昼は昼らしく、夜は夜らしく、照明の基礎知識。
配線は、照明設計の後ですね!

『住宅照明設計の10箇条』

  • 1. 人の目が明るさを相対値で感じ取る特性を設計に活かす。 (満月0.2Lx でも新聞が読める)
  • 2. 包む光、照らす光、刺激する光を併用する。
  • 3. 一番明るくしたい場所はどこかを見つける。 
  • 4. 埋め込みより直付け、直付けよりブラケット、ブラケットよりスタンドを使用する。 
  • 5. ブラケット+スイッチ+コンセントの3点縦列を採用する。 
  • 6. ディマーの有益性をフルに活かす。 
  • 7. 常夜灯、残置灯を設ける。 
  • 8. 光の色温度2,800〜6,000K を適切に採用する。
  • 9. ランプ選びには輝度も重要な要因。
  • 10. 10年後も愛される設計かどうか、自己点検する。
  • 1993年 宮地彌典

照明の種類

照明には、たくさんの種類があります。大きく分けると「全般照明」と「部分照明」のふたつに分類されます。

全般照明

室内全体を均一の明るさになるように照らす照明です。 室内が広い場合は、複数の照明器具を一定の間隔で配置します。 主なものに、シーリングライト、シャンデリア、ペンダントライト、 ダウンライトなど。

全般照明

室内全体を均一の明るさになるように照らす照明です。 室内が広い場合は、複数の照明器具を一定の間隔で配置します。 主なものに、シーリングライト、シャンデリア、ペンダントライト、 ダウンライトなど。

照明の種類は、さまざま。
  • 1.シャンデリア…灯具が複数あり、華やかに見える器具です。
  • 2.シーリングファン…羽の回転によって空気を循環させ、室内上下の温度差を均等にする働きがあります。
  • 3.シーリングライト…天井にスッキリと取り付けられる器具です。
  • 4.ペンダントライト…チェーンやコードなどで吊り下げられる照明。ダイニング用が特に一般的です。
  • 5.ブラケットライト…壁面に取り付ける器具。明るさ感や華やかさを高めます。
  • 6.テーブルスタンド…テーブルに置くスタンドです。視作業や演出に広く応用できます。
  • 7.フロアスタンド…床に置くスタンドです。読書時や雰囲気づくりに活躍します。
  • 8.フットライト…足元だけを照らすあかり。深夜のトイレ時などにもまぶしくありません。
  • 9.スポットライト…集光性が高く、部分的に明るくしたい場合に適します。
  • 10.ダウンライト…天井などに埋め込み、下面を照らす器具です。
  • 11.ポーチライト…玄関ドア周辺などを照らすあかりです。
  • 12.門灯・ガーデンライト…門壁などに取り付けて、表札や足元を照らしたり、庭やアプローチなどを照らし、 植栽や足元を照らします。

光色によって、心理的印象もさまざま。

人間の1日の生活リズムと光の色は密接に関係していると言われています。

人間が行動する昼間の太陽の光の色は青白く、休息する朝方や夕方は黄色みを帯びたあたたかみのある色です。

このため私たちは、晴れた昼間のような青白い明るい光は、日中の昼光を連想させ、さわやかでイキイキと活動的になり、 黄色みを帯びたあたたかな色の光は朝日や夕日を連想させ、ゆったりと穏やかな気持ちになるのです。

お部屋で、勉強するのか、仕事をするのか、食事をするのか、くつろぐのか・・・。
どのような過ごし方で照明使うのかを考えて、目的に合ったランプの光色を選びましょう。

光色によって、心理的印象も変わります。

※色温度(K・ケルビン)…光源の光の色を表し、数値が大きいほど青白い色になり、小さいほど赤みがかった色になります。

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