大切に履きこなしたい人のために
シューケアを行う以前に、毎日の靴の取り扱いの中で「やるか・やらないか」で 靴の寿命はかなり変わってしまう「ほんの少しの気遣い」をご存知でしょうか?
その「ほんの少しの気遣い」をいくつかご紹介いたします。
「靴を履きやすくするもの」“それも”正解です。“それも”と書いたのには理由があります。 もう一つの正解は「靴を壊さないため」です。 靴のカカトにはアッパーとライニングの間に「ヒールカウンター(月形芯)1」と呼ばれる芯が入っています。 「ヒールカウンター(月形芯)」は足の固定だけではなく靴の形を守る働きもあります。
靴べらを使わずに履いて、カカト部分がよれてしまうと靴の中で足がブレてしまい履き心地が悪くなってしまいます。 履き心地だけではなく、そこに負荷がかかることで靴の他のパーツへも影響を及ぼし、靴の寿命を短くしてしまうのです。
革靴を履くときは、必ず「靴べら」を使いましょう!
ヒールカウンター(月形芯)
携帯用靴ベラ
ついつい靴を持つ時につま先を持ってしまっていませんか?実は、ここを持ってはいけないのです。持ってはいけない理由が2つご紹介します。
靴を持つ時は、アウトソールの最もくびれている部分を下から支えるように持ちましょう
靴ひもをゆるく結んだ状態で脱ぎ履きしていませんか?実は、これが靴の寿命を大きく縮めてしまう行為の1つなんです。 羽根の部分やかかとなど無理な力が加わり、靴に不自然なシワや型崩れが起きてしまいます。ゆるめて、履く。ゆるめて、脱ぐを習慣づけましょう!
そして、靴ひも(シューレース)は、靴のフィット感を調整するものです。人間の足は1日の中で体温や汗で膨張や収縮を繰り返しています。夕方に足がむくんで靴が窮屈に感じるのも、この現象の1つです。 シューレースをこまめに結び直してフィット調整することで、足が靴の中でぐらつくことなく常に快適な歩行を行えます。
季節や人にもよりますが、人間が1日にかく足の汗の量はコップ半分強と言われてます。もちろん着用中にある程度放出はされているものの、靴はその汗の量を1日中、たっぷり吸い込んでいます。
実は、その汗が完全に乾ききるまでに丸2日もかかるんです。その汗は、悪臭・カビ・ひび割れなどを引き起こし、靴に重大なダメージを与えてしまいます。
それを防ぐ方法は、ただひとつ。「同じ靴を連続で履かない」ことです。最低でも中3日のローテーションで履けるよう靴を買い揃えましょう。
そうすれば確実に靴の寿命が伸び、靴1足でまわすよりも確実に経済的です。
まず、シューキーパーはご存知でしょうか?シューキーパーとは「アッパーの形を保ち、アウトソールの反りを戻す」ものです。シューキーパーには大きく2種類の素材でできたものがあります。
靴棚を開けたら、暫く履いていなかった靴が中も外もカビだらけ!なんてことはありませんか?日本の狭小な住環境では、靴棚は空気の流れにくい場所に置かれていることが多いと思います。 空気が流れにくい玄関ではコンクリートに湿気が残りやすく、意外に靴には過酷な環境。定期的に靴棚の扉を開いて換気をしたり、ブラシを軽くかけてホコリを落とすなどをするだけで、 格段にカビの発生率は下がります。
当店では、湿気を取るレッドシダーから作られた入れるだけで消臭・防カビできる「シダーボールドライ」やカビ取りスプレー、消臭スプレーなども取り揃えています。