インストラクターが教える ダッチオーブン基礎講座Vol.18


スキレットで「うまい餃子」を焼こう!


年末年始は豪華な料理を食べ過ぎて、胃が疲れますよね。
こんなときって意外とフツーのものが妙に食べたくなりませんか?

嫌いな人を探す方が難しいぐらいポピュラーな「餃子」。皮がパリッと美味しく焼けた餃子なら何個でも食べられる!という方も多いはず。

にんにくをたっぷり効かせた餃子で年越しも悪くないですねぇ。
スキレットなら「餃子専用鍋よりも美味しく」焼けます、これホント。
分厚い底は専用鍋以上、蓋もずっしり重くて蒸気を逃さず蒸し焼きにしてくれます。スキレットで下記の手順なら、専門店並に美味しく焼けますよ!


  •  スキレットを火に掛けて十分暖める。使い込んだスキレットなら油はひかない。新しいものでもごく少量で構いません。(普通はここで油をたっぷり入れて焼いてしまいがちですが、ここはあくまでも蒸し焼きをする工程なのです。)
  •  餃子を並べて、スキレットの底全体に行き渡るぐらいに水を入れます。水を入れた時はすごい蒸気が上がりますのでご注意ください。

  •  水を入れて10秒ほどしたらスキレットカバーをして蒸し焼きにします。手作り餃子でしたら、皮についた打ち粉が蒸気で水にとけて、水が白っぽく濁ってきます。これがポイント!

  •  チリチリと乾いた音がしてきたら蓋を取って、残りの水分を飛ばします。解けた打ち粉の焼けたものも餃子のまわりについて、これがまたパリパリで旨いんです。そして鍋の回りから油を注ぎます。餃子の下に油が行き渡るようにスキレットを様々な角度に傾けて下さい。

  •  焼きあがったら、へらでこそげとって出来上がりです!
  「鉄貼餃子」というぐらいで、結構しっかり貼り付いていますので、出来れば専用ヘラがあると綺麗に取れます。プラスチック製のものだとうまく剥がせません!
家で作る餃子が専門店並に美味しくなります!是非お試しください!
今日の結論

「蒸し」を最初にやって、あとから「焼きあげる」のがパリッとした香 ばしい皮に仕上げる最大のポイント。