(表紙)
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製本サンプル(画像)とはオリジナルデータを変えてあります。
えりちゃんの ために
せかいでたったいっさつのえほん
うまれてきてくれてありがとう
パパとママのたからものだよ!
2010年3月18日
横浜のおねえちゃんより
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こうのとりが えりちゃんを
おとうさんの ゆうすけさん
おかあさんの さゆりさんに とどけるために
はちおうじに むかって とんでいました。
「えりちゃんが うまれる2010ねん3がつ18にち
7じ30ふんまでには
まだ だいぶ じかんも あるなあ。
ちょっと ひとやすみ していくかな。」
こうのとりは ずっと とびつづけて いたので
つかれて いたのです。
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こうのとりは きれいな おはなばたけに
まいおりました。
「きもちのいい おはなばたけだ。」
こうのとりが そういって やすんでいる あいだに
えりちゃんは はいはいして
おはなばたけの さんぽに でかけました。
えりちゃんが おはなばたけに
はいっていくと
そこに きれいな ようせいの
おうじょさまが あらわれました。
「ここからは ようせいの くにですよ。
ようせいでないと はいれませんよ。」
えりちゃんは
なんのことだ かわかりません。
すると ようせいの おうじょさまは
「えりちゃんを ようせいにしてあげましょう。」
と いって つえを ふりました。
するとえりちゃんの せなかに
かわいらしい はねが はえました。
はねが はえると そこにちいさな
はなの ようせいが あらわれました。
「わたしが ようせいのくにを あんないします。」
えりちゃんは
はなの ようせいの あとについて
おはなばたけの うえを とんでいきました。
「ようせいの くにの おともだちに
しょうかいして あげましょう。」
はなのようせいは えりちゃんを
みんなのところに つれていきました。
「みなさーん あたらしい ようせいの
えりちゃんですよー。」
おはなに たくさん ちいさな ようせいたちが
あつまって きました。
あたらしい おともだちができて
みんな うれしそうです。
「えりちゃんの かんげいかいを しましょう。」
みんなが いいました。
ちいさな ようせいたちは
えりちゃんの ために ジュースをつくろうと
たくさん くだものを もって やってきました。
えりちゃんの ための ごちそうです。
「どうして みんな はじめてあったのに
こんなに しんせつに してくれるの?」
「だってえりちゃんの よろこぶ かおが
みたいんだもの。」
ちいさな ようせいたちが こたえました。
えりちゃんは うれしくて
ジュースを いっぱい のんでしまいました。
「それでは こんどは みんなで
かくれんぼを しましょう。
わたしが おにになるから
みんな かくれていいですよ。」と
はなの ようせいが いいました。
それをきくと みんなは あっというまに
おはなの かげに かくれました。
えりちゃんも いそいで
おはなの かげに かくれました。
でも みんなすぐに はなのようせいに
みつかって しまいました。
「こんどは おにごっこを しましょう。」
はなの ようせいが いうと
「こんどは えりちゃんが おにになる。」と
えりちゃんが いいました。
「えっ えりちゃんが?」
みんなは おどろきました。
「どうして おになんかに なるの?」と
みんなは えりちゃんに たずねました。
「だって みんなの よろこぶかおが みたいんだもの。」と
えりちゃんは こたえました。
みんなは えりちゃんが
こころの やさしいこだと おもいました。
それで ようせいの おうじょさまが
えりちゃんを
ようせいに したんだと おもいました。
ちいさな ようせいたち みんなは
そらたかく のぼりました。
とりさんが やってきて
びっくりぎょうてんしていました。
えりちゃんは
たのしくて たのしくて
いつまでも とびまわっていました。
あまり とびまわって いたので
みんな つかれて しまいました。
ちいさな ようせいたちは
おはなの うえに まいおりて
おはなの つぼみの なかで
おひるねを しました。
えりちゃんの まわりに みんなよりそって
しあわせそうに ねてしまいました。
しばらく ねていると どこからか
かすかな こえが きこえてきました。
「えりちゃん。」
「あっ こうのとりの こえだ。」
みんなも「きこえる きこえる。」と
いいました。
えりちゃんが みあたらないので
こうのとりが しんぱいして さがしているのです。
「もう いかなくては。」えりちゃんは いいました。
「また あそびにきても いい?」
えりちゃんが たずねました。
「でも にんげんになったら
ようせいで なくなっちゃうから
わたしたちの ことなんて
きっと わすれちゃうよ。」
ちいさな ようせいたちが いいました。
「ぜったいに わすれない!」えりちゃんは
おおきなこえで いいました。
「さようなら またくるね。」
えりちゃんは
こうのとりの こえの するほうへ
ようせいの くにの おはなばたけから
でていきました。
すると えりちゃんの せなかのはねが きえました。
「さようなら また あそびにきてね。」
ちいさな ようせいたちは
えりちゃんに てを ふりました。
えりちゃんが いってしまうと
ちいさな ようせいたちは「えりちゃんは
わたしたちの ことなんか すぐに わすれちゃうよ。
もう ようせいじゃあ ないんだから。」
「そうだよね。はねが ないんだものね。」と
かなしそうに いいました。
すると そこにまた
ようせいの おうじょさまが
あらわれました。そして いいました。
「だいじょうぶ。えりちゃんは
こころが ようせいに なりましたからね。
はねなんか なくても
いつまでも みんなのことを わすれませんよ。」
ちいさな ようせいたちは あんしんしました。
「そうだよ。えりちゃんは
ようせいの こころをもった
ステキな にんげんに なるよ。」
「そうすれば きっとまた あそびにきてくれるよ。」
えりちゃん
ようせいの こころ わすれないでね!
えりちゃんは
はちおうじクリニックの あさかわせんせいの おかげで
しんちょう50センチ たいじゅう2800グラムで
たんじょうしたのでした。
おとうさんと おかあさんは
えりちゃんが うまれて だいかんげきでした。
おじいちゃん おばあちゃんが
えりちゃんのたんじょうを
おいわいしてくれました。
それを みとどけると こうのとりは
まんぞくそうな かおをして かえっていきました。
病院名と医者が未設定の時は、「びょういん」「せんせい」となります。
「身長」「体重」は未設定でも大丈夫です。
登場人物は、3名までの枠で設定が出来ますが、
未設定の時は「みんな」となります。
右のページは、ひと言書き添えたり写真を貼ったりできます。
(裏表紙)