ボイルズワイガニ (表−甲羅側)
主に、春のオホーツク海で、流氷が沖へ去った頃に水揚げされ、北海松葉がにとも呼ばれています。 春、オホーツクの海開けを知らせてくれるカニです。 特徴的に足が細長く、他のカニほどトゲもなく、殻も柔らかめで、むきやすいカニです。 このズワイガニも毛がにと同じく、北海道近海で漁獲されるため、厳しく資源保護されており、メスは禁漁となっていますので、店頭に並びますのはオスのみです。
お店の水槽にいた、生きているズワイガニです。 ゆでたものとは、甲羅の色がこんなに違います。 このグレーがかった薄茶色が、ゆでると美味しそうな明るい朱色になります。 時節にも寄りますが、甲羅の中いっぱいに入っている味噌は、毛がにの味噌と、甲乙つけがたい旨さです。 足が長く、殻もむきやすく、上品な甘味があるので、カニシャブ用に召し上がりやすく殻を外してパッケージされ、生冷凍でも販売されています。
浜ゆでズワイガニ、活ズワイガニとも、お召し上がりになるときの殻のむき方は、こちらをご参照ください。
生ズワイ足は、殻がついていない分、溶けやすいので、お届けになりましたら、ゆるみ具合(固さ)を確認なさって、固いようであれば直ぐに冷凍保存を、柔らかくなっているようであれば、その日の内に加熱して召し上がって下さい。
解凍後、翌日頃から、殻のついている部分から黒い汁がにじんで来ます。 害のあるものではありませんので、さっと洗って頂ければ召し上がれますが、解凍後はできるだけ早くお召し上がりくださいますようお願いします。
加熱調理済みですので、冷蔵庫内でゆっくり解凍後(2時間ほど)、そのままお召し上がりいただけます。
生ズワイ足のシャブシャブやバター焼きに、つけるようにして召し上がると、かにの身の甘さや食感と、味噌の濃い旨みと風味で、贅沢この上ないお味です。