
2007年に日本発売されたRANE TTM57 SLは serato scratch Liveを操作するための オーディオインターフェイス/コントローラー/DJミキサーです。
一見、DJミキサーRANE TTM56Sに Scratch Live専用オーディオインターフェイスSSLが 搭載された仕様に思われますが、DJプレイで行うソフトウエアの操作は全てTTM57SL上で行うことができ、 マウスやパソコンのキーボードを操作する必要がなくなりました。
録音機能を搭載しており、Scratch Liveを 使用したDJプレイをライブ録音できる他、 汎用インターフェイスとしても使用することができ、他のDAWソフトと組み合わせて使用することもできます。
TTM57SLは従来のDJミキサーとして使用できるため、PCとの接続はUSBケーブル一本。 もしクラブにTTM57SLが常設してあれば、PCとコントロールバイナルのみを持ち込むだけでDJができるわけです。
Native Instrumets TRAKTOR SCRATCH にも新たな発展がありました。
TRAKTOR SCRATCHを使用するためには AUDIO 8 DJの接続が必要でしたが TRAKTOR SCRATCHのDJプレイにおいて最高水準を満たしていると認定されたDJミキサー 「TRAKTOR SCRATCH Certified」製品であれば、TRAKTOR SCRATCHアップグレード版を使って経済的に、 TRAKTOR SCRATCHシステムへ変身させることができるようになりました。

現在「TRAKTOR SCRATCH Certified」に認定されているDJミキサーは KORG ZERO8、 ZERO4ですが、 今後増えていくことが考えられます。
DJ用CDプレイヤーの中には本体がDJソフト用のコントローラーとして使用することができる USB端子(Bタイプ)搭載モデルも登場。MIDIコントローラーが使用できるDJソフトの他に、HID仕様の RANE Scratch Liveのコントローラーとしても使用可能。この場合タイムコードCDを使用することなく 音楽ファイルをコントロールができるようになります。
通常のDJミキサーでserato Scratch Live などのタイムコードコントロールを使用したDJプレイを行う場合、このようなトラブルがあります。
〜DJの交代が近づき、次の出演者は自身のセットアップを行わなくてはなりません。 しかし薄暗く狭いブース ではケーブルとミキサーを接続するために、慌ててしまいます。 しかし、接続が間に合わずせっかくの盛り上がりが中断してしまった〜
それを防ぐためにパーティが始まる前にセッティングを完了しておくことがベストですが、 イベントでラップトップPCを使用するのは自分だけではないかもしれません。
そこでドイツのDJアクセサリメーカーMAGAMAはこのような商品を発表しました。
あらかじめDJシステムにこのMAGMA Switch Box Digital DJを組み込んでおけば、 使用するデジタルDJシステムを2つまで同時に接続できるため、DJが交代する際のトラブルが解消します。
また、ラップトップPC、インターフェイスを取り外してもターンテーブルからの音声信号はTHRU機能により DJミキサーに送られるため、通常のアナログプレイも問題ありません。 今後クラブの現場において欠かすことのできないアイテムになることでしょう。
また、Vestaxでは同じようにラップトップDJの入れ替え時のトラブルを解消できるよう、 専用の端子を搭載したDJミキサーを発売しました。
Vestax PMC-05PRO3 DX

このDJミキサーが常設してあるクラブなら専用端子にデジタルDJシステムをセッティングすることにより 通常のアナログプレイとデジタルDJプレイの切り替えがスムースに行えます。
【接続図】

DJソフトウエアについてご理解いただけましたでしょうか?(^ー^)
今後はさらなるDJソフトウエアとの親和性が高いDJミキサーやコントローラーや 動画ファイルのコントロール可能なDJソフトの増加などが考えられるでしょう。
また、クラブの現場においてもラップトップPCが素早く設置できるようなブースの施工& システムが導入されていくことでしょう。
これらDJソフトウエアが今まで以上に発展していくことが考えられますが、 それらはフロアのお客さんを盛り上げるための一部のツールにすぎません。
ターンテーブルでもCDJでもDJソフトウエアでも一番大切なのは DJ自身がが何を表現したいのかということではないでしょうか。
是非これらを参考にしていただき、自分に最もあったDJツールに出会えることを願っています。