パネライと生活 2015

HISTORY

いまでは高級時計として世界中にファンを持っているブランドですが、パネライの歴史は戦争とともに、1860年にジョヴァンニ・パネライによって、イタリアのフィレンツェに設立された精密機器として、その歴史は始まりました。製品はイタリア海軍用に納品されていたこともあり、当時パネライの一族が経営していた『スイス時計店』が親交のあったロレックスよりダイバーズウォッチのノウハウやムーブメントの供与を受けラジオミールを作ったことが、今のパネライ基盤となっています。イタリア海軍の中でもエリートであった『フロッグマン部隊』などに採用され、潜水服の上から装着できるようベルトは長く、水中での視認性にも配慮された、シンプルで大きな文字盤となっています。当時は夜光に放射性物質が使用されていましたが、後にルミノバ発行のルミノールが開発されました。1990年代に入り、東西の冷戦も終わりを迎えると業績不振に落ち入り、いまでは民生用高級腕時計メーカーとして新たにスタートしました。その後カルティエ、IWCなども傘下にいるリシュモングループ加わりました。現在、日本でも多くのファンを持つブランドとして、男性向け(特に30歳代以上)の人気ブランドウォッチランキングなどでは、必ず名前が上がるほどです。手に入れること自体にハードルの高さはありますが、現代社会においてステータスを確立してくれるアイテムとも言えるのではないでしょうか？

MODEL

パネライのケース形状は大きく2つにLUMINOR(ルミノール)とRADIOMIR(ラジオミール)に大別できます。
もっとも異なる点としてはリュウズガードの有無で判別が出来ます。

リュウズガードが印象的なLUMINOR(ルミノール)です。パネライと聞いて、最初にこのモデルを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか？
クラシカルな雰囲気のRADIOMIR(ラジオミール)です。ルミノールに比べると薄型のタイプが多い印象があり、袖口から覗かせるように装着することが出来ます。

それぞれのモデルはさらに細分化され、PVD加工されたケースや、車メーカーとの限定コラボモデルなど様々なものがあります。さらに自分のオリジナリティを出したいと考えている方に、次のセクションでベルトの交換について説明しています。また、現行のモデルと以前のモデルではラグの形状が異なる場合があるので、ベルトの交換には注意が必要です。ラジオミールの場合ですと、ラグ部分がワイヤーラグ形状(少し太めの針金のような)になっているモデルも有ります。また、ルミノールとリュウズガードは似ていますが、ダイバーズに特化したサブマーシブルなどのモデルも有ります。その時代とともにブランドらしさを最大限に保ちながらも、最先端にいる時計を輩出しつづけています。

BELT

パネライは最もベルトの付け替えが楽しめる時計と言っても過言ではないかもしれません。付け替え方法も、さほど難しくないので、パネライを手に入れた次の段階は、さっそくベルトを付け替えてみましょう。ベルトを替えるだけで見違えるほどに雰囲気が変わり、様々なシチュエーション、季節に合わせたコーディネイトを可能にします。

Manifatture Firenze

HIRSCH

FLUCO

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