や交換時期をオーナーズ マニュアル等に記載している場合もありますので、その記載内容についてもご確認下さい。
 ※ここに記載した10年という年数は、あくまで目安であって、そのタイヤの実際の使用期限(すなわち、継続使用に適していないこと、または安全上の問題があるかもしれないことを示す時期)を示すものではありません。従って、環境条件・保管条件及び使用方法によって、この年数を経過したタイヤであっても、継続使用に適している場合もあれば、この年数を経過していないタイヤであっても継続使用に適していない場合もあります。10年を経過していないタイヤであっても、上記の環境条件等によっては交換する必要がある場合があることにご注意ください。また、この10年という年数及びタイヤ販売店等による点検のお奨め時期である使用開始後5年という年数は、いずれも各タイヤメーカー・販売会社・販売店による品質保証期間・期限を示すものでもありません。
タイヤ損傷に繋がるおそれがあるので、車両に指定された積載量、定員を超えて使用しないでください。

 

■ロードインデックス(車重を支える能力)が、標準サイズ(純正装着サイズ)に対して下回らないよう、ご注意下さい。

 

■スペアタイヤの空気圧は、定期的(最低1ヶ月に1度)に点検し、自動車メーカーが指定した値に調節してお使いください。

 

■タイヤの位置交換は、車両の使用条件に合わせて、スペアタイヤも含め適正な方法で定期的に行ってください。(但し、Tタイプ応急用タイヤは除く。)

 

■タイヤサイド部に回転方向又は取付け方法等の指定があるタイヤは、その指定通りに正しく装着してください。

 

■安全走行を確保するためタイヤ点検時に合わせて、リムバルブも劣化・亀裂が無いことを点検してください。リムバルブに劣化・亀裂がある場合は販売店にご相談ください。また、バルブキャップがついているかどうかも確認してください。

 

■ホイールには亀裂、変形等の損傷や著しい腐食がないことを確認してください。

 

■瞬間パンク修理剤又はタイヤつやだし剤等で、タイヤに劣化等有害な影響を及ぼすものは使用しないでください。

 

■応急用タイヤ、パンク応急修理用具で修理したタイヤ及びランフラットタイヤのパンク時の使用に関しては、自動車メーカーの指定に従ってください。


 
運転時の遵守事項

■走行前時に必ず4輪とも空気圧低下・損傷等無いか確認してください。

 

■新品タイヤ装着時にはタイヤが慣れるまで、慣らし走行を行ってください。(乗用車:80km/h以下で100km以上)
 タイヤを傷つけるおそれがあるので、道路の縁石等にタイヤの側面を接触させたり、道路上の凹みや突起物乗り越しなどは避けてください。
 急発進、急加速、急旋回及び急停止は危険ですので避けてください。特に、湿潤路、積雪路及び凍結路は滑りやすく、事故に繋がるおそれがあるため、急カーブでは減速するなど、道路状況に応じた適切な運転をしてください。

 

■走行中は、常に走行速度に応じた車間距離を確保してください。特に湿潤路、積雪路及び凍結路走行時は充分な車間距離を確保してください。

 走行中に車両が操縦不安定になったり、異常な音及び振動を感じたときは、速やかに安全な場所に停車して、車両及びタイヤを点検してください。タイヤに変形等異常がないか確認してください。また、外観上、異常がなくても、できる限り低速で移動し、タイヤ販売店へ点検を依頼してください。

 

■タイヤのタイプやサイズを変更した場合は、タイヤの運動特性が変化するので、慣れるまでは走行速度等に注意して運転してください。

 

■冬用タイヤは積雪路及び凍結路面性能を重視しています。乾燥路及び湿潤路で使用する場合は、走行速度に注意し、急制動、急旋回等を避け、安全運転に心がけてください。

 

●ご存知ですか?空気圧は自然に低下します。
空気圧が低下すると、タイヤが偏って摩耗するばかりか、損傷を起こしやすくなり、思わぬ事故の原因につながります。タイヤは、適正な空気圧(自動車メーカー指定空気圧)が保たれている状態で初めて、充分な性能を発揮します。正しい空気圧管理は安全走行の基本です。


【空気圧不足によるタイヤの損傷】
空気圧が不足するとタイヤの負荷能力が低下します。また、タイヤの動きが大きくなるために異常発熱し、コードやゴムが劣化して、次のような損傷や現象を起こしやすくなります。


1. 異常摩耗(片側や両肩部が摩耗しやすい)
2. はく離(セパレーション)やコード切れ

 

 

【空気圧の点検・調整】
タイヤの空気圧を確認するときは、タイヤ販売店にて、エアゲージによる点検・調整を行ってください。


1.空気圧は、走行前のタイヤが冷えているときに、自動車メーカーの指定する空気圧に調整してください。


2.走行中は、タイヤの発熱により空気圧が高くなりますが、高くなった分は絶対に抜かないでください。タイヤが冷えると空気圧は元に戻ります。


3.空気圧点検後は、バルブからの空気漏れを防ぐため、バルブ口に石鹸水などをつけて空気が漏れていないことを確認の上、必ずバルブキャップをつけてください。
4.特に、偏平タイヤの空気圧不足は、見た目には分かりづらいため、必ずエアゲージで点検してください。