肉の中で、一番オススメが鹿肉です
鹿肉は馬肉同様、脂肪の少ない赤身の肉で豚肉や牛肉に比べカロリーは約3分の1、脂肪分は15分の1程度です。
鹿肉は食物アレルギーの原因になりにくい消化の良いタンパク質です。
少量で充分な量のタンパク質が補えますので、食欲の落ちたシニア犬にもおすすめです。
しかし、CLA(共役リノール酸)をはじめ多価不飽和脂肪酸に優れています。 鹿肉は脂分が少なくあっさりなのに美味しいのが特徴です。
肉なのにDHAが含まれてアミノ酸やミネラルバランスに優れ、鉄分が牡蠣と同じくらい含まれています。
鹿肉のQ&A
■鹿肉って食べれるの?
勿論です
それどころか、鹿肉はヨーロッパ(フランス等)では高級食材のひとつです。日本でも昔から食べられていました。古来日本では食肉のことを「しし」といいます。また、鹿のことも「しし」と呼んでいました。つまり昔は肉と言えば鹿肉のことだったのです。
仏教の影響で江戸時代に肉食が原則禁止となって、そのような文化が失われたものと考えられます。その後明治時代になって肉食が解禁されて牛肉や豚肉は食べるようになっても鹿肉を食べるという習慣は復活しなかったので、鹿肉を食べることになんとなく抵抗があるのでしょうが、もともとはごく普通のことだったのです。 日本では鹿肉のことを古来より「もみじ」と呼んでいました。
病気の心配は?
野性の動物の肉というと、まずエキノコックスの心配をされるかたがいます。
しかし、それは誤解です。
鹿は完全な草食動物です。
エキノコックスは腐肉を食べた肉食または雑食性(例えばキツネ)の動物がかかるものです。
鹿がエキノコックスにかかった例はありませんしありえません。
寄生虫は動物の体内に宿るものであり、植物の中では生きられません。
鹿がエキノコックスになるのなら放牧している牛や羊もなるはずです。
キツネは牧草地を避けて通るわけではありません。
また、エキノコックス自体、良い薬が使えるようになり昔のように不治の病というわけではありません。
怖い病気には違いはありませんが、薬と手術でかなり良くなります。
むしろ鹿肉よりBSEの問題がある牛、残飯などなんでも食べさせる豚のほうがはるかに安全性に疑問があります。
牛や豚には抗生物質を使うことがありますし、牛が食べている牧草は実は農薬を使って栽培したものです。
牧草は単なる草ではありません。
立派な農作物なのです。その証拠に酪農家は牧草地を畑と呼びます。農薬の影響は大きなものでは無いかもしれませんが、自然なものとは明らかに違います。
ましてや輸入飼料で育てている牛が安全だという保障はなにもありません。
その点鹿が食べている草はほぼ100%自然な草です。野生だから問題なのではなく野生だから安心なんです。
味は?
フランス料理でも高級食材として扱われているぐらい、美味しいです
味は牛肉ににてますが、さらに淡白な感じで、生のまま食べると、高級なマグロの部位の様な味がします。
焼いても、ローストしても美味しいです
鹿肉を食べた人の中で、生臭かったという人や、獣臭かったという人が多いですが、それは、しっかりと血抜きをしない肉を食べたからです
伝統的にノーベル賞の受賞の晩餐会では鹿肉は必ず出るそうです。スウェーデンの郷土料理のひとつと捉えられているようです。
偉大なるノーベル賞受賞者のほとんどが鹿肉料理を食べたことがあるというのも面白い話です
栄養は?
。鹿肉は栄養価が高く高たんぱく低カロリー、脂質やコレステロールが少ないヘルシーな食材ということで美容にも健康にも良いということで最近脚光をあびています。
また、抗がん作用や肥満防止に効果がある共役ジエン型リノール酸が豊富に含まれていることがわかってます。
草食動物ということでは牛肉に似てますが、最近の牛は高カロリーの輸入配合飼料で育ててます。たしかに柔らかなお肉にはなりますが、ひどい肥満体に育てることになるわけですので、美容と健康にはあまりお薦めできません。
その点鹿であれば、間違いなく天然の草で育った健康な肉になります。