胡蝶蘭の花が終わったら

胡蝶蘭の花が終わったら

プレゼントとしても最適な胡蝶蘭は、一度枯れたら終わりではなく、手入れをすることで来年、さらにもっと先でも花を咲かせることができます。 特に昇進祝いや還暦祝いなどのお祝い事でいただいたギフトであれば、長持ちさせたいものではないでしょうか?

切る場所が重要 ◆

  • 今年の内にもう一度花を見たい

    胡蝶蘭の花が咲き終わった花房は、同じ場所から新しい花を咲かせるための準備期間に入っています。新しい花芽が出やすいように花房のつけ根でカットすると、次の花芽が出やすく新しい花を咲かせやすくなります。

  • 来年も花を咲かせたい

    来年も花を咲かせることを考えるならば、全部咲き終わる前にカットして花に余力を残しておきましょう。開花時期は3~5月ですが、カットする目安としては1ヶ月程度が適切だと思います。ステーム(茎のこと)を根元から2~3cmのところでカットするのがおすすめです。残っている花も様々な活用法がありますので色々試してみてください。

来年が楽しみになる植え替え ◆

初心者にとって胡蝶蘭の植え替えは難しいというイメージもありますが、ポイントを押さえれば成功する確率は抜群に上がります。ただし枯れてしまうリスクもあるので注意が必要です。

  • 事前のポイント

      事前に必要なものを用意しましょう。

    • 水苔
      一晩水に浸した後よく絞り、半日ほど乾燥させる。
    • すやき鉢
      株よりも一回り大きいものが最適。
    • ハサミ
      清潔が第一なので、事前に火かアルコールで消毒。

    • 植え替えにベストな時期は5~6月です。入梅前が目安となりますので、4~5月に贈る就任祝い・退職祝いや母の日のプレゼントとして、ガーデニングがお好きな方に贈るのもおすすめです。
  • 作業手順
    • 元の鉢から取り出す
      根の形を崩さないように取り出し、水苔の状態をチェックしましょう。
    • 水苔のケア
      古くなった水苔、古くなった根や痛みがある根は、ハサミか手で直接取り除きましょう。
    • 新しい水苔を巻きつける
      まず一握りの水苔を芯にして、根で覆いかぶせます。残りの水苔で残った外側を覆うようにボールを作る感じで巻きつけていきましょう。根元の部分を多めにするのがコツです。
    • 鉢に移す
      「上はきつく下は緩く」がポイントです。上部が緩いようであれば水苔を追加してもOKです。上部は多少きつい方が安定するため、下部は根がのびのびできるスペースを確保しておきましょう。
  • 植え替え後のケア

    植え替え後2週間程度は水遣りせずに温度差が少なく、人の目が届く範囲で管理し、様子を見ましょう。3~4週間目から軽く湿る程度に水を与え始め、5週間目以降はたっぷり水遣りしてもOKです。液肥も薄めなら大丈夫です。

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