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グリップ交換の基礎知識


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1.グリップの太さ 手首や腕の動きと連動し球筋に影響します
2.グリップの形状 スイングタイプに合わせて選ぶことが大切です
3.グリップの重量 球筋・弾道に影響します
4.グリップの向き ラウンド型とバックライン入りの影響
5.グリップの硬さ フィーリングとシャフトのしなりに影響します
6.グリップの定期健診
7.グリップのお手入れ
8.グリップ交換方法・注意点



上体がリラックスできるようなグリップの太さにすると、上達しやすくなります。
基本は両手とも、グリップしたときに中指と薬指の先が拇指球に軽く触れる程度の太さとされています。
それより太く、指先が拇指球に届かないとグリップをちゃんと握れず、
細すぎて指先が余ってもグリップが動きやすくなってしまいます。
 ただし、グリップの太さには個人個人の好みが反映します。
また手首の動きを抑えるため、太めにするといった工夫もされます。
一般には太くすると手首が動きにくくなると言われますが、
細くしすぎたため力が入りすぎて手首が固定され、やはり動きにくくなるケースもあります。
シャフトの太さや形状によってもグリップの太さは変わるので注意が必要です。

■シャフトのバット径とグリップサイズ
グリップにはコアサイズという基準があります。
内側の穴の大きさのことで、600と580とは外径は同じですが、580の方が穴が小さく、肉厚になります。
560は外径も細くなります。数字は取り付けるシャフトのバット系を表し、
シャフトエンドがその径のものに取り付けると標準グリップの太さになりますので、
最も近いコアサイズのグリップをお選び下さい。



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グリップは、グリップエンドからヘッド方向にかけて細くなっていて、その傾きをテーパーといいます。
これは、本来はクラブを振ったときに手から抜けないようにするためですが、
テーパーの度合いを緩やかにしたり、逆にきつめにしたりすることで、
左右の手の動きや両腕の長さのバランスをとることができます。
手首をあまり使わないボディターンスイングを心掛けている人には、
テーパーの度合いの緩やかなグリップがあっています。
テーパーが強いグリップの場合には、右手の部分のグリップテープを二重にし、
太くして調整することもあります。右手の手首の動きが抑えられ、ボディターンをしやすくなります。
逆にリストターンを使うスイングを心掛けている人には、テーパーの度合いがきついものの方が効果的です。



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グリップの重量は、50g前後のものが一般的ですが、
サイズと素材(ラバーとコード)によって多少変わってきます。
一般的に太めのグリップは重量が重くなり、細めのグリップは軽くなります。
グリップ重量は4gの増減で1ポイント、スイングバランスが変化し、球筋にも大きく影響します。
グリップを重くするとヘッドが軽く感じられ、弾道は右に出やすくなります。
逆にグリップを軽くするとヘッドが重く感じられ、ヘッドが返りやすくなります。



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グリップにはラウンド型とバックライン入りの2種類があります。
ラウンド型は、丸型ともいわれ、握り方に制約がないため、
ショットを打ち分けるには便利なグリップです。。
つまりスライスグリップやフックグリップに自由に握り変える事ができるのです。
海外のプロのほとんどがこのタイプです。しかし、日本ではインパクト時のグリップの緩み、
ズレを防止できるという理由からバックライン入りのタイプに人気があります。
バックライン入りのグリップを装着する時、このバックラインの位置(向き)を
下記図の様に決定する事は重要なポイントとなります。
基本はスクエアですが、握り方やスイングによって全ての人に合うわけではありませんから注意が必要です。



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 柔らかいタイプの場合は、グリップを柔らかいタッチで握ることができ、
余分な力を入れることなくスイングすることが出来ます。
一方、コード入りのグリップは一般的に硬めのフィーリングでシャフトのシナリも感じにくく、
手の中にしなりを感じるのを嫌う方には適しています。。
また、多少の雨に対しても滑らない効果があり、安心感が持てます。
手に汗をかきやすい方にも向いています。



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グリップも定期検診が必要です。

プレー頻度にかかわらず1年に1度ほど交換するのが目安です。
こんな状態のときにはすぐにグリップを交換して下さい。

長年使ってゴムがガチガチに変質。
グリップ時の感覚、打感ともに悪くなっている。
手に豆を作る原因になる。
グリップをしっかり握れず、ゆるみ、力みの原因に。
表面がツルツルで滑りやすく、
グリップをしっかり握れない。
強く握る結果力みが出てミスショットが多くなる。
パターグリップ
 パターは最もフィーリングが重視されるクラブです。
グリップの太さ、硬さがフィーリングに大きく影響します。
手首を使わない方向性重視のストローク派には太めのグリップ、
手首を使って打つ距離感重視のタップ派には細めのグリップが良いでしょう。
 硬さはラバーかコード入りで選びましょう。

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グリップのお手入れ
●プレー後はグリップについた手垢やホコリなどの汚れを濡れたタオルでよく拭き取り、
いつも清潔にしてください。それがグリップを長持ちさせる秘訣です。
●特に汚れのひどい場合は、中性洗剤で汚れを洗い落とし、日陰でよく乾かして下さい。
●車のトランクなど高温多湿な場所での長時間の保管は避けて下さい。

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グリップ交換方法・注意点

1、古いグリップをカッターナイフでカットして剥がします。
  ※周囲に人がいないことを確認し作業して下さい。
  ※安全に作業するには、フック刃のついたナイフを使い、
  手前から外へ押し出すようにカットして下さい。

  ※フック刃のついたナイフを使うとシャフトに傷が入りにくくなります。

2、古い両面テープを剥がします。
  ※剥がしにくいときはドライヤーで暖めることをお勧めします。
  ※ドライヤーを近づけ過ぎると火災を起こす危険がありますので十分ご注意下さい。

3、両面テープはグリップの長さに合わせて、螺旋状に隙間なく巻いて下さい。
  テープを巻く前にシャフトに交換する新しいグリップをあてがい、その長さを軽くマーキングします。
  テープ端でシャフトの切り口を完全に塞いでしまいます。
  これにより、砂や水といった異物の混入を防ぐことができます。

4、グリップエンドの穴を指で塞ぎ、グリップ内に交換液を入れます。
  挿入口を塞いで、交換液が内部に万遍なく行き渡るようにします。
  ティーをグリップエンドに差込んで穴をふさいでもOKです!

5、受け皿を用意し、その上で両面テープの表面に交換液をかけます。
  ※交換液にシンナーは使用しないで下さい。交換液の種類によっては、
  TPR素材のトーションコントロールは溶けることがあります。

6、挿入は素早く、そしてグリップエンドまでしっかり押し込んで下さい。

※グリップを入れる際の注意
 グリップとエンドの繋ぎ目で引っ掛かり、最後まで入ったと誤認する場合がございますので
 十分注意してグリップを挿入してください。

7、挿入後は、グリップエンドを下にし、床を軽くたたくようにして、
  エンドキャップから余分な交換液を十分に出して下さい。
  グリップエンド部の乾燥を速め、固定しやすくなります。

  グリップの奥までシャフトが入ったら、グリップのセンターマークとフェイス位置関係を確認してください。
  ※アイアンの場合はスコアラインの延長線とセンターマークを合わせてください。
  またバックラインが入っているものはラインの位置も確認してください。
  バックラインがずれると安定したグリップができなくなりますのでご注意ください。
  グリップのセンターマークとシャフトが真っ直ぐになる位置関係で調整してください。

8、挿入後は、24時間以上放置し、十分に乾かしてからご使用下さい。

9、グリップエンドに急激な力を加えないで下さい。
 特にトーションコントロールのような二重構造の場合、軟らかい部分が伸びて、動くことがあります。

※太さが変わらないようにご注意ください!
 グリップはゴムや合成樹脂など伸縮性のある素材でできているため、
 装着の仕方によってオリジナルより長くなったり、短くなったりします。
 引っ張られて長くなればグリップの太さは細くなります。短く装着されれば太くなります。

 装着前に長さを確認して、元の太さを再現するよう気をつけましょう。


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