元気なケールが摂れています
ケール(kale)はアブラナ科の緑黄色野菜です。
イタリアの海岸から山地にかけた一帯が原産地です。キャベツやカリフラワー、ブロッコリーの原種とされ、日本へは江戸時代に渡来したといわれています。苗の段階ではキャベツそっくりですが、成育してもキャベツのように結球はしません。1本の高さが2メートル近くになるものもあり、一枚の葉は200~300グラム位になります。
病害虫や冬の霜や雪にも強いため、一年中用いられてきました。
ギリシャ/ローマ時代には薬用として使われ、中国では強壮剤として用いられてきました。栄養的にも、各種ビタミン・ミネラル・カルシウム・食物繊維を豊富にしかもバランスよく含んだ”野菜の王様”とも言われる野菜です。
代謝機能に欠かせないγーアミノ酪酸(ギャバ)が特に多いことでも注目されており、食生活の多様化により、現代人に不足している栄養をしっかりと補ってくれます
栽培カレンダー
10月
遠赤青汁ではケールを種から育てています。小さい双葉がそれぞれ苗として成長し、15センチくらいの大きさになると圃場に直接植えていきます。これは定植と呼ばれます。
若葉のうちは色も薄くやわらかで、そのままでも食べれそうですが、まだまだ成長とともに栄養価も増加します。
苗のうちはほとんどキャベツと変わらないケールですが、結球せず葉はどんどん空に向かって伸びていきます。(結球=葉が包み込まれて丸く成長する様子、キャベツ等)
11月
定植後、1ヶ月ほどで大人の手のひらを超える成長ぶりです。本格的な冬を迎えるために、葉に栄養をどんどん蓄えていきます。
12月
冬を迎え霜が降りてもケールの葉は色が変わることはありません。愛媛県にも数回雪が降ります。雪をかぶっても、ケールは色が変わったり、しおれたりすることなく成長します。
このたくましさが生命力の強い野菜と言われる理由です。
1月
春の声を聞くころには、冬の寒さを乗り越えて、葉の色も濃く厚みも増して甘みの出た、栄養価の高いケールを収穫することが出来ます。収穫はすべて手作業で行います。寒い圃場で腰をかがめての作業は大変重労働ですが、一枚一枚丁寧に収穫しています。
手折るとボキボキと音がします。しっかりと水分を含み、みずみずしいケールが育ちました。
収穫されたケールはその日のうちに、保冷車で工場へ運ばれ、洗浄されます。新鮮さを失わずに直送!時間との戦いです。
遠赤青汁が冬季栽培にこだわる理由
冬場は成長がゆるやかなので、味や成分が凝縮した美味しいケールになります。
また、冬の寒さに耐えて育ったケールは葉の色も濃く・厚みも増して成分が凝縮し、おいしくなります。
しかも農薬や化学肥料を使わず、10年以上有機堆肥の土作りを行った圃場で有機栽培しているので、生で食べても美味しい、甘みのあるケールに育つのです。
夏場は青虫が繁殖しすぐ虫食いだらけになるので、農薬に頼らなければ栽培できません。冬場は虫の活動も弱まり、しかも近隣農家からの農薬の飛散も心配ないので安心してケールを栽培することができます。
有機栽培と無農薬栽培の違い
「有機栽培」では、科学的に合成された肥料や農薬の使用を禁止・土壌改良資材を制限しているのに対して、「無農薬栽培」では農薬は使用しませんが、化学肥料や土壌改良資材は使用しても良いことになっています。
有機栽培農産物 | 特別栽培農産物 | |||||
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有機農産物 (3年以上) |
転換期間中 有機農産物 (6ヶ月以上) |
無農薬栽培 (栽培期間中) |
無科学肥料栽培 (栽培期間中) |
減農薬栽培 (栽培期間中) |
減化学肥料栽培 (栽培期間中) |
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科学 合成薬品 |
× | × | × | ○ | △ | ○ |
科学肥料 | × | × | ○ | × | ○ | ○ |