Q1. |
尿もれは、なぜ起こるのですか? |
A1. |
女性は更年期の前後におしっこのトラブルが起こりがちです。妊娠・出産による骨盤底のダメージが原因で、膀胱や子宮がからだの中で下がったり、ぐらつく、閉経によって女性ホルモンが減少する、加齢によって膀胱の弾力性が減少するなどが、排尿障害の原因としてよく取り上げられます。
そのほかにも尿もれの原因は、膀胱や尿道そのものの問題、膀胱・尿道を支配する神経の問題、薬の副作用等さまざまです。
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Q2. |
最近、尿もれが気になるのですが、どう対処したらよいのでしょうか? |
A2. |
尿もれが健康な日常生活に支障をきたしていると感じられるのであれば、やはり医療機関を受診されるべきでしょう。症状にもよりますが、セルフケアとしては、骨盤底を鍛える骨盤底トレーニングや、膀胱を大きくするための膀胱トレーニングが有効です。もしもの時に備えて、尿もれ用の専用品のライナーやパッドをお使いになることもおすすめします。最近の尿もれ用の専用品は種類も多くなり、吸収量やつけ心地などでご自分にあったものを選べます。
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Q3. |
軽い尿もれ用の専用品は「生理用ナプキン」や「おりものライナー」とどう違うのですか? |
A3. |
経血やおりものは、粘度が高くしっとりとしています。一方の尿は、粘り気はなく水のようなもの。吸収するものが違うから、当然、構造も違います。最近の尿もれ用の専用品は、小さく薄くても、尿を内部にしっかり閉じ込めるから、表面はサラサラしていて使用感は快適です。
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Q4. |
「軽い尿もれ用の専用品」というと、大人用紙オムツのイメージがありますが? |
A4. |
確かに、介護用に使われるパンツのような形状のものをイメージする方も多いようです。また、おむつの中に入れて使う、尿とりパッドというものもあります。
それらと比べると、軽い尿もれ用の専用品は、はるかに小さくて薄め。形と使用感は生理用ナプキンと同じ感覚だから、女性にはなじみやすいものです。仕事や外出などで動き回る場合にも、ズレないようにピッタリテープがついているものもありますので、普段どおりの生活を送れます。また、最近は手軽なパンティーライナーと同等サイズでありながら、おりものと尿の両方を一度にケアできる軽い尿もれ用の新製品も発売されています。 |