表札としてどの程度の強度が必要なのでしょうか?
「割れないガラス」はございません。 厚みが6mmでも10mmでも15mmでも地面に落としたりしたら割れちゃいます。
通常の板ガラス(一般的にフロートガラス、ごく一部で建築用ガラスと呼ばれています)で、普通の窓ガラスに使われているのは厚みが3mm程度のものですが、表札は6mm以上のものを使用しています。 では、厚みがあれば良いのか?というと、そうでもありません。 板ガラスには、きわめて薄いですが緑か青の色が付いています。(ガラスのエッジが緑色に見えるのをご存じですか?) 厚みが増すと、この色が正面からでも見えてくるので、裏側から彫刻し着色された美しさが損なわれていきます。
ガラスは、粗雑な扱いをすると損なわれてしまうものですので、大切に扱って頂きたいと思っております。
とはいえ、みなさまの不安を取り除くため、今回(やや思いつきの観がありますが)強度実験第1弾を行いました。
今回は、板ガラスではなく、当店で最もたくさんのお客様にお買い上げいただいているヴェネチアンガラス表札「漣SAZANAMI」を使用して、最も簡単な強度実験を行ってみました。
実験で使用しているのは、様々な理由で商品に適さないB級品であることを予めお断りしておきます。 けっしてお客様の表札用ではございません。
ディープブルー 厚み約10mm 4本のボルトを取り付けた状態です。
製作担当:本郷 が乗ります。 わかりにくいですが、矢印の部分に表札があります。
少々汚れましたが、このとおりです。 表札に90kgの圧力がかかる場面は想定しにくいのですが、みごと耐えきりました。