マダガスカル特集&バオバブを使ったエコボンサイ

マダガスカルの植物 エコボンサイの作り方
マダガスカルってどんなところ?
マダガスカルはアフリカ大陸の東、インド洋に浮かぶ島です。 島の面積は日本の約1.6倍となる587,041平方キロメートルで人口は2000万人弱、首都はアンタナナリボとなります。アフリカ大陸との間にはモザンビーク海峡があり、太古からアフリカ大陸と独立していたために動植物はマダガスカル独自の進化をとげていきました。 そのためマダガスカルにしかいない固有種が多く、多様な動植物が数多くいることから「生物の宝庫」と呼ばれることもあります。

マダガスカルでは、現在レアメタルの発掘が盛んに行われており焼畑や伐採で暮らしに必要な食料や燃料を森から得て暮らしています。その為、森の樹木や動物などは生活の場を奪われ年々数を減らしています。

マダガスカルの自然環境を守り保護するサザンクロス
ボランティアサザンクロスジャパン協会が1991年よりマダガスカルで行っている南部森林復元事業は、世界でもこの地域にしかない景観の復元が目的で、固有の森林を脅かす海外からの導入種である「外来植物の除去」と、植える際には同じ種類だけを画一的に植えていく「植林」ではなく、多様な固有種を本来の植生をモデルにして景観を作っていく「植栽」の方法で行っています。
また「人と自然の共存」目指し、住民による森林の復元と生活の両立のため、エコツーリズムを念頭に置おき、森林の持続的なりようの指導も行っています。 実際に植えていく植物の種類は地域住民の中で利用頻度が高いもの、固有の景観で優占する植物種を中心に植栽をしており、その中で最も多く植栽してきたのがプロケラです。

注目の樹種! アルオウディア プロケラ
マダガスカル西部から南部の乾燥地帯では、変わった多肉植物が多くあります。その中でディディエレア科はマダガスカル固有科の植物で11種があり、アルオウディア プロケラ(Alluaudia procera)はマダガスカル南部から南西部にかけて分布します。日本では亜竜木(ありゅうぼく)の和名で趣味家の中では知られ、鉢植えが流通しています。しかし現地では大きいもので、高さが約10m、直径は30cmにもなる樹木です。幹には小判型の葉が対であります。この葉は幹から直接出ているように見えていますが、実際は幹の内部にある枝のなごり(内蔵式の枝ともいえます)の部分から出ているのです。プロケラの用途として、心材を建材としての利用があります。乾燥地では板材として利用できる樹種が少ないなかで、心材からの板材を作ることができます。場所によっては年間雨量が、200mmを下回る地域で板材を生産できる樹種として注目されています。








魅力溢れるマダガスカル島の多彩な植物
マダガスカル島には地球上でそこにしか存在しない個性的な植物が数多くあります。 そんな魅力溢れる植物はお部屋や玄関などに飾っておしゃれな演出をするのにぴったり! アフリカの雄大な自然を象徴する植物たち感じてみて下さい。
●花キリン綿
花キリン綿は一般的な花キリンに斑が入った大変貴重な植物です。こちらの花キリン綿はマダガスカルが原産国となっており、一般的な花キリンと違い入手の大変難しい植物となっています。
●マダガスカルの多肉
月兎耳、福兎耳、黒兎耳などの多肉植物はマダガスカル原産の多肉植物です。
●パキポディウム ブレビカウレ
パキポディウム ブレビカウレはマダガスカル島の高地にのみ自生しており、マダガスカルを代表する植物です。



写真提供:
(財)進化生物学研究所
ボランティアサザンクロスジャパン協会

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