大森 サイトリニューアルについて早速お伺いします!!
リニューアル前に比べると、「快適ねこ生活」「快適いぬ生活」のサイトは見た目にもかなり印象が変り、お客様からもご好評をいただいています。ふだん、そうしたサイト作成の裏側の話しをお聞きする機会が少ないのですが、まずは、今回のリニューアルのポイントから教えてください!

三並 そうですね〜、そもそも「快適ねこ生活」が楽天市場で6年連続でショップ・オブ・ザ・イヤーに輝いて、さらにお客様の定着率も、ものすごくいい数値を挙げてきたわけです。
当然、それまでの“お客様の期待”を裏切ることなどあってはならないことを前提に、まずはコンセプトづくりからスタートしました。

大森 実際には、いつ頃からスタートしたのですか?

三並 ヒノキの近藤社長に初めてお会いしたのが今年2007年の春先で、サイトに関してはGW頃です。すぐに15年来付き合いのある松崎君に、迷うことなくサイトリニューアルをはじめ、クリエイティブやプロモーションの相談させてもらいました。

松崎 最初、ヒノキさんのサイトを見たとき、バラエティに富んだペット用品の多さや華やかさに驚かされましたね。
ペットを飼われている方なら、あれこれと買いたくなってしまうウキウキした感じがありました。

大森 そうですね、とにかく商品の品揃えはどこにも負けないぐらいの自信がありますね。
なによりも、うちの店を選んでくれるお客様の期待を裏切らず最後まで安心感をもってお手元までお届けすることを信条にしています。
三並 ただ、リニューアル以前のサイトは商品が豊富すぎるがために、いわゆるクリエイティブうんぬんを抜きにして、かなり商品情報の整理をしなければいけないタイミングだったと思います。

松崎 欲しい商品の情報にすぐにたどり着けなかったり、うまく商品の表示がされなかったりと、細かいところに不具合が見受けられました。何度も買い物を
されているお客様にとっては感じられないような問題点や課題についてピックアップして、ひとまず、できる限りの使い勝手のよいサイトを目指しました。

三並 リニューアルに際しては、ヒノキさんから「もっと楽しく!買いやすく!もっと便利に!」というお題がありました。具体的な改善箇所を挙げていくことは、モノをつくっていくうえで大切なことですが、まずは、サイトリニューアルを進めていくうえで、しっかりとコンセプトメイクをすることから始めました。
大森 それが、サイトのキャッチコピーとなった「ペットと陽だまりのある暮らし」なんですね?

三並 その通りです。単なる思いつきのコピー、ではないんです。ヒノキという会社が目指すもの、企業イメージ、サイトイメージ、競合サイトなど、いろいろなことを加味して、松崎君とコンセプトになるキーワードを次々と挙げていきました。では、実際のラフ案などをお見せしながら詳しくご説明しましょう。

松崎 それこそ、100や200じゃ数えきれないほどのキーワードを当て込んでみては議論を重ねて、語感や印象などを吟味して、最終的に残ったものが「陽だまり」でした。
三並 Webだけではなく、CI=コーポレートアイデンティティにも通用するキャッチフレーズにしたいと思っていました。結果的には、サイトだけではなく、ヒノキという企業のブランディングにまでこだわりました。

大森 なるほど。コーポレートマークが一新したのも、そんな理由からなんですね?

三並 そうです。私と松崎君は、Webという単体より、企業や製品のプロモーションを含めて考えるのが本業ですから、まずは基本をしっかりを押さえておきたかったんです。

松崎 ただ、闇雲に言葉を選んだ訳ではないんですよ(笑)。結局のところ考えに考え抜いて「陽だまり」を進化させて、「ペットと陽だまりのある暮らし」に決めました。

三並 一番のポイントは「主体がペットだけじゃない」という点です。
ペット関連のサイトや雑誌、広告宣伝を見ても、じつはペットが主役になっているものが圧倒的に多いんです。


大森 飼主も忘れちゃいけませんよね?

三並 そう、「ペットとオーナーが対当であってしかるべき」いうのが我々の基本的な考え方です。
そして、ヒノキさんが扱っているのはペット用品だけではなく、ペットと共存する明るくて楽しいライフスタイルの提案であり、それにまつわる多彩な情報です。

大森 なるほど。そうした考えをもってロゴやキャッチフレーズが作られていくんですよね?黒崎さんは、どのタイミングでこのプロジェクトに携わったのですか?
黒崎 まさに、「ペットと陽だまりのある暮らし」が決まったタイミング。
このフレーズでイメージイラストを描くことになりました(笑)。
三並さんも松崎さんも、かなりテンションがあがっていて、何やら楽しそうな感じでした。

松崎僕と黒崎君は同じ大学の仲間で、すでに20年来の付き合いになります。
黒崎 ただ、仕事はこれまでに一度もしたことがありません。

松崎 彼はカットを描くイラストレーションの仕事だけではなく、それこそ子供向けの人気アニメーションを手掛ける“売れっ子”です。
「大学時代の仲間には仕事を発注しない」という不文律みたいなものが私と黒崎君間に長年あったのですが、この仕事を受けた段階で、「イラストは黒崎君!」と決めていました(笑)。

大森 禁断の掟を破ってしまったのですね?

松崎 破ってしまいました。いいモノを創るための選択でした(笑)。

三並 すぐに松崎君の事務所にきてもらって、二人の想いをかたったら、もうスラスラっと、フレーズのイメージを描いてくれたんです。さすが、“売れっ子”の勘所は違います。

松崎 もともとヒノキさんで使用していたキャラクターのイメージを受け継ぐようなタッチで描いてもらったのですが、僕らがイメージしていた以上の仕上がりでした。
それでも、色味や雰囲気など、何枚も描いてもらって三人の意識を刷り合わせていった感じです。

大森 そうですね、新キャラクターというよりも、ずっと前からサイトにいたような馴染みやすさがありますよね。
女の子のキャラクターも可愛いし、スタッフの間では、タッチや雰囲気がかなり人気です。
大森 ところで、キャラクターの設定みたいなものってあるんですか?

三並 実は詳細の設定は決めていません。ペットに関して言えば、ときに、飼い主さんの言うことをよく聞き、ときに、いたずらをする…。

松崎 まっ、どこにでもいるペットだし、おそらくペットを飼われているお宅の日常的な行動やシーンを描いているだけです。
とくに具体的なモデルがあるわけではありません。

黒崎 サイトにアップし、このキャラクターが露出して約3ヶ月になりますが、なんだかちょっとずつ変化している感じがします。理由はわかりませんが、サイトの中で成長しているような気がします。

大森 え―ッ!?そうなんですか?

三並 そんな気がするねぇ…。

松崎 漫画のキャラクターではないし、見た人のとらえ方で違ってもいいかも。

三並 それにしても、キャラクターの名前すらないから、この際、思い切って、ヒノキのサイトで募集しちゃいますか!

黒崎 それ、いいかも!

松崎 賛成、賛成!

黒崎 どんな名前が集まるか、楽しみだね?

松崎 でも、タダじゃ応募してくれないよ。
三並 もちろん、僕達がそれぞれ、商品を用意するわけですよ。

一同 
なるほど!

三並 ということで、閲覧者の皆さん、ヒノキのキャラクターに名前を付けてあげて下さい!豪華賞品を用意しておきます!

大森 皆さん、本当に
いいんですか?

一同 
OK!
三並 恒功 Tuneyoshi MINAMI
(プロデューサー兼クリエイティブディレクター)
1968年生まれ、東京出身、駒沢大学卒業後、凸版印刷(株)、某広告代理店を経て独立。現在はTVCM、雑誌広告、カタログ、ポスターなどのクリエイティブディレクション・イメージプロデュースや商品並びにショップなどのプロデュースも行う、マルチな才能を発揮するプロデューサー。
【最近の主な経歴】
●岩谷産業(株)カセットフーシリーズ
1997〜2006 イメージプロデュース
●岩谷産業(株)扇風機「髪さら」シリーズ2005、2006 イメージプロデュース
●書籍「フィスラーで作る私のレシピ」圧力鍋編・プロコレクション編(岩谷フィスラー)
トータルプロデュース
●me jane
2004、2005広告・ポスターカタログ/イメージプロデュース
●LADY LUCK LUCA/LUCA
2004、2005広告・ポスターカタログ/イメージプロデュース
●DARUEELING DAYS(ユナイテッドアローズ)2005、2007広告・ポスター、カタログ/クリエイティブディレクション
●TAKEO KIKUCHI
2007広告・ポスター・カタログ/クリエイティブディレクション
●書籍「伝説のネットショップを作った男の極秘マニュアル」(アスコム)トータルプロデュース
松崎 理 Osamu MATUZAKI
(アートディレクター)
1968年生まれ、京都出身。京都精華大学卒業後、グラフィックデザイナー・植田充に師事し、現在はフリーのグラフィックデザイナーとして雑誌、書籍、広告関連等で活躍、繊細な中にも大胆なデザイン・レイアウトをする天才系デザイナー。
【最近の主な経歴】
●TAKEO KIKUCHI
2007 広告・ポスター・カタログ/デザイン
●DARUEELING DAYS(ユナイテッドアローズ)2006、2007広告・ポスター、カタログ/デザインン
●雑誌「Z」(龍宮社出版)
トータルアートディレクション&デザイン
●単行本「チーム・バチスタの栄光」(宝島社)装丁デザイン
●文庫本「四日間の奇跡」(宝島社)装丁デザイン
●デニスホッパー作品集「DENNIS HOPPER Abstract Reality」(光琳出版社)装丁デザイン
●植田正治作品集「(人)たち」「(物)たち」(PARCO出版)装丁デザイン

松崎さんの作品
黒崎 玄 Gen KUROSAKI
(イラストレーター)
1966年生まれ。兵庫県出身。京都市立銅駝美術工芸高校(彫刻学科)を卒業後、京都精華大学(デザイン学科)へと進む。卒業後はイラストレーターとして雑誌や広告、書籍などのイラストの作成や絵本作成、キャラクター考案も手掛ける。幼児向けの可愛いキャラクターからシニカルでユーモアのあるイラストまでと、守備範囲は実に幅広い。脚本家の野島慎司氏と共同で製作した「コオロギくん」シリーズは、絵本として異例の部数を売り上げた。現在愉快で可愛いロボット・キャラクターが大活躍するアニメ「ロビーとケロビー」(ロビケロ)は、全国の子供たちを夢中にさせている。
【最近の主な経歴】
●「タミ―ズクラブ」(学研)キャラクター製作
●「TVザウルス」(光文社)キャラクター製作
●「るるぶじゃぱん」(JTB出版)キャラクター製作
●「コオロギくんの恋「コオロギJr.の愛」(出版:ワニブックス 野島伸司氏・共著)
●「ねっとのおやつ・Robbys short stones」(So-net)WEBアニメーション企画作成
●リカルデントキッズガム(キャッドバリージャパン)イメージキャラクター・パッケージイラスト製作
●「ロビーとケロビー」(テレビ大阪、テレビ大阪系/毎週日曜朝9:00〜10:00原作
●DVD「ロビーとケロビー(1)」「ロビーとケロビー(2)」(販売元:アニプレックス)※好評発売中

単行本「チーム・バチスタの栄光」(宝島社)※好評
発売中

雑誌「Z」(龍宮社出版)※好評
発売中
三並さん×松崎さん コラボレーショ

TAKEO KIKUCHI
2007広告・ポスター・カタログ


三並×松崎×長崎訓子
ペットカレンダー


LADY LUCK LUCA/LUCA
2004、2005広告・ポスターカタログ


me jane
2004、2005広告・ポスターカタログ
黒崎さんの作品

黒崎 玄×光文社
クッキーなど/ベルティシリーズ