内モンゴル
この土地の人々に受け継がれ、今も飲まれている発酵乳。
実はその発酵乳をヒントに、「カルピス」は生まれました。
約100年前、この地を訪れた一人の日本人。
それが、「カルピス」の生みの親、三島海雲。
長旅で体調を崩していた彼に、
現地の人々は白くて少し酸味のある発酵乳をふるまいました。

すると、驚くほどに彼は元気になっていったのです。
この不思議なチカラを日本に伝えたいと、
帰国した三島雲海がつくったのが「カルピス」です。

彼が身をもって体験した発酵の不思議なチカラ。
この未知もチカラを人々の健康に役立てていけるよう、今も研究を続けています。



ここは、「カルピス」の工場。
一歩足を踏み入れると、ふわっと甘酸っぱい香りにつつまれます。
これは、「カルピス」を生む発酵の香り。
この香りは、工場の中で人や機械だけでなく、
乳酸菌と酵母、2つの菌が活躍している証です。
「カルピス」づくりは、
搾ったままの牛の乳、生乳を脱脂したものに、乳酸菌と酵母を加えることからスタートします。
1回目の発酵では、乳酸菌が活発に働き、「カルピス」のもとである 『上質な酸味と、ペプチドなどのカラダにうれしいチカラ成分』 (「カルピス酸乳」)ができあがります。
そして、「カルピス酸乳」を冷却し少し寝かせた後、今度は温度帯を変えて酵母の活動を促し、 2度目の発酵を行います。この発酵で「カルピス」独自の芳醇でさわやかな香りが生まれるのです。
乳酸菌と酵母、発酵という自然製法が生み出す
独自のおいしさや香りの成分には、
カラダにうれしい“チカラ”があることが判ってきています。