明るさと照度基準
「明るさ」は、空間の雰囲気と作業性を決定する重要な要素です。『照度』は明るさの目安となる単位で、ある面に入射する光の量を表します。
JISにおいては、照度の推奨値として以下のような基準を設けていますが、厳密に守る必要はありません。

住宅の照度基準
JIS Z9110-1979 抜粋

部屋の広さによる適切な器具













分類
代表機種
4.5畳
6畳
8畳
10畳
12畳
プリズム型
シャンデリア
不適切 30W×3
30W×4
30W×3
30W×4
30W×5
30W×4
30W×5
30W×6
30W×5
30W×6
乳白型
シャンデリア
不適切 20W×4
30W×3
30W×4 30W×5 30W×6
乳白型
シーリング
20W×3
20W×4
20W×4
20W×5
20W×5
30W×3
20W×6
30W×4
20W×8
30W×5
40W×3
下面開放
ペンダント
30W×2

30+32W
30+40W
32+40W

30+32+40W
30+40W
32+40W
30+32+40W
30W×4
30W×4
上向き
シャンデリア
不適切

40W×6

40W×8 40W×10
40W×12
40W×15
下向き
シャンデリア
不適切 40W×6
60W×4
40W×8
60W×5
60W×6 60W×8
シーリング 40W×4
60W×4
40W×6
60W×4
40W×8
60W×5
40W×10
60W×6
40W×12
60W×8
ペンダント 100W×1 60W×3
100W×2
60W×4
100W×3
100W×4 不適切

ダウンライトを用いた場合の照度の目安

8畳(3.6m×3.6m)で4灯
10畳(4.5m×3.6m)で6灯
白熱60W/鏡面反射板タイプ

天井高2.4mとし、反射率は天井50%、壁30%、床10%とした場合の計算値

年齢と必要照度
年齢が増すにつれて、ものを見るのに高い照度が必要となります。高齢者のいる家庭では照度に対する配慮が必要となります。

※高齢者が細かな視作業をする場合の手元照明の照度です。部屋の全体照度ではございません。
年齢毎の必要照度
(20才を1とした相対値:視力1.0)

※あかりのQ&Aページで使用している器具写真は現在扱いの無い製品もございます。説明文章に対するイメージ画像として掲載しております。