林 啓成(はやし ひろなり)/
インポートセレクトショップでらでら バイヤー・Sacro プロデューサー
1972年生まれ。愛知県出身。
学生時代、バドミントン部に所属し大学時代も体育会に所属。体育会系で青春時代を育ち、裏原全盛時代にファッションを知る。
株式会社スリーティーを経て、株式会社林商店に入社。
2003年にインポートセレクトショップでらでらを立ち上げ、2007年にOctet nagoyaを設立。
男性が年をとってもファッションに興味を持って貰えたら!というテーマでショップ運営を行い、
2009年より5年間ほど、FM-Aichiにてパーソナリティとして「DeraDera」という番組に出演。
手軽に本物のファッションアイテムをお手元に届けたいという思いから、
「Predibino(プレディビーノ)」「Sacro(サークロ)」というブランドを立ち上げプロデュースを行い、
今シーズンはさらに、イタリア発の革ブランド「TORIANGLO(トリアンゴロ)」を発表。
―ファッションに興味を持ち出したのは、いつ頃からなんですか?
ファッションへの興味を本格的に持つようになったのは、大学に入った後。
高校時代は男子校だったことに加え、体育会に属し、ジャージ率の高い生活でしたので、ファッションへの興味が薄かったです。
―なるほど。確かに体育会というとそんなイメージです。
ただ、拘りは一定あって、気に入った服を徹底して着ることと、
着ないと決めたアイテムは、一切、手をつけないという事がありました。
拘りかどうかわかりませんが、
今でも、ナイキは何となく好きではなくて、世間でNO.1の人気アイテムとかもちょっと引いてしまいますね。
―その気持ち分かる気がします!みんな着てるものは何だか選びたくないってやつですね。
はい。大学時代になって、裏原が全盛期の頃、DCブランドも含めファッションに興味を持つ下地があったと思います。
―社会人になってからはどうでしたか?
アパレルメーカーに入社して、服を創るようになって徐々に知識も増え、セレクト出来るアイテムの幅も広くなり、
ここからは、ファッションが面白くなってきました。
メーカー時代に学んだ事は、同じモノを作ろうとしても、同じモノにはならないことかな。
具体的には、インコテックスのパンツが本当にカッコ良かったので、何本か買ってきて、
コレと同じパンツを作ろうと、型紙を作って製品にしました。結果は残念…。
―そんなこともされてたんですね。
足りないのは想いなのかもと気付いて、それ以降は、モノを作る事もですが、
思い入れのある商品がすごく好きになりました!独自の角度から、新しく商品を
開発して発売することは、本当に楽しいですね。
―自分で新たにブランドを立ち上げているのは、そういう側面もあるんですね。
なので、服が好きか嫌いかと聞かれて、嫌いだ!という人はいないと思います。
でも、ファッション、わかんないって言う人も、すごく多いと思うんです。
大丈夫ですよ。僕も、ホント全然わからなくて、大人になってからのデビューですから。
―ファッションに年齢は関係ない!ということですね。普段着ている服に対しては、拘りはありますか?
インパクトの強いデザインは、着ないですね。夏のTシャツ以外は。
基本、ネクタイをしようという、でらスタのキャンペーンを武田が決めて始めたので、基本、シャツにジャケットです。
あまり拘りを強くしてしまうと、自分のルールに縛られてしまうので、
清潔感をルールにして、そんなに拘らないようにしています。好みはありますし、変わっていきますけどね。
―そのとき着たいと思ったものを正直に着る、っていうのも素敵ですね。
大事にしていることもあるんです。それは、長く着続けることが出来るということ。これは、デザインの問題と言うよりは、品質の問題として。
仕入れるときもデザイン一辺倒では選ばず、素材も含めたトータルの品質を確保できるように努力を繰り返していこうと思っています。
―なるほど。今回の撮影で着られたタトラスも、そういう点で惹かれたんでしょうか?
タトラスは純粋に、アグレッシブなところに惹かれました。ダウンと言っても、固執しない。
自分達は、トータルでファッションを提供・提案出来るブランドになると言いきって、
そして、発信していますよね。定番モデルも毎年意欲的に壊して変化させていますし、そういう姿勢が大好きですね。
―デザイン面ではどうなんでしょう?
ミリタリーなデザインのM-65やMA-1のモデルが人気になるのですが、
他のブランドに比べて、シャープで、スッキリとしているところがポイントですね。
そして、長く着続ける事が出来る点も嬉しいです。昔のタトラスを今着ても、全然陳腐化しておらず本当にカッコイイんですよ。
―それは嬉しいですね!
個人的には、少し前に発売された、もこもこのパーカーがすごく気に入っています!また、復活されないかな…。
―タトラスの他にも、パラブーツに並々ならぬ思い入れがあるとのことですが、どこが魅力だと思いますか?
パラブーツは、しっかりと作りこんであるところですね。手に持つと、デッキシューズ以外はものすごく重いんです。本当に重い。
―それだけいろいろな素材を用いて作られているんですね。
そうなんです。でも、それだけ重たくても、履いて疲れることは無いところが一番の魅力!
LOVEN(でらでらが復活させたモデル)・Williamと
もう6-7年履いてますが、全然、アッパーはへこたれないです。
何度かソールは張り替えましたし、
内側も破れてきてしまったので、補修しましたけど、問題なく独特の存在感を発揮してくれています。
―自分の足に馴染んだ靴のアッパーって、無性に愛着湧きますもんね。ついついいつも玄関でそれを選んでしまったり。
どんなスタイルにもフィットするところもまた良いんですよ。パラブーツの定番モデルは、
スーツにはちょっとカジュアルで、フィットしないのでは?と思うんですが、逆に、キレイメのスタイルには、もう、完璧にフィットするんです。
何度も言いますが、完璧です(笑)。
―すごい褒めちぎりよう(笑)。
履き込んだ風合いもちょうど良いんです。今回撮影で履いたWilliamは、もう喜んで何年も履いているので、タグがびりびり…。
切ろうかと思ったけど、これも風合いかなぁと思ってほかってあります(=名古屋弁で“放置する”の意)。
―パラブーツ初心者にまず履いてほしい!というモデルはありますか?
BARTH(バース…デッキシューズ)ですね。毎年でらでらでも本当に人気のモデルですが、
これをきっかけにフランス靴の重厚感を体感してほしいなぁって思っています。
タトラス
インナーダウン付き
M-65ジャケット
【BORBONE】
税抜 105,000円
タトラスアトリエライン
ウールシェル
ショート丈Pコート
【VOLTURNO】
税抜 120,000円
タトラス
Rラインから
MA-1ダウンブルゾン
【ERRO】
税抜 80,000円
タトラス
シャープさ昂ぶる
撥水伸縮ダウンジャケット
【BORBORE】
税抜 92,000円
タトラス
TATRAS -BELBO-
タトラス 微シャイニーな自慢のナイロン地
ベーシックな短丈スダウンジャケット
税抜 75,000円
パラブーツ
ダブルモンクの名作
オイルドレザーシューズ
【WILLIAM】
税抜 68,000円
パラブーツ
足元明るい
Uチップシューズ
【CHAMBORD】
税抜 65,000円
パラブーツ
ハラコの替わりにポニー
チロリアンシューズ
【MICHAEL】
税抜 67,000円
パラブーツ
裏にもこだわった
マウンテンブーツ
【AVORIAZ】
税抜 68,000円
パラブーツ
風合いを楽しむ
ブラウンローファー
【AUSTIN】
税抜 40,000円
滝本 明弘(たきもと あきひろ)/Men's collection HAYASHI 津島店 店長
1986年生まれ。愛知県出身。
幼少の頃、叔母がデザインするプライベートブランドのファッションショーにスタッフ兼モデルで駆り出された頃から服に興味を持ち、
人と違うことを個性として大事にするようになる。
学生時代は自身のストリートダンスチームとサークルで衣装制作を担当。
大学卒業後、株式会社林商店に入社し、早いタイミングでスーツを中心とした紳士服部門の仕入れを一手に任されるようになったタイミングから
スーツの奥深さに魅了され、ファッションにのめり込んでいった。
2014年、東海テレビでの福澤朗氏への衣装提供に際し、スタイリストとして通期コーディネイトを担当。
2015~2016年、NHK「サラサラさらだ」での平松伴康氏への衣装提供に際し、スタイリストとしてコーディネイトを担当。
2016年、プロバスケットボールリーグ・名古屋ダイヤモンドドルフィンズ公式スーツを作成。
「スーツ」は誰もが最も簡単に格好良く着こなせる服だと信じ、ONスタイル離れを顕著に感じる時代で、
今一度スーツの格好良さを知ってもらえるよう日々発信し続けている。
―毎日店舗に立ってお客様に接していらっしゃいますが、得意なコーディネイトのテイストはあるんでしょうか?
カチカチのキレイ目ではなく、程よくカジュアルダウンしたタウンスタイルが得意ですね。
―へえ!やっぱり自分が好きなスタイルな得意になったりするんでしょうか。
クラシコの渋めなテイストも好きなので、レトロな柄物をMIXしたり、
ジレやコートを使った、冬のレイヤードスタイルもよくしますよ。
―素敵ですね。スーツスタイルについてはどうですか?
滝本さんはゼニア生地を使ったスーツのデザイン・発注を担当されていますが。
スーツスタイルは生地の良さによっても見栄えが大きく影響されるので、生地に拘って選びますね。
―具体的にはどのような?
今は、ゼニア特有のしっとりとした艶感のある生地と、逆にレトロな風合いが粋なヘリテージの生地を特に見るようにしています。
―模様によってもまた変わったりするんですか?
変わりますよ。無地やシンプルなパターンは上質に映りやすい艶を重視して、
パターンの面白さは味わいのある生地感を含めて選んでいます。
―いろいろな角度から選んでいらっしゃるんですね。
お客様にご提案するとき、季節だったりシーンだったり、それぞれに合ったご提案が生地からできるように、
シーズン毎にもラインナップを決めていますよ。
―自分の求める生地が必ず見つかりそうですね!生地は奥が深いです。
今回の撮影ではプレディビーノの靴を履かれていますが、こちらにも思い入れが?
当店のプライベートラインというのもあるんですが、結構履き込んで愛用しています。
―何足もお持ちだと思うんですが、履き続けてみてどうでしょうか。
革の馴染みが良くて履きやすいのが一番の印象ですね。
イタリアらしいデザイン性やカラー展開も魅力的なんですが、プライベートラインだからこそできる
日本人の足に合った木型を採用したラストも嬉しいですね。
―このプレディビーノの靴と、ゼニア生地のスーツとの相性なんかはいかがでしょうか?
抜群ですね!
―即答!
品のある上質なゼニアの生地感を、負けず劣らず足元から支える存在なので、非常にしっくりきます。
―同じイタリアの素材を使っているというのもあるんでしょうか。
そうですね。どちらもイタリアの空気感を大事にしたブランドなので、
柔らかくもセンスが光ったデザインを空気感で、
トータルで洗練された雰囲気を作っていけると思いますよ。
cloth by Zegna
F cloth by Ermenegildo Zegna
一級品といわれる-TROFEO-クロス
カシミア混の2Bウールジャケット
税抜 49,800円
cloth by Zegna
TORFEO
ダブルストライプスーツ
国内参考価格 156,000円
税抜 92,800円
cloth by Zegna
HERITAGE
ダブルストライプスーツ
国内参考価格 146,000円
税抜 75,800円
cloth by Zegna
HERITAGE
3ピース2ッボタンスーツ
国内参考価格 166,000円
税抜 88,800円
cloth by Zegna
ELECTA
織りストライプスーツ
国内参考価格 146,000円
税抜 72,800円
プレディビーノ
王道を楽しんで頂く
プレーントウシューズ
国内参考価格 28,000円
税抜 25,800円
プレディビーノ
バーガンディー色
ホールカットシューズ
国内参考価格 32,000円
税抜 27,800円
プレディビーノ
イタリア製ダブルモンク
ストラップシューズ
国内参考価格 32,000円
税抜 27,800円
プレディビーノ
色の味わいを愉しむ
クロコ型押しシューズ
国内参考価格 32,000円
税抜 27,800円
プレディビーノ
ブラックが美しい
内羽根式ストレートチップ
国内参考価格 32,000円
税抜 27,800円
奥村 政由(おくむら まさよし)/Octet nagoya 店長
1985年生まれ。愛知県出身。
幼少の頃から靴が好きで、小学生時代にはAIRMAX収集をしていた事がきっかけで、トータルファッションにのめり込む。
大学生時代にはアパレル&インテリアを扱うショップスタッフとしてアルバイトを経験。
そこからインポートファッションに興味が湧き、大学卒業後、株式会社林商店に就職。
2016年、NHK「サラサラさらだ」にファッション企画として代表が出演した際の、司会からゲストまでトータルスタイリングを務めた。
名古屋から日本のファッションを引率したいという気持ちで、ヨーロッパブランド、国内ブランドの良質なアパレルを、独自の提案力でお客様一人一人に
合うパーソナルなコーディネイトを心掛けている。
―奥村さんは社内でも一番の服好きだと太鼓判を押されていたりするんですが、
普段自分が着る服に対して、ここは譲れない!というポイントはあるでしょうか?
肌当りの良さ。
インナーからアウター、ボトムスまで、いくらデザインが良くても、
柔らかな質感でなければ選びません。
若い頃は、正直デザイン性やシルエットだけで洋服を選んでいたんですが、それだけだとなかなか服に対して思い入れがなくて、
トレンドが終わったり趣向が変わると着なくなってしまうんですよね。それを繰り返して、様々な洋服にチャレンジしました。
その結果、行き着いた答えが、生地が自分の肌にどれだけ合うか、ということなんです。着心地と包み込まれる質感がフィットすれば、
そこに愛着が湧いて、生地の寿命が来て着れなくなるまで着るようになったんですよ。
―なるほど!本当に自分に合ったものに出会えたわけですね。
そこから、着こなし方も、トレンドだけではなくて自分に合った服を様々な組み合わせで着られるようになりました。
―今回ご自分の私物も含めたコーディネイトで撮影させていただきましたが、インナーにはジョンスメドレーのタートルネックニットを選ばれてますよね。
そうですね。ジョンスメドレーも肌当たりの良さが好きで、よく着てます。
―手入れもご自分でされているんですか?
はい。ちょっと気を遣いますが、綺麗に長く着たいですしね。
―ちなみにどのようにお手入れされているんでしょうか。
桶にぬるま湯をはって、洗剤を投入し、裏返して畳んだニットを、押し洗いします。
引き上げたら、タオルで水気を取り、平干しして乾燥します。
極力テンションのかからない方法で洗い・干しを行います。
―さすが、服にこだわる方はお手入れも怠らないんですね…!他にも生地感で手放せなくなったものはありますか?
撮影でも穿いてる、ヤコブコーエンのデニムです。
―デニムですか!これ、香り付きなのもヤコブならではって感じで、備品もたくさん付属しているし服好きにはたまらないですよね。
そうですよね。なんと言ってもジャケットスタイルに合うパンツとしてNO.1だと思います。
計算し尽された腰周り、ヒップアップ効果のあるバックシャン、ワタリから裾までの無理のないテーパードライン、どストライクです。
20代前半の頃、自分ではジャケットが全く似合わないと感じていて、どうやって着れば着られる感覚がなくなるのか、迷走していました。
―ああ、よく見かけますね!スーツを着慣れてない新卒みたいな感じですね。
本当にあんな感じで。そんな時、ヤコブコーエンのデニムを何気なくジャケットに合わせてみたら、しっくりきたんです!
まさか、デニムがこんなに自分のジャケットスタイルを確立してくれるとは思いもよりませんでした。
新しい発見と共に、ここからジャケットスタイルをアレンジできるようになりましたね。
―自分にぴったりなブランドって、なかなか出会えないですよね。
いい出会いでした。ヤコブコーエンは何年穿いても、洗うと生地が強くなって芯が抜けないんです。本当に最高です。
―話を変えまして、学生時代からも、Octet nagoyaの店長としてもたくさんのブランドを見てきたと思うんですが、これまで出会ったブランドの中で衝撃を受けたブランドはありますか?
DSQUARED2(ディースクエアード)ですね。
学生時代に出会って、奇抜なデザインながら、コーディネイトはカットソー+デニムのカジュアルから、
タイドアップ+デニムでドレスカジュアルまで網羅できる、
そんな二面性のあるところに衝撃を受けました。
―でらでらでも長く取り扱いのあるブランドですね!やっぱり新作が入る度に気になるものですか?
そうですね。毎シーズン、トレンドに流されず独自のデザイン性で攻めてるんですよ。そこがディースクの魅力だと思います。
―確かに、毎シーズンユニークなテーマで、デザインもガラッと変わっていて、次の新作が毎回楽しみになりますよね。
ヤコブコーエン
-PW622-
スリムテーパードジーンズ
国内参考価格 43,000円
税抜 34,800円
ヤコブコーエン
-PW688-
高ストレッチジーンズ
国内参考価格 36,000円
税抜 28,000円
ヤコブコーエン
-PW688-
ハイパーストレッチジーンズ
国内参考価格 36,000円
税抜 29,800円
ヤコブコーエン
-PW613-
ストレッチジーンズ
国内参考価格 36,000円
税抜 32,800円
ヤコブコーエン
-J613-
スラントポケットジーンズ
国内参考価格 59,000円
税抜 44,800円
ジョンスメドレー
メリノウール
タートルネックセーター
国内参考価格 27,000円
税抜 17,800円
ジョンスメドレー
メリノウール
Vネックセーター
国内参考価格 27,000円
税抜 17,800円
ジョンスメドレー
浅Vフロント
カーディガン
国内参考価格 27,000円
税抜 17,800円
ジョンスメドレー
スリムフィット
メリノウールセーター
国内参考価格 27,000円
税抜 17,800円
ジョンスメドレー
ハイゲージ
Vネックコットンニット
国内参考価格 27,000円
税抜 19,800円
武田 真実(たけだ まこと)/EC部門マネージャー・スタイリスト
1990年生まれ。徳島県出身。
幼少から野球に熱中し、大学まで草野球など含め投手としてプレイ。
ファッションは中学の頃、ストリートブランドに興味を持ち始めたのがきっかけ。
高校大学では、アルバイト代をすべて服に費やし、2011年林商店に入社。
入社1年半で実店舗の店長に就任し、その後2015年にネット部門のマネージャーに。
正規代理店であるタトラスジャパンのバイヤーを務め、ネットショップ「インポートセレクトショップでらでら」の全コーディネートを担当するスタイリスト。
―武田さんはでらでらでモデルが着用するコーディネイトを全て担当されていますが、得意なスタイルはありますか?
得意なスタイルっていうのはあんまないかもしれないですね。
でらでらのコーディネイトをするにあたって、たぶん年間で600~700コーデくらい組んでいるんですが、
ワンパターンにならないように雑誌を読んだりしてますね。
―年間600~700!
毎週毎週組んでいると、得意とか不得意とか感覚がマヒしてきちゃうんです…。でも、好きなスタイルはありますよ!
―どんなスタイルが好きなんですか?
まずは、スウェットパンツを取り入れた、今で言うスポーツMIXですかね、ラフで素材感を重視したスタイルは好きです。
あと、最近めちゃくちゃハマっているのが「クラシック」です。
―英国紳士っぽい感じですか?
そうですね。ジャケットにはシャツ・ネクタイ・チーフが当たり前でしょ!って感じの、ばちっと決めた感じが好きですね。
ジャケットはダブルブレスト、シャツは襟が長めのレギュラーカラーに、ネクタイとチーフ。
―林社長のお話にもありましたね。夏でもネクタイをしようっていうのは、このクラシックから来てるんですね。
そうですね。
―お好きなスタイルにスウェットを使ったスポーツMIX、ということですが、ソリードのバイヤーもされていますね。
ソリードの大きな魅力はどこにあると思いますか?
今では有難いことにソリードのバイヤーとして、ソリードの別注パンツなど作らせてもらったりしていますが、実は初めてソリードを見たときこのパンツ苦手だったんです。
―え!そうだったんですか?
でらでらは、ソリードのファーストシーズンから取り扱っていますが、今より10kgくらい細かった当時の僕は、ここのパンツを穿くとお尻がおむつみたいになったんです(苦笑)。
今は誰が穿いてもそんなことはないですが、当時の僕は、このパンツはもう穿くことはないなと敬遠していました。
もちろん、そんな思いで店頭に立っているので、当時僕が店長をしていた津島店では一本もソリードが売れないんですよ(笑)。今だから笑いごとですが…。
―おむつ(笑)。ソリードを好きになるきっかけっていうのがどこかであったんですか?
2年ほど前、ソリードを手がけるタトラスジャパンの部長さんと話をさせていただいた時に、ソリードに対する熱意を語ってもらって、
もう一度試着しようと思ったんです。もう試着したら最後でしたね。
僕が初めて穿いた時とは全然違うんです。感動ですよね。スウェットなのに、スラックスのようなシルエット。この穿きやすさ。
―数年ぶりに出会ったら変わっていたわけですね。
当店でもたくさんのイタリアの上質なパンツブランドを展開していますが、ここまで綺麗なシルエットで、
穿きやすいものに出会ったことがなかったんです。ですので、ここが最大の魅力ですかね。
ソリードを知ってから自分の中で大きな目標ができて、このパンツをみんなに穿いてもらいたいと思ったんです。
そこからはとにかくソリードを買いました(笑)。まず穿かないと良さなんか伝えられないと穿きまくりましたね。
そして有難いことに別注を声掛けしてもらい、少しですが、目標に近づけました。
―自分が本当に好きなものだったら、自信を持っておすすめできますもんね。撮影で身に着けている手袋とかの小物にも拘りがあるんでしょうか?
中学の時から小物は必ず身に着けていて、マセガキだった当時の僕はブランドのネックレスを学校に毎日つけていってましたね。あとは、中学高校とキャップにハマって20~30くらい集めて、壁にずらっと画鋲でかけていた記憶があります。
―中学でネックレスとは結構マセてますね。
小物がずっと好きだったといえばそうだったんですが、拘りが出だしたのは、この仕事を始めてですかね。
入社した時は、今ではあんまり想像できないですが、ブラックのシューズにバッグ、アクセサリーもブラック系が多かったんですが、
見ての通り顔が幼いこともあって、就活生にしか見えないんです(笑)。
そこから、小物はブラウン系を選ぶようになって、今ではブラウンとかベージュが靴や小物に多いですね。
―だから今回の手袋もブラウンなんですね。
そうなんです。でもこの色ばかり選んでると、ベージュ=武田のイメージがついちゃって、先輩によくいじられてます(笑)。
あとは、仕事しだして、すごくデザインや色とかの見た目を重視していた学生時代と違って、すごく質を見るようになりましたね。
今結婚したこともあるんですが、できるだけいい物を長く使えたらと考えて小物を買いますね。
―このグローブスに思い入れはあるんですか?
このグローブスは3年目なんですが、手袋をちゃんとつけたのは、実はこれが初めてですね。
スマホが急な時に触れないのがネックで、本当につけなかったですが、今では出勤、帰宅の時は欠かさずつけてます。
―敬遠していた手袋をつけてみて、印象は変わりました?
レザーのグローブですが、実は中はカシミア素材になっているので、めちゃくちゃ暖かいんです。
このグローブに出会ってから、ポケットに手を突っ込んで歩くのって格好悪いなって思うようになりました。
―なるほど!冬になるとよく見かけますね、手を突っ込んで歩いてる人。
今では自分の手に馴染んできて、冬の相棒って感じですね。
ソリード
でらでら別注モデル
度詰天竺パンツ
税抜 26,000円
ソリード
サイロ杢ポンチ
スウェットパンツ
税抜 26,000円
ソリード
エレガントで柔らかな
サイロ杢ポンチパンツ
税抜 27,000円
ソリード
鹿の子度詰め
イージースリムパンツ
税抜 26,000円
ソリード
ハードなカルゼ織り
コットンスラックスパンツ
税抜 27,000円
グローブス
ON/OFFを問わない
編み込みグローブ
国内参考価格 18,000円
税抜 13,800円
グローブス
カシミアライナー付き
ラムレザーグローブ
国内参考価格 16,000円
税抜 13,800円
グローブス
リブデザイン
イタリア製グローブ
国内参考価格 16,000円
税抜 13,800円
グローブス
気品溢れるイタリア製
仕草が優美になる手袋
国内参考価格 14,800円
税抜 9,800円
グローブス
冷気が入り込まない
イタリア製グローブ
国内参考価格 16,000円
税抜 13,800円
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