Step1  
本日は前ブレーキワイヤーの交換を行います。

ブレーキがききにくくなったかな?と思ったら、即交換しましょう

まずは赤矢印部分のキャップを外します。

【注意】
作業時は必ず軍手をはめてください。
撮影にはわかりやすいように素手で行っていますが、けがのもとですのでやめてください。
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Step2  
ペンチなどでグイグイ引っ張ると、意外に簡単に抜けます。

どうしても抜けない場合はワイヤーごと切ってしまっても問題ありません。

ペンチ

もしお持ちでない場合はこちらのページから購入可能です。
 
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Step3  
次に赤矢印の部分のナットを緩めます。
今回使っている工具はメガネレンチと言います。
穴の大きさは10ミリです。

メガネレンチ

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Step4  
ナットが外れました。

このとき外したナットなどの順番を忘れないように注意してください。

この自転車ではこのような順番になっていました。

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Step5  
次に赤矢印のボルトを引き抜きます。

このボルトを引き抜くと、勢いよくブレーキが開きますので、注意してください。

ブレーキ本体を抑えながら引き抜くと安全です。
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Step6  

ボルトをよく見ると穴が開いています。

この穴にブレーキのワイヤーが通っています。

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Step7  
スルスルとワイヤーを引き抜いていきます。

このときワイヤーが通っていた場所を覚えておいてください。
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Step8  
次にブレーキレバーの部分を外します。

通常は写真のようにレバーにワイヤーがセットされていますので…。
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Step9  
レバーを少し倒して…
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Step10  
赤丸で囲まれている場所をタイコと言います。

これがワイヤーをブレーキレバーに固定している部分なので、ここを外します。

単純にはまっているだけなので、簡単に取れます。
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Step11  
外してみるとこんな感じです。

古いブレーキワイヤーと新しいブレーキワイヤーの長さを比べて、もし長ければ交換前に切っておきましょう。

その後、新しいブレーキワイヤーを外した順番とは逆にセットしていきます。

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Step12  
ここからが今回の交換作業の山場です。

ワイヤーをボルトの穴に通して、ボルトをセットします。

でもこのままではブレーキが開きっぱなしになっってしまいます。
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Step13  
左手でブレーキの赤丸部分を抑えながら、ボルトに通したワイヤーを引っ張ります。

洗濯バサミを開くような感じですが、かなり力がいる作業になります。

だいたいこんな感じかな?と思ったら、とりあえずナットで仮止めしておくと作業がしやすいです。

順番は間違わないようにしてくださいね。

作業方法を動画で見る→
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Step14  

赤丸部分がブレーキゴムとタイヤの隙間になります。

さきほどブレーキを抑えた時に、この隙間が広すぎても駄目ですし、狭すぎても駄目です。

こればかりは何回も調整しながら確認する以外に方法がありません。

根気のいる作業ですが頑張ってください!

ちなみにこの写真は開きすぎです。

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Step15  
調整が終わったらメガネレンチでナットを締めます。そして最後にキャップをかぶせて終わりです。

ブレーキゴム(下赤矢印)とタイヤの隙間がこれくらいだと適正だと思います。

ここでよく起こることですが、『片効き』という状態になることがあります。危険ですので注意してください。

『片効き』を動画で見る→

※ワイヤーの残り部分が長い場合は車輪に巻き込む危険性があるので、ワイヤーカッターなどで切ってください。
そのあと、キャップ(STEP1参照)をはめてペンチでぐっと押さえれば完成です。